【防災ギフトが防災行動のきっかけに】自治体から贈られた防災カタログ利用者が語る「選べる防災用品」の価値

2025.08.07 12:00
リンベル株式会社
9月1日防災の日 東日本大震災を経験したリンベルが提案する新しい選択肢約130点から必要な防災用品を選んだ家庭に意識改革が生まれ、備蓄行動を起こすまで

 リンベル株式会社(以下リンベル、本社:東京都中央区、代表取締役会長CEO:東海林 秀典)は、防災用品に特化したカタログギフト「RING BELL SONAE(リンベル ソナエ)」を2025年2月6日に販売しました。
 本リリースでは、開発に至るまでのストーリーと、自治体から防災ギフトを贈られた方の声をお届けします。
■ 東日本大震災~試練を乗り越え、引き出物のカタログを指定日までに届ける
 誕生、入学、就職、結婚、出産、そして葬儀といった人生の節目に贈るカタログギフトを主事業とするリンベル。本社は東京ですが、カタログギフトの物流拠点は発祥の地である山形市にあります。

 2011年3月11日午後2時46分、東日本大震災が発生しました。日本海側の山形市は津波の被害を免れましたが、リンベルは物流センターを山形市に集中させていたため、カタログも商品も発送できない状態に陥りました。さらに、ホストコンピューターは被害が大きかった仙台市にあったため、大震災発生とともに停止し、システムもメールも止まってしまいました。また、仙台で勤務する社員や家族の中には被災した者もいました。
 しかし、西日本の顧客は、結婚式や法事などの席で手渡すリンベルのカタログの到着を待っています。誕生日当日に届くように、日付指定で商品を申し込んだお客様もいます。「東北を拠点とする会社なのだから、仕方がない」という言い訳は通用しない。全社員の思いが一つになりました。

 そこで、急遽物流拠点を山形から東京へ一時的に移し、日本橋の本社勤務者だけでなく、山形や大阪などから出張で東京に来ていた社員もすべて集め、包装・発送作業を夜を徹して行いました。システムが止まっていたため二重送りが発生する可能性もありましたが、「届かないほうがはるかに問題だ」という役員の陣頭指揮のもと、特急便やバイク便等も駆使して、指定日に間に合わせました。引き出物のカタログギフトを注文したカップルの挙式当日、鹿児島の式場に届けることができたときには、全員から安堵と喜びの声が上がりました。
 東日本大震災を経験し、リンベルは「防災への備えの大切さ」を学ぶことになったのです。

■ 自治体の課題解決をサポート~住民へ配布する防災用品カタログ事業を受託
 リンベルでは、カタログギフトの商品企画からカタログの制作、商品の受発注までワンストップで対応しています。このビジネスモデルを応用し、これまでに東京都3区1市で防災用品を集めたカタログを住民に届ける事業を受託しています。

 カタログギフトのビジネスモデルを防災の支援事業に活用するとともに、東日本大震災での経験を踏まえ、防災商品を開発した担当者が、実用性が高く本当に使えるものにこだわって商品を集めました。

●商品開発者の声
【食品担当・高橋 佳那】
出身地の宮城県沿岸部で被災し、実際に1ヶ月ほど配給や支援物資で生活していました。当時は菓子パンやおにぎりなどの炭水化物しか食べることが出来ず、偏った食生活が続いた経験から、長期間の避難生活で不足しがちな野菜や肉を使った惣菜やフルーツ缶詰、お菓子など幅広く取りそろえることを意識して、商品を選定しました。
また、これから防災食を備えるお客様が1回のご注文で必要なものを揃えられるよう、水・ご飯・惣菜・お菓子などをセットにした【防災食セット】も、思い入れのある商品の一つです。

【雑貨担当・伊藤 久美】
東日本大震災が起きた夜、停電した暗闇の中でラジオから聞こえてきたのは津波で亡くなった方の膨大な人数。あの時の悲しみ、恐怖は、10年以上経過した今も忘れることはできません。
その経験をもとに、トイレ、モバイルバッテリー、ラジオ、防災スリッパ、転倒防止グッズなど、いざという時に、本当に必要な「備えていてよかった」と思える商品を選定しました。
昨今、防災対策への関心が高まり、防災グッズも進化しています。これからも品質を重視し、防災グッズを日々探したいと思っています。

■ 自治体の防災カタログをきっかけに備蓄を開始~水の備蓄しかしていなかった
自治体による防災カタログ配布をきっかけに、“水の備蓄しかしていなかった家庭”が実際に防災行動を起こした事例として、東京都内在住の小俣様の声をご紹介します。
都内在住 小俣様





「飲み水さえあれば何とかなる」と思っていた――防災意識が変わるまで
 自治体からのカタログ配布前、小俣様のご家庭で行っていた備えは、ペットボトルの水の備蓄のみ。ウォーターサーバーとは別に、500mlペットボトルを10本ほど常備し、賞味期限にあわせて定期的に買い替える程度でした。

 「インスタントラーメンも作れるし、飲み水さえあれば何とかなるだろうと思っていました。食品やトイレの備えまでは、正直あまり考えていませんでした。」


「選べる防災」カタログで気づいた、“備えていなかったこと”
 2025年、居住している自治体より全戸配布された防災カタログを受け取ったとき、小俣様は「最初は『何だろう』とピンときませんでした」と話します。

 しかし中を開いてみると、そこには多種多様な防災グッズが掲載されていました。

 「いろんな商品があることに驚きました。妻と一緒にカタログを見ながら、『これ、うちにはないよね』『避難所で必要になるかも』と話し合いました。」


 最終的に小俣様ご夫婦が選んだのは「簡易トイレ」。過去の災害報道で、トイレに困った被災者の姿を目にした記憶があり、「これは用意しておいた方がいい」と判断されたそうです。

“モノを選ぶ”から“行動を起こす”へ――新たに防災リュックを準備
 カタログが届いたことをきっかけに、小俣さんは自ら「持ち出し用防災リュック」の準備を開始。カンパンや懐中電灯、非常用サンダルなどを新たに購入しました。

 「今回のカタログで、夫婦ともに“備えること”への意識が高まりました。こういう機会がなければ、きっと準備を先延ばしにしていたと思います。」


 カタログ形式で必要なものを自分で選べる仕組みは、小俣様にとっても納得感のあるものでした。

 「人によって備えているものは違います。うちには発電機やモバイルバッテリーは既にあったので、『足りないもの』を補える選べる形式はありがたかったですね。」


 選んだ簡易トイレは現在、持ち出し用防災リュックとともに自宅の玄関近くに保管。災害時にすぐ持ち出せるよう、動線も意識しているそうです。

■ 防災ギフトが話し合うきっかけに~36.9%は防災について話し合ったことがない
内閣府では2022年に、自然災害への対処などを家族や身近な人と話し合ったことの有無について調査しており、36.9%は「ない」と答えています。さらに、話し合ったことがない理由としては「話し合うきっかけがなかったから」が58.1%で1位となっています。

 今回インタビューをさせていただいた小俣様も、自治体からの防災カタログがきっかけとなり、家族と防災について話し合い、備蓄を進める機会となりました。
■ 防災カタログギフト「RING BELL SONAE」について
より多くの方に「安心・安全」を届けたいと、どの地域の方にも利用いただける防災用品カタログギフト「RING BELL SONAE」を2025年2月に発売しました。

 「RING BELL SONAE」には、水・非常食・携帯トイレ・安否確認ツール・簡易寝具など、災害時に本当に役立つグッズを約130点掲載。様々な防災備蓄品のラインナップの中から、贈られた方が「本当に」必要なものを選んで受け取ることができます。

 また、多くの防災カタログギフトは掲載点数が約30点ほどなのに対し、「RING BELL SONAE」の商品ラインナップはその約4倍。「カタログギフト」という用途だけではなく、東日本大震災を経験した整理収納アドバイザーによるキッチンやリビングなど部屋ごとの防災対策を紹介するなど、防災備蓄品として足りないもの・必要なものを確認できる「防災読本」としても活用できる作りになっています。
整理収納アドバイザーによる防災対策のコラム
商品掲載ページ


■防災カタログギフト「RING BELL SONAE」概要
コース  : 全3コース(サンシャインレッド/アースグリーン/シーブルー)
発売日  : 2025年2月6日
巻頭特集 : 防災に精通した著名人のインタビュー、防災情報コラム
商品構成 : 【家の備え】家具転倒防止棒、ガラス飛び散り防止シートなど 
      【食の備え】缶詰、パン、水、アルファ米、ミルク(ベビー用)など
      【持ち出しセット】一般的なセットに加え、子供向け、女性向けなど
      【避難生活】ラジオ、ライト、ソーラー充電器、毛布、おむつ(ベビー用、介護用)など     
      *ペット用キャリー、シーツ、フードなども用意
サンシャインレッド
4,290円/136点掲載
アースグリーン
6,490円/137点掲載
シーブルー
11,990円/125点掲載



 8月1日(金)にはカードタイプの「RING BELL SONAE e-Gift」を新発売。
 カタログギフトの内容はそのままに、カード1枚でコンパクトに贈ることができます。受け取った方は、カード裏面に記載のURLまたはQRコードから申込サイトにアクセスし、IDとパスワードを入力してログイン後、お好きな商品を1点お選びいただけます。
サンシャインレッド : 4,180円
アースグリーン   : 6,380円
シーブルー     : 11,880円



※価格はすべてシステム料・税込
※カードデザインは全コース共通

■取扱い
リンベル公式ECサイト(

全国のリンベル カタログギフト ブティックおよびリンベルギフトコーナー、その他全国百貨店
各種法人企業 他

■会社概要
商号 : リンベル株式会社
代表者 : 東海林 秀典 
本社所在地 : 東京都中央区日本橋3丁目13番6号
設立年月日 : 1987年7月3日
資本金 : 608,935,000円(資本準備金含む)
事業内容 : ギフトの企画・販売、卸売業
ECサイト :

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