アドバンテック、BellaDatiとMOU締結

2025.06.13 10:30
アドバンテック株式会社
建設機械分野におけるFMSを拡大

2025年5月20日 ― アドバンテック株式会社 (台湾、TWSE: 2395、代表取締役社長 吉永 和良、以下 アドバンテック)は、IoTデータの統合、分析、可視化に特化したAI x IoTプラットフォームプロバイダーBellaDatiとMOUを締結したことを発表しました。 本締結は、アドバンテックが提供している堅牢性とエッジコンピューティング性能を備えたTREKシリーズ車載向けコンピュータとBellaDatiが提供するサービスプラットフォーム連携により、車両管理システム(Fleet Management System, 以下、FMS)におけるデータ収集、リアルタイム分析、可視化などFMS全体の実用性と拡張性を強化するものであり、データを中核としたスマートな運用ツールの提供を目的としています。 市場のニーズを起点とし、両社の強みを融合させることで、産業界のデジタル変革を加速させます。
(写真左: アドバンテック サービスIoTビジネスグループ 副社長 MC Chiang、写真右: BellaDati CEO 齋藤 和人)AI x IoTプラットフォームの実装を支援し、スマートFMSの基盤を構築

AI x IoTプラットフォームの実装を支援し、スマートFMSの基盤を構築
アドバンテックのTREKシリーズは複数の車載および産業用認証を取得しており、高振動、高温、粉塵といった過酷な現場環境に対応します。 多種多様なセンサーおよび通信プロトコルに対応し、FMSに必要な現場でのリアルタイムデータ収集とエッジAI演算を実現します。 遠隔管理、モジュール化拡張機能を備え、プラットフォーム事業者の迅速な展開、保守の簡素化、トータルコスト削減を支援します。 これにより、BellaDatiプラットフォームは車両の稼働状況、位置情報、エネルギー使用、保守記録などのデータをリアルタイムに統合し、BIテンプレートを活用した可視化と運用指標分析を素早く実現し、ユーザーの運用効率と意思決定の質を向上させます。 プラットフォームはクラウドおよびオンプレミスの柔軟な展開に対応し、複数の建設機械メーカーの機器との接続が可能で、迅速なモデリングおよびシステム拡張機能を備え、企業に適応可能なスマートFMSの運用基盤を提供します。
FMS導入の特徴と価値
今回のMOU締結により実現できるスマートFMSは、エッジからクラウドまでのデータ管理とAI分析を統合し、以下のメリットを提供します:
- 高効率なデータ統合と迅速な展開:BellaDatiプラットフォームは車両稼働データ、エネルギー消費、保守情報を迅速に統合し、俊敏性の高い開発と可視化を支援し、管理と意思決定の効率を高めます。
- 堅牢な産業用エッジPC:アドバンテックのTREKシリーズは過酷な環境下で安定稼働し、内蔵AI演算および遠隔管理機能により通信遅延を削減しシステムの安全性を強化します。
- 互換性とIT負担の低減:新世代FMSプラットフォームは多様な車両・機器を迅速に接続し、企業の管理標準化と総所有コストの削減を支援します。
- 柔軟な展開と高いセキュリティ:ハイブリッドクラウド展開に対応し、企業のITポリシーや地域規制に合わせて柔軟に調整可能で、導入障壁を低減します。
- モジュール設計と高い拡張性:ユーザーは運用ニーズに応じてプロセスやKPIを定義し、ダッシュボードをカスタマイズし、現場管理の自律性と柔軟性を強化します。

今回の導入検証は、企業が従来の設備管理からスマート運用へと移行し、データ駆動の運用最適化と資産効率の最大化を実現することが期待されます。

「私たちは協力して、DragonwingプラットフォームとアドバンテックのEdgeAI SDKを通じてスケーラブルでインテリジェントなエッジソリューションを実現し、業界全体で次世代のAI採用を加速しています。」
現場のスマート化を推進し、AIoT産業価値を実現
 アドバンテックのサービスIoTビジネスグループ 副社長 MC Chiangは次のように述べています: 「今後10年間は、エッジAIが産業革新を牽引する重要なフェーズとなります。研華は高信頼性のエッジ機器を基盤に、AIoTプラットフォーム事業者のスマートアプリケーション実装を支援し、現場でのAI展開を加速し、産業に実質的な運用価値をもたらします。」
 BellaDatiのCEO 齋藤 和人は次のように述べています: 「私たちはデータとAIを中核としたIoTプラットフォームの構築に取り組んでいます。今回の研華との協業および検証を通じて、建設機械や物流などの現場でのプラットフォーム実装を加速し、データ中心の継続的な運用最適化を推進します。」 研華とBellaDatiは、協業、検証、マーケティング活動を通じて、より多くの産業顧客のスマート運用実現を支援し、重工業、エネルギー、インフラ分野におけるAIoT活用の可能性を探求し、効率的かつ強靭なデジタル未来への産業現場の変革を推進していきます。」



▶Advantech Co., Ltdについて (


1983年台湾にて、アドバンテック(研華股份有限公司)を創設。40年以上にわたり産業向けに高品質・高性能のパソコンを開発して参りました。2024年現在、3,000を超える様々なIoT機器をラインナップ。世界26か国95都市にて拠点を構えた産業用パソコン市場の世界シェアNo.1※メーカーとして、「Enable an Intelligent Planet」のビジョンを掲げ、AI × IoTプラットホームサービスを通じ社会課題を解決することで豊かな未来を育むことを目指しています。
2025年からは、エッジコンピューティングとエッジAIを中心にEdge Intelligent Systems」、「Energy & Utilities」、「Manufacturing」、「iHealthcare」、「iCity Services & iRetail」の5つの主要市場に注力します。さらにグローバルでの事業展開を一層強化するために、人財育成とパートナーシップを加速、DXを推進することで、将来にむけた持続的な成長基盤の確立と、「Enabling an Intelligent Planet」という企業ビジョンの実現を進めてまいります。


▼BellaDati PTE. Ltdについて(


BellaDatiは、シンガポールに本社を置く次世代AIoTプラットフォームソリューション企業であり、柔軟なデータ統合、分析、可視化アプリケーションに特化しています。プラットフォームはモジュール設計で、ノーコード開発とハイブリッド展開をサポートし、製造、物流、公共、エネルギー分野において高いセキュリティと柔軟性を備えたIoT/BIソリューションを提供しています。BellaDatiは複雑なデータを実行可能なインサイトに変換し、デジタルトランスフォーメーションの加速に取り組んでいます。

※ 本リリースに記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 本商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

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