フィリピンのゴミ捨て場が舞台の短編映画作成で貧困を断ち切りたい

2025.07.24 18:10
象徴的ゴミ捨て場スラムエリア「スモーキーマウンテン」舞台・実際ロケの短編映画を制作。貧困の連鎖で可能性を奪われている現地の子どもたちが、未来を選べる社会作りへとつなげたい。映画作成に終わらず、次の社会支援へと連動するプロジェクトの第一弾です。
私たちは、フィリピン・マニラのスラム街「スモーキーマウンテン」を舞台にした短編映画作成を皮切りに、貧困に生きる子どもたちが夢を抱ける世界をつくりたいと本気で願っています。


あなたは「未来を選べない」という状況を想像できますか?
教育を受けられない、病院に行けない、仕事の選択肢がない。
それが日常である子どもたちが、日本から飛行機でたった4時間の隣の世界に存在しています。

■ プロジェクトの目的
スラム街で生きる子どもたちは、生まれたときから未来の選択肢を奪われています。
私たちは彼らに、教育と希望、そして「自分の未来を選べる力」を届けたい。
その最初の一歩として、フィリピンのゴミ捨て場のスラム、スモーキーマウンテンを舞台にした短編映画を制作します。
この映画は、彼らの現実を多くの人に伝えると同時に、支援の輪を広げるための最初の一歩です。

■ スモーキーマウンテンの昔と今東洋1のスラム街と言われたフィリピン首都マニラのスモーキーマウンテンはできたのか?
農村から都市へ職を求めて人々が移住したことで、1960年代に首都マニラの人口が急増。インフラ整備が追いつかず、政府は都市のゴミを湾岸部のトンド地区に集約投棄させました。そうしてできたゴミの山が、やがて貧困層の「生活の場」に。
1980年代にはゴミの山に火がつき、有毒ガスを含む煙が絶えず立ち昇る様子から「スモーキーマウンテン」と呼ばれるようになりました。最盛期には3万人ともいわれる都市貧困層がゴミ山に廃材で作った家をつくり、ゴミの中からリサイクル資源を拾って換金し、生計を立てることを余儀なくされたのです。
貧困対策が追いつかず、長年にわたり「ゴミ山に住む」ことが常態化しました。子どもも含む多くの人々が、教育・医療・衛生から取り残されました。
貧困が貧困を生む連鎖。貧しさから子どもたちにもゴミ山でリサイクル資源を拾わせ家庭の収入としていました。教育を受けていない、スモーキーマウンテンの出身という差別により就職することすらままならずに危険で不衛生なゴミ山の仕事しか選択肢がありませんでした。
国際的な批判をうけ、フィリピン政府は1995年にスモーキーマウンテンのゴミ捨て場を正式閉鎖し、周辺住民には公営住宅を建設しましたが、多くの人は収入を求め再び別のゴミ処分場(パヤタスなど)へ移動し、新しいスモーキーマウンテンが出現して今にいたります。旧スモーキーマウンテン地域でも、非公式な廃棄物処理やリサイクル活動は今も行われ、ゴミと共に暮らす人々が依然として存在しています。

いま、彼らが直面している課題:
☑ 学校に行けない
☑ 衛生環境が劣悪で、栄養不足
☑ 子どもが労働・犯罪・薬物に巻き込まれる
☑ 自立支援や雇用機会が不足


この状況は「ゴミ問題」ではなく、構造的貧困の問題であり、スモーキーマウンテンは構造的貧困の象徴です。
私たちは、この貧困の状況を少しでも変えていきたいと思っています。


将来的には、教育や職業訓練の提供によって、貧困の世代連鎖を断ち切りたいと思い、スモーキーマウンテン地域でのTERAKOYAプロジェクトなどの支援活動を試験的にすでに開始しています。
今回の映画化は、その貧困の連鎖を断ち切りたいという思いのもと、現状の子どもたちの置かれた状況をわかりやすい形で知ってもらいたいと思って企画したものです。


この映画は、子どもたちが次の世代に希望をつなげるための小さな炎だと思っています。

■ 映画プロジェクト概要タイトル(仮) 「私はしあわせ、あなたは?」
スラム地区に生きる女性ジリアンが、日本で働く夢を抱き、挑戦し、葛藤する物語。
彼女を支える日本人・拓平との出会いが、やがて彼ら自身の価値観をも変えていきます。
それは、きっと観るあなた自身の心にも問いを投げかけます。
「ほんとうの幸せって、なんだろう?」と。


監督は宮川博至。主演はフィリピンを拠点に活動する俳優金子拓平。
東南アジア最大のスラム・トンド地区で、現地の息遣いを映し出す本格ロケを行います。

■短編映画の使い道について
作成した映画は、
1)短編映画専門の映画館での上映
2)日本国内で開催予定のスモーキーマウンテン支援セミナーで上映
3)WEBやSNSなどでの配信
4)カンヌ映画祭や国内の映画祭に出品
で公開するために使用されます。
そして、上記の活動を通して、スラムエリアの子どもたちの教育・就労支援のTERAKOYAプロジェクトへ繋げて行きます。

TERAKOYAプロジェクトとは?
フィリピンの旧スモーキーマウンテンのスラムエリアに住む子どもたちへの教育・日本での就労支援プロジェクトです。
映画の制作スケジュールについて
6月 下旬台本完成。
7月 撮影場所確定。
8月 撮影。
10月11月 映像編集音声調整。
12月 完成
2026年3月 カンヌ国際映画祭短編部門へノミネート

■リターンについて
支援金額に応じた積み上げ式リターンでお答えしたいと思います。
5,000円のリターンは、映画製作、編集に奮闘する現場の様子をメールでご報告させていただきます。映画完成後の上映会の情報もお送りいたします。
10,000円のリターンでは、上記に加えて、映画完成後の上映会の参加チケット込みです。上映会は複数を予定していますが、リターンとしてのチケットで参加できるものについては、詳細が決まりましたらメールでご連絡をさせていただきます。
30,000円のリターンは、上記2つに加えて、メイキングの様子や現地の子どもたちの様子の特別動画をご視聴いただけます。動画のリンクを後日ご案内さて頂く予定です。
50,000円のリターンは、上記3つに加えて、スモーキーマウンテン現地視察ツアーへの参加権がついています。一般人が個人的に立ち入ることはほぼ困難な、貧困地区の現実。これまでの現地代表者との信頼関係の構築があってこそ実現できるツアーへの参加権です。旅行全体を提供するものではありませんので、フィリピンの集合場所までは、自費おこしいただくことになります。安全に実行できる詳細が決まりましたら、後日ご連絡をさせていただきます。
100,000円のリターンは上記4つに加えて、映画のエンドロールへお名前(企業名でも可)を載せさせていただきます。
300,000円のリターンは上記5つに加えて、スモーキーマウンテンの子どもたちとの交流イベントへの参加権が付与されます。開催時はスモーキーマウンテン現地視察ツアー実施時に行われることになると思いますが、詳細は決まり次第ご連絡をさせていただきます。

■ 私たちスモーキーマウンテン映画製作実行委員会について
木下 優 NPO法人ロータスチルドレン理事長(現地コーディネーター)
悪臭と炎天下のゴミ捨て場で暮らす子供たち。しかし、そんな劣悪な環境下でも子供たちはとびきりの笑顔を見せてくれます。


私たちが彼らにできること。
そして私たち日本人が彼らから得るもの。
皆様のご支援のもと共に活動できたら幸いです。
2009年よりフィリピンにビジネス進出するのと同時にスモーキーマウンテンのスラムの支援を開始。2011年
を設立し、本業の傍らフィリピンやカンボジアの貧困層の自立支援などの活動を行う。


プロデューサー 佐々木允耶

スモーキーマウンテンに初めて降り立った時、劣悪な環境化でも笑顔を絶やすことなく今を一生懸命生きている人々に心を打たれたことを今でもはっきりと覚えています。
活動を通じて少しでも選ぶ未来の選択肢が増える環境を作りたいと思っています。
ご支援の程よろしくお願い致します!
東京都でIT事業を中心とした事業展開を行う。会社の行動指針に「明るく楽しく元気よく」を掲げ、これまでに様々なサービスをリリース。現在は企業活動の傍らNPO法人ロータスチルドレンの理事としても活動を行う。


スモーキーマウンテン映画製作実行委員会会長 黒川 進
東洋一のスラム街であるマニラトンド地区にあるスモーキーマウンテン。
この劣悪な環境で中でも笑顔を絶やさない子どもたちに希望と未来を選択出来る環境を作りたいと想います。
みなさまの熱いご支援をお願いいたします!


26歳で運送会社を立ち上げ30代からは地域の活動を積極的に行う。2011年に発災した東日本大震災支援では、市民を巻き込み支援活動を陣頭指揮。 近年の人手不足に強い危機感を感じ、マニラに日本語学校を設立し、関連事業とフィリピン人材の就労斡旋も行う。かつてスモーキーマウンテンがあった貧困地区の子どもたちへ日本語教育を通して貧困の連鎖を断ち切るプロジェクトを企画。


監督 宮川博至
広島県生まれ。2004年より演出を始める。。2015年、初監督した短編映画「あの夏、やさしい風」がShort Shorts Film Festival & ASIAにて入賞。
中編映画『
』(2018/主演・岡山天音)、長編映画『
』(2023/主演・東出昌大)で、米 RiverRun International Filmにて作品賞、脚本賞、他4冠を達成。


主演 金子拓平
自分も映画に魅せられ映画が人生を変えるきっかけになりました。
スラムの子供達にも将来を見据えて大きな夢をもってほしい。そんな思いで映画作成に取り組んでいきます。
皆様からの温かいご支援お待ちしております!!
広島県生まれ。⽇本で俳優として活動していたがフィリピン人映画監督のブリランテ・メンドーサの作品に⼀⽬惚れし、フィリピンを訪れる。フィリピンに拠点を移してブリランテ監督の作品を中⼼にフィリピンで多数の作品に出演。現在⽇本とフィリピンの架け橋的存在になれるよう⽇々奮闘中。
主な代表作
『CELESTINA BURLESK DANCER』  ※VIVA MAX
『Purang araw』  ※NETFLIX
『義足のボクサー』※U-NEXT

■ 最後に
「スラム街の貧困」は、テレビやニュースの向こう側の話ではありません。
あなたがこのページを見ている今、同じ地球の上で、夢を抱けない子どもたちが生きています。


「知らなければなかったことに」はたしかにそうです。
しかし、ここまで目を通してくださった皆さんはすでに知ってしまっています。
一つの行動がもしかしたら一人の子どもの未来を変えるのかもしれないのです。


貧困の現実を知り、心を寄せ、支援の一歩を踏み出すことで、彼らに「未来を選べる力」を届けることができます。


どうか、あなたの優しさを、このプロジェクトに託してください。
私達と一緒に、微力ながらもこの貧困の連鎖を断ち切る行動にご賛同ください。
ご支援を、心からお待ちしています。

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