企業サイトリニューアルプロジェクトの裏側~お客様と未来を共創し続けるNTTテクノクロスの3つの強みとは?~

2025.06.30 11:00
2025年3月にNTTテクノクロスの
をTOPページ中心にリニューアルしました。
今回のリニューアルでは、「企業サイトを通じて私たちがどのような価値をお客様に提供しているのかを伝えたい」という想いのもと、NTTテクノクロスのことを幅広い方々により深く理解いただけるページを新設しています。その一つである「私たちの強み」のページでは、様々な側面から見た当社の特長を紹介し、これまでに培ってきた価値を実績とともに表現しています。


リニューアルを推進したのは広報部門とこころを動かすデザイン室。
プロジェクトの推進には当社がこれまで蓄積してきたノウハウと、それに基づくNTTテクノクロスならではのデザイン思考を活かしています。
本記事では、企業サイトのリニューアルに至るまでの裏側を、中心メンバー3名の想いとともにご紹介します。
左から久野さん、陳さん、井山さん
プロフィール
久野 三津子
広報部門
NTTテクノクロスにおいて数々のプロダクトのマーケティングを担当。デジタルマーケティング、コンテンツマーケティングに強みを持ち、プロダクトのブランド価値向上に貢献。現在は、企業サイトリニューアルプロジェクトのリーダーを務める。


陳 欣蕾
こころを動かすデザイン室
HCD-Net人間中心設計専門家。サービスデザイン、UI/UXデザインを通じて、社会にインパクトを与える製品・サービスを生み出すコンサルティングを行っている。


井山 貴弘
こころを動かすデザイン室
HCD-Net人間中心設計専門家。自社製品や受注案件の画面検討を中心に、
数多くのUX/UIデザインを担当。
デザイン思考を広めるため、社内外で研修講師を務める。
こころを動かすデザイン室とは?
「人々の生活や社会を、デザインの力を通じて、豊かで楽しく便利にします。」
NTT研究所が取り組んできたUXデザインやデザイン思考に関する研究成果をビジネスに活用するために、2014年に創立。デザインによる価値創出やステークホルダーとの共創に取り組んでいます。
企業サイトリニューアルの背景
―今回企業サイトがリニューアルされた背景はどのようなものがありますか?


久野さん:
BtoB企業による企業サイトのあり方は、「製品やサービスに関する情報発信の場」から、「企業価値を的確に伝える重要なブランディングツール」へと大きく変わってきています。当社の旧サイトは、商材についての説明がメインで、「当社がどのような価値をお客様に提供できるか」ということを、サイトを訪れたお客様に伝えきれていないという課題がありました。社員からも、お客様と未来を共創するきっかけとなる企業サイトとしていきたいという声が上がっていたこともあり、リニューアルに踏み切りました。
―今回は広報部門と、こころを動かすデザイン室(以下、デザイン室)が一緒にプロジェクトを推進していますが、企業サイトリニューアルにおけるデザイン室のミッションは何だったのでしょうか?


陳さん:
デザイン室が企業サイトのリニューアルに携わる意義は、ただ見た目をよくするだけではなく、企業サイトを通してどのようなメッセージを届けるか? を考えるところにあります。
私たちは普段、直接お客様に対して価値を提供するだけでなく、当社プロダクトのUI/UXデザインを担当し、その価値を高める役割も担っています。今回の企業サイトリニューアルにおいては、長年お客様に価値を提供し続けてきたNTTテクノクロスならではのデザイン思考を活かしプロジェクトを推進しました。
企業サイトというのは「会社の顔」とも言えるものなので、そのリニューアルを任せていただけるという点で、とても高いモチベーションを持って臨みました。
「NTTテクノクロスらしさ」が伝わるサイトへ
―特にこだわったポイントを教えてください。


井山さん:
今回最もこだわったのは、コンセプトづくりです。旧サイトの最大の課題は、サイトを訪れた人が「何をしている会社なのか?」を感覚的に理解しづらい点にありました。この課題を改善するには、ただサイトの見た目を良くするだけではなく、芯の部分を再定義することが非常に重要です。企業サイトを通して誰にどのようなことをどう伝えていけばいいのか、そのために経営幹部に対しインタビューを行い、課題や要望を抽出するところから始めました。






陳さん:
インタビューでは、各部門から企業サイトに対する思いや課題感を聞くことができました。当たり前ですが、各部門が企業サイトを通して伝えたいメッセージや届けたいターゲットはそれぞれ違います。
それらを1つのコンセプトに落とし込み、複数の層に分けてストーリーテリング(下図参照)につなげました。
サイトTOPページのストーリーテリング


井山さん:
ビジュアルの部分では、NTTグループの様々なサービスを支えてきた40年の歴史の中で培った「信頼感」と、新しい技術をビジネス創出につなげていく他社にはない「先進性」という、2つの要素を両立させました。これらの要素をビジュアルに落とし込むプロセスはなかなか難しかったですね…。


陳さん:
ビジュアルの方向性を決めていくプロセスでは、デザイン室として持っていたノウハウを生かした部分もありました。


井山さん:
構成や配色が人の心理に与える効果など、サイト制作において必須となる知識をデザイン室で資料にまとめており、それをサイトの制作会社に相談する材料にする場面もありました。
社員の声から導かれた「私たちの強み」
―リニューアルされた企業サイトでは3つの「私たちの強み」を表現したページがありますね。この3つの強みはどのように決まったのでしょうか?


久野さん:
「NTTテクノクロスの強み」とは何なのか? を2カ月弱ほどの時間をかけ、徹底的に考えました。ワークショップや議論を重ね、様々な角度で当社を分析しました。


陳さん:
経営戦略を立案する部門やお客様へ向けた販売を担当している部門、採用を担当している部門にもヒアリングを行い、普段どのように当社の強みを外部に紹介しているのかを伺ったりもしました。結果、それぞれの部門が伝えているメッセージの根本をたどると当社が掲げるビジョンである「ソフトウェアリーディングカンパニー」にたどり着きました。
「やはりこれこそがNTTテクノクロスらしさを表す言葉なんだ」と確信できましたね。
井山さん:
過去にも当社のビジョンについてより具体的に言語化しようとしていた時期もありました。それらの資料も参考にしながら「ソフトウェアリーディングカンパニー」を柱として、ヒアリングで伺った内容などを基に3つのキーワードで表現しました。それが今回「私たちの強み」として掲げた「技術力」「価値創出」「組織文化」です。


―「技術力」「価値創出」「組織文化」の3つの強みにはそれぞれ具体的にどんな意味が込められていますか?


陳さん:
「技術力」については当社の大きな特長の一つであるNTTの研究所成果から新たなビジネスを創出している点を指しています。また、技術や知見の高さを活かして社外でアクティブに活躍するプロフェッショナル社員も多数在籍していることも、当社の技術力の高さにつながっています。


「価値創出」には、実は私たちデザイン室の取り組みも含まれています。NTTグループの中でも、デザイン思考による課題解決やプロダクト創出を推進する組織が置かれているのは珍しいことです。当社が長年お客様の課題解決のためにシステムを構築してきた実績と、当社の生み出すプロダクトを組み合わせて、多くの企業や自治体の課題を解決する様々な価値を生み出してきました。さらにデザイン思考の専門知識やノウハウを加えることで、よりお客様の課題の本質を捉えた新たな価値を生み出すことが可能となります。
例えば、コールセンター向け音声認識AIプロダクト「
」では、児童相談所の相談員の業務効率化支援と、虐待の早期発見や迅速対応につなげました。
今後もシステム構築とプロダクトによる価値創出の両輪をうまく組み合わせることで、更なる提供価値の向上を目指し続けます。


最後に「組織文化」について。当社には、「自ら学び続け、社員同士で高めあう文化」があり、ボトムアップで様々な取り組みが行われています。長年にわたり技術者育成の役割を担っている「
」や、
など、どれも社員が自発的に行動したことがきっかけで始まった取り組みです。つまり、こうした組織文化にこそ、当社の強みが色濃く表れていると思います。
リニューアルがゴールじゃない
―今後の企業サイトの展望についてどのように考えていますか?


久野さん:
今回はデザイン室に蓄積されていたノウハウや知見を取り入られたことで、企業サイトを通じてお客様と未来を共創していく当社の想いを伝える第一歩を踏み出せたと思っています。
リニューアルした部分は企業サイト全体から見るとほんの一部です。当社のことをよりステークホルダーの皆さまに理解していただくため、今後も世の中や会社の動きに合わせて、継続的にコンテンツの拡充を続けたいと思っています。
また、「私たちの強み」の3点は今後も発信の軸としていきたいですね。企業サイトだけに留まらず、ブログなどを通して社外に積極的に情報発信を行い、当社の強みとしてさらに認知度を上げていくことを計画しています。




リニューアルを通じて明確となった、「私たちの強み」や「NTTテクノクロスらしさ」。その裏には当社がこれまで蓄積してきたノウハウとそれに基づくNTTテクノクロスならではのデザイン思考を活かして、当社の価値に向き合い続けたメンバーの姿がありました。
今後も企業サイトを通じて、ステークホルダーの皆さまに当社ならではの価値を発信し続けます。ぜひリニューアルした当社の
をご覧ください!




■関連情報

NTTグループにおけるデザインの礎を築き、今日に至るまで活動をリードしてきたディスティングイッシュエバンジェリスト大野健彦。これまでのキャリアや専門であるデザインとの出会い、現在の目標について語ります。

NTTテクノクロスでは、高度な専門性を持ち、社会やお客さまが抱える解決困難な課題に対して適切な技術・方法で主体的に課題解決へと導くことができる人材が多く活躍しています。2023年にSalesforce, Inc.より「Salesforce MVP Hall of Fame」として認定され、殿堂入りを果たした鈴木貞弘がなぜNTTテクノクロスでのキャリアを選んだのか? その理由とSalesforceとの出会い、そしてキャリアについて語ります。
その他にも、NTTテクノクロスの技術力を支える人材や、社員一人ひとりが主体性を発揮したチャレンジなど、様々なエピソードを紹介しています。ぜひ、こちらもご覧ください。





NTTテクノクロスの採用情報です。



NTTテクノクロスの技術者や組織文化などを紹介しています。

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