松浦産業株式会社
5月1日から食品衛生法適合の野菜結束用テープ「イケイケ紫」上市
紙袋用取っ手の国内トップメーカーの松浦産業株式会社(香川県善通寺市、代表取締役:松浦公之)は、自社ブランド強化の一環として、ほうれん草などの野菜を束ねるのに適した厚みで、食品衛生法に適合した野菜結束テープ「イケイケ紫」を2025年5月1日より上市いたします。
あわせて、荷造りや梱包、農業用に兼用できる「シャインテープ レコード巻 470m(ポリエチレン平テープ)」も、当社最多の20色展開で上市します。新仕様のシャインテープは、すでに大手文具通販サイトや農業分野での取扱いも決定しています。
わら縄ロープ生産からスタートした当社は、1966年からポリプロピレン・ポリエチレン延伸ロープ生産を始め本格的にプラスチック業界に進出し、主に荷造り用や工業用包装資材のテープ・紐を製造していましたが、今後は食品包装や農業分野に特化した製品など、新たな分野に積極的に進出していく予定です。
生活・産業を支えるテープ
運動会のポンポンなどにも使われる薄くて平らなプラスチックテープは、形状が似ていることから「レコード巻」とも呼ばれていますが、一番の用途である雑誌や新聞の結束・荷物運搬用としては、紙の袋を使うなどゴミの出し方の変化もあり需要は減少傾向という状況です。
松浦産業では、テープの老舗メーカーとして、原料の配合や幅を変えることで様々なテープを製造しています。例えば、工業用梱包資材である『タイヤ梱包用フィルム』は、輸送の衝撃から守るよう強度を高め、紫外線から守るように進化した、いわば大きなレコード巻です。
当社のテープ製造においては、OEM商品製造が約7割を占めていますが、この数年は自社開発力を活かしたオリジナル製品に力を入れています。害獣防止用の「
」は、濃い色が持続し交換の工数削減に貢献するとして人手不足や高齢化に悩む農業者の方々に支持をいただいています。昨年は、樹木被害対策や害獣被害対策用で微生物の力で分解される(※)生分解性テープ「
」を上市、山林のゴミ問題にアプローチできると、多くのお問い合わせをいただいております。
※日本バイオプラスチック協会(JBPA)「生分解性バイオマスプラ」マーク取得
レコードみたいなレコード巻(再生原料利用)_多用途
二種の新製品について
1.イケイケ紫
当社は、今まで梱包用・荷造り用のテープを製造しておりましたが、食品衛生法に準拠した原料・顔料を使った食品用包装資材にも参入すべく、この度は野菜結束用のテープ「イケイケ紫」を開発いたしました。
ほうれん草や小松菜など収穫から急速にいたみはじめる軟弱野菜を結束するのに適した【300m巻・500g】という仕様で、適度な厚みがあり結束しやすく、補色の組合せで野菜をきれいに引き立てる相乗効果を意識した濃い目の紫を採用しています。
イケイケ紫_ひっぱり
2. シャインテープ
自社オリジナル製品として、荷造りや梱包等に使用するシャインテープ(ポリエチレン平テープ)は、好みや用途にあわせて選べるよう、当社最多の20色展開(※)です。この多色展開により、今まで未開拓だった手芸用分野にも販路拡大をしていく予定です。
※5月1日からはまず14色を上市いたします。順次カラー拡充し、最終20色となります。
シャインテープ
■新製品概要
1. 野菜結束用テープ(農業用資材テープ)
・製品名:イケイケ紫
・カラー:紫(1色)
・仕 様:125mmΦ×50mm 約300m 約500g
・素 材:ポリエチレン
※食品衛生法適合の原料・顔料を使用
2. シャインテープ(ポリエチレン平テープ)
・製品名:シャインテープ レコード巻 470m
・カラー:20色(※14色から順次拡充し最終20色展開)
・仕 様:125mmΦ×50mm 約470m巻 約500g
・素 材:ポリエチレン
今回の新製品に関しては、生産ラインの確保や製造体制の整備も終えておりますが、まずは対企業様(カタログ通販のベンダー様や全国の文具・農業の包装問屋様 等)からお取引を開始させていただきます。
※今後、自社サイト・ECサイトなどでの一般販売も検討していく予定です。
【製品に関するお問い合わせ先】
松浦産業株式会社
本社営業部 TEL:0877-62-2555
東京営業部 TEL:03-5445-1567
■新製品上市にあたって ―松浦産業株式会社 副社長 松浦英樹香川県善通寺市でわら縄ロープ生産からスタートした松浦産業株式会社は、今年創業93周年を迎えます。ビジネス環境の変化や時代の要請により、素材がわら縄からプラスチックと変わりましたが、今でも自社を“ひもや”と呼ぶほど、テープやロープは当社の祖業であり、原点です。
松浦産業株式会社 副社長 松浦英樹
今、われわれの業界は、脱プラの流れや原料高騰など大変厳しい状況にありますが、自社の事業・製品を諦めることなく、時代の流れを捉えながら環境負荷の少ないエコマーク商品や、製品付加価値の高い商品の開発に力を入れてきました。
日常生活に必要なテープやロープ・紐を今後も国産で作っていきたいという想いと、「原点」を軸にしてさらに事業を成長させるため、この度、新たな自社ブランドとして「イケイケ紫」・「シャインテープ レコード巻 470m」を上市いたしました。もし少しでもご関心がありましたら、当社までお問い合わせいただけましたら大変光栄です。
松浦産業株式会社 本社
会社名:松浦産業株式会社
代表取締役社長:松浦公之
本社所在地:香川県善通寺市上吉田町270-1
創業:1932年4月25日
資本金:8,000万円
従業員数:50名(2025年4月1日 現在)
事業内容:PP・PE延伸テープ及びロープ、紙袋用把手、タックハンドル、SP(販促商品)、成型品
ホームページ:
1932年にわら縄ロープ生産からスタートした松浦産業株式会社は、1966年からPP・PE延伸ロープ生産を始め本格的にプラスチック業界に進出しました。現在は紙袋用取っ手の国内トップシェアメーカーとして、食品・アパレル・小売など様々な業界の紙袋の取っ手やタックハンドル(ダンボールなどに直接貼るシールタイプの取っ手)を生産しています。また、プラスチックの成型技術を生かして、大型テーマパークのプラスチック容器や企業の販促商品なども生産しています。
「私たちは、幸せを運んでいる。」をビジョンに掲げ、松浦産業株式会社は創業から約90年、皆さまの直接手に触れる取っ手という商品を作ってまいりました。今後は、ニッチトップメーカーとして多様化する取っ手ニーズに対応しながらも、人々にとってより身近な衛生用品やプラスチック成型品事業、D2C事業に注力していきます。2021年にはトイレのふた裏に貼る消臭・抗菌・抗ウイルスシートを使った「アドレット(R)」による広告事業をスタート。
2023年にはうどんが食べやすいよう人間工学に基づいて設計したプラスチック製容器「『とって』屋さんが作った『とって』おきのうどん鉢」で自社初のクラウドファンディングに挑戦、開発のきっかけや「取っ手」繋がりでの商品開発が各メディアで話題となった。