フォーミュラもGT500も乗った百戦錬磨のレーシングドライバーでも難しい! ドラテクだけじゃ闘えないラリーの奥深さとは

2024.06.01 17:30
この記事をまとめると
■全日本ラリー選手権の第4戦「ラリー丹後」が5月10〜12日に開催された
■JN5クラスにホンダ・フィットで参戦の谷川達也選手は現役レーシングドライバーとしても活躍中
■ラリー3戦目となる谷川選手は「ラリー丹後」のJN5クラスを7位で完走した
ホンダ・フィットで全日本ラリー参戦中
  全日本ラリー選手権・第4戦「ラリー丹後」が5月10〜12日、京都府京丹後市を舞台に開催。既報のとおり、シュコダ・ファビアR5を駆る新井大輝選手が今季2勝目を獲得したが、それと同時に注目を集めていたのが、JN5クラスにホンダ・フィットで参戦した谷川達也選手だ。
  当サイトの読者の方には、この名前を聞いても「?」と思っている方もいるかもしれないが、谷川選手はバリバリのレーシングドライバーで、1993年のFJ1600(鈴鹿)でチャンピオンを獲得したほか、1995年には全日本F3選手権にデビュー。さらに1996年より全日本GT選手権のGT500クラスにトヨタ・スープラで参戦を開始し、1997年には2勝をマークした。その後も、1999年からはクスコ・レーシングのインプレッサでGT300クラスに参戦するほか、スーパー耐久にも参戦するなど、国内の主要カテゴリーで活躍。2024年も富士24時間レースに参戦するレーシングドライバーとして活躍しているが、その一方で、ラリー競技にも挑戦してきたという。
「レースは30年以上やってきたんですけど、ラリーは3戦目です。京都のチームから誘われたことがきっかけで、京丹後を舞台にした地方選手権に参戦して、2020年のラリー丹後で全日本ラリーにデビューしました。マシンはずっとフィットです」と谷川選手。
  さらに 「ずっとレースをやってきたんですけど、ラリーにも興味がありました。でも、実際にやってみると難しい。高速セクションだけなら、サーキットの経験を活かせるけれど、低速コーナーはクルマの動かし方も変わってきますし、ラリーの場合は砂利が乗ったりしてくるので、そのあたりの感覚がまったく違う。2020年のラリー丹後もそれでコースアウトして、レグリタイヤしているので、今大会ではリベンジしたいですね」とのことだ。
ドラテク以外にも多くを求められるラリーの奥深さ
  これに加えて「国内のサーキットはだいたい覚えているので、ナイトセッションでもタイムを落とさずに走れますが、ラリーのSSは覚えきれない。最初は目視で走っていたんですけど、ミスに繋がるし、タイムアップできないので、ペースノートの重要性に気づきました。とはいえ、ペースノートでのドライビングについて経験不足です。ラリー用語もわかってきたし、だいぶん慣れてきたんですけど、トップレベルの選手と比べたら、まだまだ」と語る。
  こうして自身3戦目のラリーに挑戦した谷川選手は3本のステージで9番手タイムに留まるなど慎重な走りを披露。「久しぶりのラリーだったので戸惑いがありました。昼のサービスで足まわりのセットアップを変更したら良くなってきたんですけど、まだリズムに乗れていません。前回は5番手ぐらいのタイムで走れたので、まだ納得できていない状況です」と語るように、JN5クラスの10番手でレグ1をフィニッシュしていた。
  レグ2は前夜の雨の影響でウエット/セミウエットという難しいコンディションのなかでラリーが行われたが、谷川選手はウエットのSS5で7番手タイムをマークしたほか、セミウエットのSS6で2番タイムをマークするなどタイムアップ。その結果、谷川選手はJN5クラスを7位で完走した。
「レースを30年やっていたとしても、ラリーにスポット参戦してトップ争いすることは難しいです。今回は楽しみながら、完走を目指して走っていたので、無事にフィニッシュできてほっとしました」と谷川選手。このよう経験豊富なレーシングドライバーといえども、ラリーは別世界で、なかなか奥の深いカテゴリーとなっている。

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