【開催報告】『Spaceseed Technology Forum 2025』を実施しました

2025.04.20 15:40
スペースシードホールディングス株式会社
持続可能な未来に向けて、地球と宇宙の両軸で描く人類の新しい生存戦略を提案
2025年3月27日、スペースシードホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:鈴木健吾)は、札ノ辻スクエア(港区立産業振興センター 10階)にて、「Spaceseed Technology Forum 2025」を開催いたしました。本フォーラムは、当社が2024年1月の設立以来取り組んできた技術開発の成果を広く共有し、持続可能な未来を共に考える場として企画されたものです。
【フォーラム概要】
日時:2025年3月27日(木)19:00~21:00
会場:札ノ辻スクエア(港区立産業振興センター10階 研修室1)
主催:スペースシードホールディングス株式会社
登壇者:関連企業の代表者および技術開発担当者、ゲストスピーカー

【プログラム報告】
1. 事業進捗報告(19:00~20:00)
「ASEANにおける発酵関連技術で実現するウェルビーイング構想」 登壇者:鈴木 健吾(津南醸造株式会社 代表取締役)
津南町の厳しい雪の環境がもたらす自然の循環性に着目し、発酵技術を活用した地域再生・健康づくりの取り組みを紹介。津南を“サーキュラーエコノミーの実証地”として世界に発信していく戦略を語りました。
地元の魚沼産コシヒカリを使って作った日本酒
津南醸造の酒蔵で利用している生成AI活用の「スマート醸造」のイメージ図

「ナノ粒子を活用したロンジェビティ技術の可能性」 登壇者:佐久間 善太郎(リジェネソーム株式会社 代表取締役)
エクソソームをはじめとするナノ粒子の活用による老化制御の可能性について説明。医療・食品分野での社会実装を見据え、日本酒に含まれるナノ粒子をSAKESOMEと命名して機能性を解明しているアプローチなどを紹介しました。
リジェネソーム社が掲げるミッション・ビジョン・バリュー

「世界を切りひらく先端エンジニアリング技術の紹介」 登壇者:福田 隆登(スペースシードホールディングス株式会社 ASEAN担当ファンドマネージャー)
ASEANを中心に展開する深技術スタートアップの取り組みや投資事例を紹介。ドローンと画像処理を融合した持続可能な土地利用の技術や、次世代高圧SPS(Spark Plasma Sintering)装置に関する技術などの解説がありました。
当社が開発した3次元モデル上にプロットするスペースプロット技術を用いて、水分が多く含まれる箇所の検出場所を赤い点として3Dモデル上にプロットした例
次世代高圧SPS(Spark Plasma Sintering)装置のイメージ
2. パネルディスカッション「持続可能な未来に向けて」(20:00~20:30)
モデレーター:鈴木 健吾(スペースシードホールディングス株式会社 代表取締役)
参加者それぞれが専門分野や視点から、「持続可能な未来」に向けた技術や仕組みについて意見を交わしました。地球の持続性とヒトの健康の両立を目指し、津南を実証拠点とする取り組みを海外にも伝える価値などを確認しました。ディスカッション内で、提供された話題について下記に紹介します。
若者視点と地方創生(グローバルシェイパーズ横浜ハブ Curator 末冨 健丸氏):
プラネタリーヘルスの考え方とともに、30カ国以上を訪れた経験をベースに、雪と自然の循環を活かす津南の地域性が国際的にも競争力のある資源として活用できる可能性とともに、関係人口創出のポテンシャルについて言及されました。
知識の源泉とAIの活用(株式会社MEMORY LAB 代表取締役 畑瀬研斗氏):
AIによる文献検索から研究トレンドを読み解く手法について、自然言語処理を活用した研究の類似性把握などの先端例が共有されました。さらに、調査結果の一例として、発酵関連の多様な技術開発テーマがウェルネスや医療や環境分野などで応用される可能性について言及されました。
免疫と食の関係(東京科学大学 准教授 安達貴弘氏 ):
超健康コンソーシアムでの研究進展として、米の品種と腸内環境の関係や、CD69/CD86など免疫指標の変化についての調査結果をもとにした可能性が示唆されました。津南醸造が提供する日本酒にも、白米と比較した免疫活性についても言及されました。
宇宙空間での細胞培養技術(高砂電気工業株式会社 主査 前川敏郎様):
JAXAと連携した細胞培養装置開発の現状を報告し、今後は宇宙での醸造プロジェクトとして、ISSでの酒造りを目指すクラウドファンディングの計画も紹介されました。

【イベント総括】
本フォーラムでは、スペースシードホールディングスおよび関連企業が掲げる“宇宙x発酵” ”プラネタリーヘルス”という技術開発方針が、多様な切り口から提示がなされました。発酵・ナノ粒子・AI・宇宙技術といった異分野が融合することで、未来に向けた持続可能な社会像の可能性を共有して、参加者同士で議論してその内容をアップデートすることができました。今後も当社は、地球と宇宙の両面から「ウェルビーイング」を実現する技術開発と社会実装を推進してまいります。
スペースシードホールディングスについて
スペースシードホールディングス株式会社は、「SFをノンフィクションにする」をミッションとして、投資活動、研究活動ならびに事業創出を行う宇宙系ディープテックベンチャービルダーです。発酵とロンジェビティー技術の社会実装を支援する「Fermentation and Longevity Fund」プログラムの運用などを軸に、社会課題を解決する事業の創出に取り組んでいます。2040年までに各種ステークホルダーとともに、人類が宇宙空間で居住するのに必要な技術を揃えることを目指しています。

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