サクラとeKクロスEVが売れすぎてヤバい! 補助金復活まで「納車を遅らせる」サービスまで検討

2022.10.25 07:00
この記事をまとめると
■絶好調といわれている日産サクラと三菱ekクロスEVの現在の販売状況を確認
■日産サクラは受注を一時的に停止、三菱ekクロスEVは受注を行なっているものの納車は半年先
■補助金が終了するという報道もあり、販売店では補助金再開までクルマを預かるサービスまで検討している
売れすぎなサクラとekクロスEVの受注・販売状況を再確認
  軽自動車サイズの電気自動車、日産サクラと三菱eKクロスEVの受注と販売状況は、いまはどうなっているのか。サクラは発売前に1万台以上、発表から2カ月後には2万2000台を受注したと報道された。eKクロスEVも発売前に3400台に達していた。
  直近の2022年9月の届け出台数は、サクラが4247台、eKクロスEVは1058台だ。サクラの届け出台数は、デイズの3195台を上まわる。
  そこで、販売の状況を日産の販売店に尋ねると以下のようにコメントした。「サクラの受注は、届け出台数が示す以上に好調だ。そのために納期が1年に達しており、2022年10月に入ると、お客様からの受注を一時的に停止した。今後、納車が進んだ段階で改めて受注を再開するが、その時期は不明だ」。
  三菱の販売店は以下のように述べた。「eKクロスEVは、受注をいまでも行っている。2020年10月中旬に契約をいただいて、納車されるのは2023年4月頃だ。納期は約半年になる」。納期を短く抑えたい場合は、サクラではなくeKクロスEVを選ぶ方法もあるわけだ。
  ただし、電気自動車では補助金が多額になる。経済産業省の枠では55万円が交付され、東京都も別途45万円の交付を行う。合計100万円で、地域によっては区からも補助を受けられる場合がある。
  これらの補助金はプラグインハイブリッドも交付対象に含まれ、電気自動車のサクラやeKクロスEVの販売が好調だから、補助金の予算が急速に減ってきた。2022年10月次点で「同月末には補助金が終了する」という見方もある。
  この点について販売店は以下のように説明した。「すでに生産計画が決まっている場合、補助金が終了することを理由に契約を取り消すことはできない。しかし、補助金が多額だから、お客様はその交付を前提に購入されている。そこで、補助金の終了後に生産されて、お客様が補助金の交付を希望したときは来年度の募集を再開するまで車両を預かって届け出を遅らせることもある」。
  補助金の交付を受けるには、新車登録日(軽自動車は届け出日)の翌々月の末日までに申請書を提出せねばならない。このときに補助金の受け付けをしていないと交付を受けることができなくなってしまう。そこで前述の販売店では、顧客の希望に応じて、補助金の募集が開始されるまで届け出せずに車両を預かるわけだ。
  しかしクルマはサイズが大きく、保管にもコストを要する。販売店の負担が大きい。補助金が予算で成り立つのは理解できるが、本来なら一定の期限を決めて募集を行い、それまでの申請分は漏れなく交付する配慮が必要だ。そうしないと補助金のために経済的な負担が増えてしまう。

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