2025年4月、ついに住宅にも省エネ基準適合が義務化。これは住まいづくりの常識が変わる歴史的転換点です。省エネ計算が戸建でも当たり前となる今、業界は知識と意識のアップデートが必須に。危機ではなく未来を創る好機として、この変化をどう活かすかが問われています。
はじめまして。株式会社1000NEXT（セン・ネクスト）代表取締役の田尻千倫（たじり ゆきのり）と申します。
数あるプロジェクトの中から、このページにたどり着いてくださったこと、心より感謝申し上げます。
私はこれまで、建築設計や構造設計の現場で、数え切れないほどの図面と向き合い、多くのプロジェクトに携わってきました。その中で、ひとつの大きな課題に直面してきました。
それは、「本来注ぐべき創造力が、膨大な事務作業や申請業務に奪われている」という建築業界の現実です。
限られた人員、厳しい納期、終わらない書類作成。夜遅くまでパソコンに向かい、図面と数字に追われ続ける毎日。私自身、そんな日々の中で「時間が足りない」苦しさを痛いほど経験しました。
だからこそ、私は決意しました。“建築業界に、時間を取り戻そう” と。
設計者が注ぐべきは、本来「創造力」であり、人生において本当に大切なのは、家族や大切な人と過ごす「ぬくもりある時間」だと信じています。
私たち株式会社1000NEXTは、「TIME BUILD 〜建築業界に時間をつくり出す〜」という理念のもと、省エネ計算や避難安全検証などの申請業務を代行し、現場に“自由な時間”と“創造の余白”を届けることを使命としています。
そして今、建築業界は大きな転換期を迎えています。
2025年4月、すべての新築住宅に対して省エネ基準への適合が義務化される。
これは、住まいづくりの常識が変わる、大きな一歩です。
けれど現場では、「何から始めればいいのか分からない」「今さら誰に聞いたらいいか分からない」そんな不安や戸惑いの声が多く聞かれます。
だからこそ私は、この新たな時代の入口に立つすべての方に向けて、『世界一やさしい省エネ計算の教科書』を執筆しました。
専門的な知識を、やさしく、あたたかく伝えられるように。
初めての一歩を踏み出すあなたの背中を、そっと押せる一冊でありたいと願っています。
この本を必要とする方のもとに、ひとりでも多く届けたい。
そして、できることなら直接お会いし、今そこにある悩みに耳を傾けたい。
そんな想いから、今回クラウドファンディングという形で、皆さまのお力をお借りすることを決意しました。
この挑戦が、建築業界に新たな“余白”と“希望”を生み出すきっかけになると、私は本気で信じています。
2025年4月、建築の世界は大きな転機を迎えます。
この日から、新築・増改築を問わず、原則すべての建築物において、省エネ基準への適合が義務化されるのです。
これまで、省エネ計算といえば中・大規模なビルなどが対象でした。
戸建住宅や小規模な建物は対象外とされ、「届出義務」や「適合認定」といった制度が適用されてきました。
しかし今回、その枠組みは大きく見直されます。
従来の制度は廃止され、新たに「省エネ適合性判定（省エネ適判）」という審査が必要になります。建築物のエネルギー性能を専門機関が審査し、省エネ基準に適合しなければ建築確認済証は交付されず、工事にも着手できません。
この改正は、建築の未来に向けた新たな出発点です。
「これからの建築とは何か」を、私たち一人ひとりが考えるきっかけになります。
なぜ今、ここまで大きな見直しが必要なのか？
その背景には、日本が掲げる大きな目標――2050年カーボンニュートラルの実現があります。
エネルギー消費の大きな割合を占める建築分野。
だからこそ、「建てる」という行為そのものを見直す必要がある。
そこに込められたのは、次の世代へと手渡す地球と暮らしの形を変えていこうという、強い決意です。この改正で何が変わるのか？
・すべての建築物が義務化対象に
2025年4月以降に着工する住宅・非住宅すべてが対象になります。
・「省エネ基準への適合」が建築のスタートラインに
省エネ基準に合わなければ、確認済証が交付されず、建築そのものが始められません。
・「省エネ適判」が必須に
国が認定する第三者機関による省エネ適判が必要です。
・「4号特例」が見直されます
小規模住宅の一部に認められていた建築確認・検査の省略制度（4号特例）も、縮小されます。
・将来はZEH水準へ
2030年には、新築住宅すべてがZEH（ゼロ・エネルギー・ハウス）水準を満たすことを目指しています。
・建築士の役割が変わる
建築士には、省エネ性能の計算・評価・監理といった、より高度な責任が求められる時代へ。
変化は、戸惑いだけでなく、希望も運んできます
確かに、この法改正によって建築コストや工程に影響が出るかもしれません。
でも同時に、既存住宅の省エネ改修ニーズが高まるなど、新たなチャンスも生まれます。
技術と意識が求められる時代。
でも、それは建築が本来持っていた「人の暮らしを豊かにする力」を、もう一度取り戻すチャンスでもあるのです。
2025年4月以降、すべての建築物に「省エネ基準への適合」が求められ、省エネ適判が新たな常識となります。
これは、建築という仕事に携わるすべての人が、環境・社会・未来と真剣に向き合う時代の始まり。
義務化は、私たちに重荷を課すものではなく、「より良い建築をつくるための覚悟」と「次の世代への約束」なのです。
私たちがこのクラウドファンディングに挑戦するのは、建築業界の未来を、少しでも前へ進めたいという強い願いがあるからです。
すでに、すべての新築住宅に対して省エネ計算の義務化が始まっています。
この変化は、大手企業だけでなく、日本中の小さな設計事務所や工務店、そして、家づくりに関わるすべての人々に等しく訪れます。
いま、現場では不安の声があふれています。
「何から始めればいいのか分からない」
「制度にどう対応すればいいのか、不安でいっぱいだ」
私たちは、そのひとつひとつの声に、丁寧に寄り添っていきたいのです。
そして、制度や仕組みだけでなく、その向こう側にある“人の働き方”や“想い”に光をあてたいと思っています。
建築業界はいま、多くの課題を抱えています。
長時間労働、人手不足、変わらない働き方、複雑な法令対応、資材の高騰、安全への不安――本来、もっと自由で、もっと創造的なはずのこの世界が、いつしか余裕のない場所になってしまっているのです。
私たちは、そんな現実を変えたい。
ただ効率を上げるためではなく、“人が人らしく働ける業界”を、取り戻すために。
短い時間でも成果を出せる働き方。若手が夢を描ける現場。技術を活かし、設計にじっくり向き合える環境。安心・安全、そして適正な価格で仕事が回るしくみ。それらを実現するために、私たちがたどり着いたキーワードは「時間」でした。
不要な業務を減らし、本当に大切なことに向き合える“余白”をつくる。
限られた時間のなかに、想像と創造の余地を取り戻すことこそ、建築業界を未来へと導く第一歩だと、私たちは信じています。
このプロジェクトは、そのはじめの一歩です。
そして、ここから出会う一人ひとりとの対話が、やがて次の一歩、その先の大きなアクションへとつながっていくと、私たちは信じています。
業界を変えるのは、制度ではなく、人です。
そして、人を動かすのは、想いと行動です。
その想いを、今、あなたと一緒にカタチにしていきたい――私たちは、そう願っています。
私の建築キャリアは、構造設計から始まりました。
そこから意匠設計へと歩みを進め、多くのプロジェクトに携わる中で、建築という仕事の奥深さに魅了される一方で、業界の過酷な現実にも直面しました。
深夜までの残業が当たり前。休日も返上。図面と締切に追われる日々の中で、仲間が心をすり減らし、倒れていく――その姿を見たとき、「このままではいけない」と、心の底から思ったのです。
好きだからこそ、続けられない。そんな矛盾を抱えた現場を、変えたい。
その想いから私は独立し、設計者の時間と心を蝕む煩雑な業務を代行し、本来の仕事＝創造に集中できる環境を取り戻すことを目指しました。それが、株式会社1000NEXTの原点です。
創業以来、私たちはこれまでに約4,000棟以上の省エネ計算を手がけてきました。
大型商業施設や病院、学校、ホテル、共同住宅、戸建住宅に至るまで、全国から寄せられる多様な依頼に応え続けてきました。
近年の法改正によって、省エネ対応はますます重要性を増し、現在では月に100〜150件というペースでご相談をいただいています。
「社内に計算できる人がいない」「申請が間に合わない」
そうした切実な声に、私たちはひとつひとつ丁寧に応えてきました。
私たちの強みは、単なる“計算代行”ではありません。
設計と現場、両方の視点を持つからこそ、設計段階から申請、検査まで一貫して寄り添うことができるのです。
今回のクラウドファンディングでは以下のリターンを用意しました。【直筆サイン入り書籍】
書籍『世界一やさしい省エネ計算の教科書』を著者である株式会社1000NEXT代表取締役の田尻千倫の直筆サイン入りでお送りさせていただきます。
直筆サイン入り書籍はクラウドファンディング限定での販売となります。【トゥモローゲート役員講演会参加権】
株式会社1000NEXT代表取締役の田尻千倫主催の企業のブランドづくりを支援するトゥモローゲート株式会社の役員である西崎隼平氏との講演会に参加できる権利です。
講演会では建築業界含めすべての業界に関係する「営業」について、2023年営業天下一武闘会優勝の西崎隼平氏と田尻でセッションさせていただきます。
参加者同士での交流もできる会となります。
場所：場所：トゥモローゲート大阪オフィス（大阪市中央区西心斎橋1-6-32 アニーズビル3階）
日時：7月25日18時から講演会60分、その後食事付き交流会【企業スポンサー】
株式会社1000NEXTの企業スポンサーになれる権利です。
株式会社1000NEXTのHPにあなたの企業名とHPのリンクを掲載させていただきます。
HPであなたの会社をPRできます。
上記以外にもリターンをたくさん用意しております。
ぜひリターン一覧をご覧ください。
2025年6月 クラウドファンディング開始
2025年7月末 クラウドファンディング終了
2025年8月 リターン発送
2025年、すべての新築住宅に「省エネ基準適合」が義務化されます。
これは単なる制度の変更ではありません。それは、建築業界の価値観そのものが問われる、歴史的な転換点なのです。
そして、この変化は終わりではなく、始まりにすぎません。
2030年には、さらに厳しい省エネ基準の導入がすでに決定しており、私たちの業界はこれから、否応なく次のフェーズ＝“バージョンアップ”を求められていきます。
でも、私たちはこれを「危機」とは考えていません。
むしろ、業界の未来をつくり直すための、またとないチャンスだと捉えています。
業務を効率化し、働き方を見直し、ただ建物をつくるだけでなく、そこで働く人たちの人生そのものを豊かにしていく仕組みを整えていく。その先にこそ、建築が持つ本当の価値があると、私たちは信じています。
1000NEXTは、省エネ計算や申請業務という、“裏方”として見過ごされがちな分野にこそ正面から取り組み、現場のプロたちが本来の仕事に集中できるよう、“時間を取り戻す”支援を行ってきました。
「図面にもっと集中したい」
「お客様とじっくり向き合いたい」
「土日に子どもと過ごす時間がほしい」
「本当は、こんな働き方がしたかったんだ」
何百回と耳にしてきた、そんな切実な声。しかし、現実は――人手不足、厳しい納期、複雑な申請、重すぎる責任。そして、いまだに根強く残る「長時間労働こそ美徳」という空気。建築の現場では、今日も多くの人がギリギリの状態で働いています。
だからこそ、私たちは本気で「業界の構造を変えたい」と考えています。
まずは、「時間の価値」を見直すことから。
ムダを減らし、“本当に価値ある仕事”に集中できる社会へ。
それが実現できれば、建築はもっと楽しく、もっと誇りある仕事になるはずです。
その想いを、私たちは「お客様に約束する10のこと」として形にしました。
正直に、誠実に、丁寧に。
難しい言葉を使わず、分かりやすく伝える。
顔が見える関係を大切にし、無理な依頼にはNOと言う。
でも、一度ご縁をいただいたお客様には、どんな時も全力で応える。
それが、私たち1000NEXTの矜持です。
そして今、私たちはこの一冊の本を手に、全国をまわろうとしています。建築の最前線にいる皆さんに直接会い、リアルな声を聞き、制度と現場の“あいだ”にある課題を一緒に見つめ、乗り越えていきたい。
今回のクラウドファンディングは、次の建築業界を共につくる仲間と出会うための「第一歩」です。
時間を奪う建築から、時間を生み出す建築へ。
疲弊する現場から、誇りが育つ現場へ。
未来を諦める業界から、夢を描ける業界へ。
私たちは、これからも本気で、真剣に、泥臭く、この理想を追い続けていきます。
建築に関わるすべての人の働き方と人生を変えるために。そして、あなたと一緒に、この変化の一歩を踏み出したいのです。
この挑戦は、私たちだけでは成し遂げられません。
あなたの応援が、いまも現場で奮闘する誰かの希望となり、未来の建築業界を支える力になります。
一人ひとりの想いが、やがて業界全体を動かす大きな原動力になる。私たちは、そう信じています。
どうか、この挑戦にあなたの力を貸してください。心からのご支援を、よろしくお願いいたします。
