天草発・地域活性の新拠点「くまもとアグロキャンバス」始動

2025.05.21 13:54
RDJ
移住者夫婦が挑む、関係人口と“共創”で耕す天草の未来。農業体験を核に地域課題に取り組む

リデザインドジェーピー合同会社(熊本県天草市、代表:筒井永英)が運営するECサイトの出店者、天草農工房ふぁお(熊本県天草市、代表:筒井洋充)は、この度、農業体験を核とした共創型コミュニティ「
」を本格始動します。本取り組みは、東京からの移住者である園主が、高齢化により手放されかけたみかん山を継承した経験を活かし、域外との継続的な交流を通じて関係人口を深化させ、地域資源の活用と新たな価値創造による持続可能性の向上を目指すものです。
アグロキャンバスのコンセプト

■背景と目的:天草の地域課題と「くまもとアグロキャンバス」の挑戦
天草地域では、他の多くの地方と同様に、農業従事者の高齢化や後継者不足、それに伴う耕作放棄地の増加といった課題に直面しています。天草農工房ふぁおの園主は、2016年に東京から天草へ移住し、まさにそうしたみかん山を譲り受け、ECサイト活用やみかんの木オーナー制度、農家民宿運営などを通じて、都市と地方を繋ぐ関係人口の創出に貢献してきました(2023年にはポケットマルシェ「ポケマルチャレンジャーアワード」特別賞受賞)。

「くまもとアグロキャンバス」は、これまでの取り組みを一歩進め、より多様な人々が継続的に天草と関わり、地域課題の解決や新たな魅力創造に主体的に参加できる「共創の場」を提供することを目的としています。「30年後も、子どもたちの笑い声が響くまち」というビジョンの実現に向け、地域内外の人々と共に天草の未来を描きます。
■「くまもとアグロキャンバス」の主な活動内容と地域活性への貢献
採れたての不知火を味わう収穫体験の参加者
耕作放棄地の増加抑制にも繋がる、デコポンの品種みかん栽培のリアル体験単なる収穫体験ではなく、夏の摘果作業、自然災害対策など、一年を通じた栽培の苦労と喜びを共有。参加者が農業のリアルに触れることで、食への理解を深めるとともに、農地保全への意識を高めます。母屋やキッチンも利用可能で、滞在しながらじっくりと農作業に取り組めます。
天草の牡蠣養殖の様子。地元ならではのプログラムを企画できる
天草の地域資源を活かした多様な交流プログラムとネットワーク形成園主が移住後に築いた地域ネットワークを活かし、柑橘や青パパイヤの農作業に加え、ホタル鑑賞会、地元食材BBQ、牡蠣養殖見学、収穫物を使った加工品作りなど、天草ならではの自然や食文化に触れる多様なイベントを実施。参加者同士や地域住民との交流を促進し、新たな関係性を構築します。
青パパイヤ栽培の様子。栽培した青パパイヤを使った料理・食事会も検討中
参加者主体の「キャンバス」方式で、地域の新たな魅力を共創決まったプログラムを提供するだけでなく、参加者が主体となって活動を企画・実行できる「キャンバス」のような自由な運営スタイルが特徴です。メンバーのアイデアやスキルを活かし、地域の未利用資源の活用や、イベント企画など、地域活性化に繋がる活動を共に創り上げ、メンバーの人生をリデザインしていきます。



■ターゲットとする参加者像
- 天草の地域づくりや地域活性化に関心のある方
- 農業体験や地方での暮らしに関心のある九州内の都市部にお住まいの方
- 自身のスキルやアイデアを活かして地域貢献をしたい方
- 移住や二拠点居住を検討しており、地域との繋がりを求めている方
- 子どもたちに豊かな自然体験や食育の機会を提供したい教育関係者や保護者
- 日本の文化・暮らしに触れたい在日外国人

■園主 筒井洋充のコメント
園主・筒井洋充
「東京から天草に移り住み、農業を通じて地域の方々との繋がりの大切さを実感してきました。高齢化が進むこの美しい天草で、子どもたちの笑い声がこれからも響き続けるためには、外からの新しい風と、地域に眠る宝を再発見し磨き上げる力が必要です。

私自身、還暦が見えてきた中では単独で取組むことの困難さを感じはじめました。『くまもとアグロキャンバス』は、まさにそのためのプラットフォームです。私たちが提供するのは、完成された商品やサービスではなく、皆で一緒に未来を描くための“キャンバス”です。ここでの出会いや経験が、天草の新たな活力となり、ひいては日本の地方が抱える課題への一つの答えとなれるよう、参加者の皆さんと共に汗を流し、知恵を出し合いながら取り組んで行きたいです」。



■「くまもとアグロキャンバス」概要
- 名称:くまもとアグロキャンバス(

- 運営:天草農工房ふぁお
- 活動内容:デコポン品種みかん等柑橘・青パパイヤ等の農作業体験(栽培の全工程に関わる)、収穫物を使った加工品作り・料理体験、天草の自然体験、地域交流イベント、メンバー発案のプロジェクト、施設(母屋・キッチン等)利用など。
- 参加方法:上記ウェブサイトよりお申し込みください。
■園主プロフィール
筒井洋充
東京出身。2016年に熊本県天草市へ移住。高齢のため担い手がいなくなりかけていたみかん山を継承し、デコポンの品種をはじめとする柑橘類を栽培。JA出荷に加え、ECサイト「
」を立ち上げ(現在はリデザインドジェーピーが引継ぎ運営)、全国へ直送。みかんの木オーナー制度や宅配オーナー制度、農家民泊などを通じて、都市と地方を繋ぐ関係人口の創出にも積極的に取り組む。
2023年 ポケットマルシェ「
」特別賞受賞。

■リデザインドジェーピー合同会社について
2024年創業の、地域で活動する人々や事業を応援する会社。narino marcheも運営。誰もが住みたい場所で活躍できる社会の実現に向けて、PRの力で地域の個人事業主や小規模事業者の支援に取り組んでいます。天草農工房ふぁおの妻が代表を務めています。

あわせて読みたい

音楽と農業の新しいカタチ!学生バンドと創る音楽イベントを成功させたい!
CAMPFIRE
【Iターン移住で夢を叶える】看護師からイチゴ農家へ転職! 先輩農家や仲間に支えられる日々【佐賀県白石町】
田舎暮らしの本Web
【オルカ銀座醸造所】「歌舞伎座」とコラボしたビールを数量限定販売
PR TIMES Topics
【山形県上山市】「日本の宿古窯」が宿泊を通じて農業体験と地域貢献ができる旅のプランを発売!
STRAIGHT PRESS
岩手大学内コワーキングスペース『イーハトーヴ協創ラボTOVLAB』で、災害に負けないまちづくりをテーマにした大学生向けインターンシップ開催
ラブすぽ
【SALON adam et rope】アーティスト Yasuko Hiranoと初コラボ。ファッションが融合した特別なコレクション
PR TIMES Topics
循環型農業に取り組む三宅島発のパッションフルーツブランド「Entina Garden」(エンティーナガーデン)、ブランドロゴを新設。
PR TIMES
「農業体験 × 地域回遊」から、関係人口と共創の未来へ─合同会社Tsunagiと株式会社Plaru、長野県安曇野から全国展開に向けた共創モデル検討を開始
PR TIMES
家事の効率化を応援する「ディアキッチン」シリーズをリニューアル発売
PR TIMES Topics
【京都府京都市】おいしいご飯を食べながら、農業について語ろう!「京都 農と暮らしのインターン」キックオフ交流会開催
STRAIGHT PRESS
都市農地の価値を多くの人に! 板橋区「THE HASUNE FARM」がつくる循環型社会モデル/『みどり戦略 TOKYO農業サロン』 VOL_17
TOKYO GROWN
【ホテルニューオータニ】日光天然氷とホテルの厳選素材で作り上げた究極の「新江戸かき氷」
PR TIMES Topics
千葉県初進出。高谷JCTすぐに誰でも気軽に野菜づくりができるスマート・レンタル農園 「LOCAL FARM 原木中山」NEW OEPN!
PR TIMES
群馬県・埼玉県でキクラゲ栽培に適した空き家を募集中!農業×空き家活用で地方活性へ
STRAIGHT PRESS
よもぎサロンyomogystにてクラシエ漢方研究所監修のカラダととのう「おまもりドリンク」を販売
PR TIMES Topics
農福連携がテーマの直売所『ベジポケット』開店
PR TIMES
【神奈川県横浜市】JA横浜直営の「ハマッ子」直売所南万騎が原店が「ベジポケット」としてリニューアル
STRAIGHT PRESS
老舗の漬物専門店が新たな和の食空間をオープン
PR TIMES Topics
自然と共に生きる喜び〈雪国の暮らし〉 | 新潟のつかいかた
新潟のつかいかた
【食育×米】おうちでお米が出来る!?稲作キットで子供たちに食育体験を!「COREZO FAMILY FUNDING」新プロジェクトを公開
PR TIMES