歴然とした差は「目よりも先に手が気づく」有元葉子を虜にする「市原さん」と「榧」の箸

「よい台所道具は手に取りやすく、気持ちよく使える。物事が滞りなく進むのは気持ちがよいから、料理が楽しくなる。それが道具本来のあり方だ」と、新潟の燕三条の職人さんたちと20年以上かけた台所道具の開発は今や有元葉子さんのライフワークとなっている。そんな有元さんが長年愛用する台所道具との付き合い方をお聞きする連載の後編では、替えの効かない「箸」について。…