「あ〜疲れた」は危険にも繋がる! 長距離運転で感じやすい疲れ5つと対策

2022.09.14 17:20
この記事をまとめると
■長距離運転はさまざまな部分に疲れが出る
■そこで今回は5つの疲れの種類をピックアップ
■それぞれの解消方法について解説する
腰の疲れを感じる人は多い!
  行楽シーズンの到来で、長距離ドライブを計画する人も多いと思います。近年は追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールなどで、高速道路での長距離運転がラクに安心してできるようになってきたとはいえ、やっぱり長い時間同じような姿勢でいることや、無意識のうちに神経を酷使していることなどで、どうしても疲れは出てくるものです。
  そこで今回は、どんなところに疲れが出やすいのか、その解消法はあるのか。種類別にご紹介したいと思います。
  1つ目は、これがもっとも疲れを感じる人が多い部分ともいえる、腰。長い時間、座る姿勢を続けていることで、局所的に体重がかかって負荷を与えてしまうことや、血流が悪くなって倦怠感を感じてしまうことがあります。そもそもシートが体に合っていない人や、適切なシートポジションが取れていない人は、さらに腰に疲れが溜まりやすいといえます。
  解消法としては、まず腰とシートがしっかり密着するように深く座り、体重がかかる部分を局所的ではなく、なるべく広い面にするよう意識すること。ハンドルを片手で持って、もう片方はアームレストに肘をつくというような、一見するとラクに思える姿勢が、じつは姿勢を歪ませて血流を悪くしてしまう原因なので、ハンドルはしっかり両手で持ち、姿勢を左右対称に保つことを心がけましょう。
  2つ目は、これも疲れを感じる人が多い、目です。運転中は目から多くの情報を得ており、四方に視線を配りながら凝視する状態が続くために、疲れを感じやすくなってしまいます。直射日光を浴びたり、まばたきの回数が知らず知らずのうちに少なくなっていることから、乾き目になってしまうこともあります。解消法としては、紫外線や強すぎる直射日光を遮ることができる偏光サングラスなど、なるべく薄い色でUVカット効果のあるサングラスをかけることがおすすめ。トンネルでいちいち外す煩わしさもなく、目の疲れを軽減してくれます。
  また、疲れを感じる前に休憩し、5分でもいいので目を閉じて休めることも回復に効果的。その際、両目の目頭の内側にある「睛明(セイメイ)」というツボを手でつまむようにし、気持ちよさを感じるくらいに揉むと、目の疲れをほぐしてくれます。
長くても2時間を目安に休憩を
  3つ目は、普段から凝っている人が多い、肩。スピードを出して走っていると、ついついハンドルを握る腕に力が入り、肩が緊張し続けてカチカチになってしまいます。これは腰と同じで、血流の悪さからくる疲れでもあるので、長くても2時間を目安に休憩し、車外へ出てストレッチするなど、緊張をほぐして血流を促してあげることが大切です。とくに、「肩回し」は即効性があると言われています。両腕を上に伸ばし、背泳ぎをするイメージで肩から大きく回します。反対回しもやればOK。これを長距離運転の途中で取り入れるとスッキリすると思います。
  また、長距離ドライブだとトイレ休憩をするのが面倒で、水分を取ることを控える人も多いのですが、これは逆効果。水分が不足すると血液がドロドロになり、血流が悪くなって老廃物が溜まり、それが神経を圧迫して腰や肩の疲れの原因になってしまいます。喉が乾く前に、こまめな水分補給をしておきましょう。
  4つ目は、AT車の普及によって増えてきている足のむくみ。これを放っておくと、最悪の場合は足の動脈に血栓ができ、それが剥がれて肺の血管に詰まるという「エコノミー症候群」になり、死にいたることもある症状なので早めのケアが大切です。解消法としては、休憩の際に靴を脱いで足の指でグー、パー、グー、パーと繰り返すという、車内でもできるストレッチをしておくといいですね。また、きついと感じる靴で運転しないことや、足首を締め付ける靴下、きついベルトなども、長距離運転の際には避けた方がいいでしょう。
  5つ目は、頭がぼうっとしてくる、頭痛がする、といった頭の疲れ。これはもしかすると、エアコンをずっと内気循環にしているからかもしれません。JAFによるテストでは、内気循環と外気導入で車内のCO2濃度の上昇を計測したところ、外気導入では1000ppm前後だったのに対し、内気循環では最大で6770ppmにも上昇する結果に。また、いくつかの研究報告によると、CO2濃度が3000ppmを越えると、疲労感の増加や注意力の低下、眠気や頭痛を引き起こすことがあると言われています。解消法としては、外気導入と内気循環を定期的に切り替えたり、たまに窓を開けて空気を入れ替えることをしてみましょう。目の疲れからくる頭痛、血流の悪さからくる頭痛もあるので、適度な休憩とストレッチを習慣にしてみてくださいね。
  ということで、長距離運転で感じやすい疲れと、その解消法をご紹介しました。長距離ドライブの計画には時間の余裕を持って、なるべくたくさん休憩できるようにして、疲れ知らずの楽しいドライブをしてくださいね。

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