一般財団法人日本規格協会
商社、エネルギー企業、電力会社、海運 海上輸送の方必携!
一般財団法人日本規格協会(本部:東京都港区、理事長:朝日弘)は、2025年4月1日(火)に「ISO 6338-1:2024液化天然ガス (LNG) チェーン全体にわたる温室効果ガス (GHG) 排出量の計算-第1部:概要」、2025年4月15日(火)に「ISO 23551-1:2024 ガスバーナ及びガス燃焼機器の安全性及び制御装置-特定要求事項-第1部:自動弁及び半自動弁」の邦訳(英・日対訳版)を発行いたしました。
―液化天然ガス(LNG)とは―
LNG(Liquefied Natural Gas)は、天然ガスを冷却した液体です。天然ガスは、マイナス162度で冷却すると液体になり、体積が気体のときの600分の1になります。この特性を利用して、LNGタンカーで大量の天然ガスを輸送しています。天然ガスの輸送方法は、上述のように液体化して運ぶ方法と気体のままパイプラインを通す方法と、2つに大別できます。一般的に地理的に近い地域への輸送には、パイプラインが使用され、遠くの国までの輸送には、LNGタンカーが使用されます。
ISO 6338-1:2024 液化天然ガス (LNG) チェーン全体にわたる温室効果ガス (GHG) 排出量の算定-第1部:概要 Calculations of greenhouse gas (GHG) emissions throughout the liquefied natural gas (LNG) chain -- Part 1: General《英語》税込価格:25,410円 A4判・22ページ
《邦訳(英・日対訳版)》税込価格:45,738円 A4判・60ページ
本規格は、液化天然ガス(LNG)チェーン全体の温室効果ガス(GHG)排出量を計算する方法の一般的な部分を提供し、カーボンフットプリントを決定する手段について規定しております。
―なぜLNGの需要が増しているのか?―
1.LNGは、不純物をほとんど含まないクリーンなエネルギーです。石炭と比較するとCO2排出量は約6割、窒素酸化物は約2~4割も抑えられ、環境負荷の少ないエネルギーのため、世界各国で需要が増加しています。
2.天然ガスは埋蔵量が豊富でオーストラリアをはじめ、マレーシア、ロシア、ブルネイ、アメリカなど世界各地で産出されるため、安定的な供給が可能というメリットがあります。
3.LNGは石油や石炭などと比較して、燃焼効率と発電効率が高いため、環境に優しく安定した電力供給を実現できます。
ISO 23551-1:2024 ガスバーナ及びガス燃焼機器の安全性及び制御装置-特定要求事項-第1部:自動弁及び半自動弁 Safety and control devices for gas burners and gas-burning appliances -- Particular requirements -- Part 1: Automatic and semi-automatic shut-off valves《英語》税込価格:29,837円 A4判・35ページ
《邦訳(英・日対訳版)》税込価格:53,707円 A4判・90ページ
本規格は、天然ガス、製造ガス、液化石油ガス(LPG)などの燃料ガスを使用するバーナーや機器に使用される最高使用圧力が500kPaまでのガスバーナやガス機器の上流側に取り付けられる常閉バルブや汎用バルブに適用されます。
ISO 14044:2006 環境マネジメント-ライフサイクルアセスメント-要求事項及び指針 Environmental management -- Life cycle assessment -- Requirements and guidelines《英語》税込価格34,072円 A4判・46ページ
本規格は、以下を含むライフサイクルアセスメント(LCA)の要求事項について規定しております。
a) LCA の目標及び範囲の定義
b)ライフサイクルインベントリ分析(LCI)段階
c)ライフサイクル影響評価(LCIA)段階
d)ライフサイクルの解釈段階
e) LCAの報告及びクリティカルレビュー
f) LCAの限界
g) LCAフェーズ間の関係、及び
h)価値選択及びオプション要素の使用条件
本規格は、ライフサイクルアセスメント(LCA)研究及びライフサイクルインベントリ(LCI) 研究を対象としています。
ISO 6338:2023 LNGプラントにおけるGHG排出量の算出方法 Method to calculate GHG emissions at LNG plant《英語》税込価格29,837円 A4判・30ページ
天然ガスはエネルギー転換において重要な役割を果たしており、今後も天然ガスを輸送するLNGの使用は増加すると予想されています。またガス生産者は、温室効果ガス(GHG)排出量と削減に対してますます責任を負うようになっています。
しかし、LNGチェーン全体のカーボンフットプリントを計算するための標準化されたかつ監査可能な方法論は現在存在しておりません。そのような中で、本規格は上又は海上のLNG液化プラントからのGHG排出量を計算する方法について規定しております。
ISO 23550:2018 ガスバ-ナ及びガス燃焼機器の制御器および防護装置-一般要求事項Safety and control devices for gas and/or oil burners and appliances -- General requirements《英語》税込価格:38,307円 A4判・66ページ
本規格は、天然ガス、製造ガスまたは液化石油ガス(LPG)を使用するガスバーナおよびガス燃焼機器用制御装置の安全性、構造、性能及び試験要件について規定しております。また、500kPaまでの最大動作圧力で使用する制御装置に適用されます。
※規格類は価格が変更される場合がございます。ご了承ください。
(担当部門:出版情報事業本部 販売サービスチーム E-MAIL:csd@jsa.or.jp)
●日本規格協会(JSA)グループについて
1945年12月に、標準化および管理技術の開発、普及、啓発などを目的に設立された、一般財団法人日本規格協会を中核とするグループです。
我が国の総合的標準化機関として、当グループでは、JIS、国際規格(ISO・IEC規格)、JSA規格の開発、JIS規格票の発行と販売、国際規格・海外規格の頒布、多彩なセミナーの提供、ISO 9001やISO 14001をはじめとする各種マネジメントシステムの審査登録、各種サービスに関する認証、マネジメントシステム審査員などの資格登録、品質管理検定(QC検定)といった多様な事業に取り組んでおります。