精密機器・油空圧機器メーカーのコスメックエンジニアリング、 「MISUMI floow」を導入

ミスミ
～生産性向上だけでなく、在庫管理に伴う購買担当者の心理的負担“メンタルコスト”も大幅に軽減～

株式会社ミスミグループ本社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：大野龍隆）が提供する、間接材トータルコストダウンサービス「MISUMI floow（フロー）」が、精密機器・油空圧機器メーカーである株式会社コスメック（本社：兵庫県神戸市）の製造部門、株式会社コスメックエンジニアリングに導入されたことをお知らせします。
今後もミスミはサービスの向上を通して、IA（インダストリアル・オートメーション）産業のお客さまにグローバルで時間価値を提供し、生産性の向上に貢献してまいります。

■ 概要
株式会社コスメックは自動車業界をはじめとする国内外の製造現場向けに、高精度なクランプシステムなど生産設備の自動化部品を提供している、精密機器・油空圧機器メーカーです。その製造部門である株式会社コスメックエンジニアリングでは、自社工場で使用する切削工具をはじめとした各種工具における欠品リスクや過剰保有など在庫管理に課題を抱えており、時には製品の納期にも影響が生じていました。
解決策の検討を重ねる中で、在庫管理の悩みを包括的に解決する「MISUMI floow」を導入した結果、在庫状況の可視化や注文の自動化により、生産性が向上しました。さらに、在庫管理に伴う購買担当者の心理的負担“メンタルコスト”が大幅に軽減し、DX推進に注力する時間も創出しています。

「MISUMI floow」導入前の保管BOX


■ コスメックエンジニアリングにおける「MISUMI floow」導入の効果
属人的な作業からの脱却で心理的負担“メンタルコスト”を軽減
約1,400枚にのぼる発注カードの運用が不要になりました。発注が自動化されることで、欠品や過剰在庫を抑制し、属人的な判断や手間によるタイムロスも解消され、購買担当者の心理的負担“メンタルコスト”が大きく軽減されました。

自動計数で棚卸が不要、使用量の可視化で異常使用を検知
自販機内の製品は重量センサーの自動計数により、在庫確認の手間や数え間違いがなくなりました。さらに、自販機内の製品はミスミ在庫となるため棚卸も不要となりました。また、ダッシュボードを活用することで、個人や設備ごとの日次使用量を可視化でき、異常使用の早期発見につながっています。

定期補充で欠品による生産中断がゼロに
使用実績の2.5カ月分が自販機に在庫され、生産量の増加にも十分対応が可能です。急に増加した際は、緊急便で対応できるため、工具の欠品による作業の中断がなくなりました。

システム刷新やDX推進の時間を創出
使用頻度の高い汎用品の発注が自動化されたことで、購買担当者の負荷が軽減。各種システムの刷新とDX推進業務に注力できるようになりました。

重量センサー付きの自販機

使用量を可視化するダッシュボード

■ 株式会社コスメックエンジニアリング 設計担当者の評価
株式会社コスメックエンジニアリング 製造部機械一課 機械技術班　高居 堅治 様
「当社の要望がすべて反映されたサービスでした。他社の類似サービスも検討しましたが、『MISUMI floow』はまさに現場の声が活かされたシステムでした。導入後は生産高と工具費を連動させた分析も可能になり、今後はさらに活用の幅を広げたいと考えています。」

株式会社コスメックエンジニアリング 製造部機械一課　渡辺 真広 様
「これまで欠品による作業中断が悩みの種でしたが、今ではその心配がなくなりました。在庫管理や注文業務の手間が省かれたことで、本来の業務に集中できる環境が整いました。現場の“メンタルコスト”が確実に軽減されたと実感しています。」

■ 導入事例

■ 間接材トータルコストダウンサービス「MISUMI floow（フロー）」
「MISUMI floow」はデジタル革新により、顧客の需要データに基づいた最適なチャネルでの商品提供を可能とし、工場における間接材調達の整流化を実現するトータルコストダウンサービスです。調達担当者の発注の手間を省き、在庫量を可視化することで、調達時間を7割削減し、適切な在庫管理を実現します。お客さまが高頻度で使用する消耗品は工場常設の自販機までミスミが納品を行う、製造現場における“富山の置き薬”です。自販機内の在庫はミスミ資産となるので過剰在庫を抱えることはありません。さらに、自販機から取り出す際は顔認証やIDパスが必要になるため、使い過ぎを防ぎ、社員のコストに対する意識改革にもつながります。
MISUMI floowサービスサイト　インフォメーション：

お客さまの声：

■ ミスミとは
オートメーションの現場で必要とされる機械部品や、工具・消耗品などをグローバル32.3万社（2025年3月時点）に販売しています。製造機能を持つメーカーと他社ブランド品を販売する商社としての顔を併せ持つ、ユニークな事業モデルとそれを支える事業基盤により、「グローバル確実短納期」を実現し、お客さまの利便性向上に貢献しています。

【報道に関するお問い合わせ】
株式会社ミスミグループ本社 コーポレート・リレーション室　正田・新保
e-mail pr@misumi.co.jp
Tel 03-6777-7502