最近新車購入で多い「値引き代わり」の「オプションクーポン」! 5〜15万円でどんなものが選べるのかお得度を考えてみた

2024.08.11 13:00
この記事をまとめると
■新車購入時に5万〜15万円のオプション装備のクーポン券をプレゼントされることがある
■トヨタ・ヴォクシーの場合は5万〜15万円でどんなオプション装備がつけられるのか試算
■こうした特典は期間限定なこともあるので新車購入時には情報をチェックしておきたい
値引きができないならクーポンのプレゼントでお得感演出
  ひと昔前と比べると、車両価格が1割以上高くなっているモデルもザラにある新型車。最近は値引きをしないというワンプライスを宣言しているメーカーも珍しくなく、購入する側としてはちょっとお得感が薄れている状況です。
  ただ、せっかく新車を買ったのにまったくお得なサービスがない、というわけではなく、最近では「オプション購入サポート」といった形で5万〜15万円程度のクーポンがプレゼントされることが多くなっています。
  ご存じのとおり、オプションには注文時に付けることができる「メーカーオプション」と、納車前に販売店で付けることができる「ディーラーオプション」がありますが、こうしたオプション購入支援サポートクーポンは、ディーラーオプションに適用されることが多いようです。
  では、ディーラーオプションで5万〜15万円というと、いったいどんなものが購入できるのでしょうか? ここでトヨタ・ヴォクシーを一例として、「外観をアクセサリーパーツで豪華にしたい人向け」、「ファミリーでの使い勝手をアップしたい人向け」、「安全装備をさらに充実させたい人向け」の3つでシミュレーションしてみたいと思います。
  まず5万円コース。外観のパーツとなるとなかなか5万円で収まるものは少ないのですが、フロントフードとグリルの間にメッキ装飾が入ることで、フロントマスクの個性がアップする「フードガーニッシュ」が3万800円で付けられます。これに、同じくメッキ装飾がサイドミラーに入る「ミラーガーニッシュ」1万7600円を付けると、5万円内で収まります。ほかにも「サイドドアガーニッシュ」3万8500円、「バックドアガーニッシュ」3万800円、ドアを開けると地面にVOXYのロゴが投影され乗り降りの瞬間を素敵に演出する「プロジェクションイルミネーション」2万2000円(1台分)というのも特別感があります。
  使い勝手をアップしたい人向けでは、イチオシなのが「ユニバーサルステップ(助手席側)」3万3000円。ドアが開くと地上高わずか20cmの高さにシャッとステップがせり出してきて、お子さまやお年寄りでも乗り降りがラクラクに。
  アシストグリップ付きの「シートバックテーブル」は1万3200円なので、左右席に付けることも可能です。車内で着替えなどをすることが多かったり、車中泊をするならば、2列目から後ろを目隠しでき、消臭機能がついている「室内カーテン(プリーツタイプ)」4万1800円はぜひ欲しいところ。荷物をガンガン積みやすくしてくれる「ラゲージフェンス」や「ラゲージソフトトレイ」のセットが2万6400円というのも魅力的です。
  安全装備や運転支援装備を充実させたい場合は、5万円だとあまり選択肢は多くないですが、「リバース連動ドアミラー」なら1万6500円。車庫入れの際に白線をしっかり確認しやすくなります。
  リヤフォグランプも2万3760円です。
10万〜15万円あればかなり充実したオプション装備を狙える
  続いて10万円コースになると、外観では「フロントスポイラー」7万400円、「サイドスカート」9万200円(塗装済)/7万8100円(素地)、「イルミルーフスポイラー」9万3500円(塗装済)/8万1400円(素地)といった大物パーツが手に入ります。
  使い勝手では、背面にペットボトルやボックスティッシュ、小物などがすっきりと収まる多機能なポケットがついた「シートカバー(革調・ポケット付き)」9万4600円が付けられます。テレビやDVDなどを楽しみたいなら、「TV(フルセグ)/CD・DVDデッキ」7万4800円も予算内です。
  安全装備では、車庫入れやバックでの出庫などの際に安全確認をサポートしてくれる「パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)+パーキングサポートブレーキ(後方歩行者)」9万3500円がイチオシ。ドライブレコーダーも6万3250円で取り付けることができます。
  そして15万円コース。外観ではいくつかのパーツを組み合わせて付けることができるので、かなり外観がグレードアップします。使い勝手では、ハンズフリーパワースライドドアやナノイーX、パワーバックドアなどの便利装備がセットになっている「快適利便パッケージ(High)」が12万6500円から。
  また、天井に大画面が付き、好きなときに後席で映像が楽しめる「13.2型有機EL後席ディスプレイ」も14万800円です。
  安全装備や運転支援では、渋滞時(〜40km/hほど)のみですが憧れのハンズオフ機能が体験できる「アドバンストドライブ」が13万4200円〜。これがあれば高速道路でのノロノロ渋滞でも安心感が高まり、疲労軽減にもつながりやすいので、お出かけがさらに楽しくなりそうです。
  ということで、5万円じゃ大したものが付けられないのかと思いきや、意外と魅力的なものが揃っており、15万円ともなるとワンランク上のドライブに手が届くようなものもあります。
  こうした特典は期間限定ということもあるので、新車を狙うならしっかりと情報をチェックしてから購入したいですね。

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