ひじりばし博覧会2025開催、テーマは「神保町未来ビジョン」

2025.04.11 17:10
東京文化資源会議
東京文化資源区のなかでも出版や本といった様々な文化資源のある神保町にフォーカスをし神保町にまつわる様々な催しを企画しました

2025年5月5日、東京文化資源会議(会長・吉見俊哉)による文化の博覧会「ひじりばし博覧会2025」を、ソラシティカンファレンスセンターにて開催いたします。
ひじりばし博覧会は、文化資源に関わる様々な取り組みを展示やワークショップなどの体験コンテンツや、セミナー、シンポジウム、そして楽しいお食事コーナーなど、幅広い催しを用意しています。遊び、学び、体験し、見て、食べるを、一日かけて文化資源を楽しめる博覧会です。
今年は、博覧会全体のテーマとして「神保町未来ビジョン」と題し、文化資源区のなかでも出版や本といった様々な文化資源のある神保町にフォーカスをし、神保町にまつわる様々な催しを企画しています。
ひじりばし博覧会2025 in ソラシティカンファレンスセンター
■企画概要
ひじりばし博覧会2025 in ソラシティカンファレンスセンター
- 日時:2024年5月5日(月)10時~20時30分
- 場所:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区神田駿河台4-6)
- 入場料無料(*プログラムによって、事前予約、実費負担が必要なものがあります)
- 当日、出入り自由(一部企画は事前予約制あり)

テーマ:神保町未来ビジョン
- 主催:東京文化資源会議
- 共催:sola city Conference Center
- 後援:千代田区、神保町文化発信会議(仮)
- 協賛:住友商事、日鉄興和不動産、三菱地所、読売新聞社
全体プログラム
■企画内容
当日は、10時から20時30分まで、企画展示やセミナー、シンポジウム、飲食、などが開催されています。事前申し込み不要(一部、事前申し込み必須)にて、ご興味や関心のあるものは自由に出入りしてご参加ください。(各催しは、展示やお食事を除き、開場は開始30分間からとなっています)
「食の魅力神保町:井之頭五郎ならどこに行く?」神保町食文化に関する鼎談
- 場所:Terrace Room
- 時間:16時30分~18時30分
- 参加費無料(事前申込制、定員80名)
「食の魅力神保町:井之頭五郎ならどこに行く?」神保町食文化に関する鼎談

食文化のプレモダン(江戸)とモダン(東京)が接続する神田神保町の食文化の魅力とこれからの街のあり方について、神保町の食に詳しい3人が語り合います。ゲストに、マンガ家で『孤独のグルメ』原作者の久住昌之氏、文化政策研究者の太下義之氏、『おさんぽ神保町』編集長の石川恵子氏です。
事前申込制となります。Peatixよりお申込みください。
総合シンポジウム:「神保町未来ビジョンの実現に向けて」
- 場所:Room C
- 時間:18時30分~20時30分
総合シンポジウム:「神保町未来ビジョンの実現に向けて」

東京文化資源会議では、文化資源を活用した今後の日本の新しい都市モデルとなりうる神保町に注目し、その実現をめざすための10年計画「神保町未来ビジョン」を策定しました。しかしその実施に際しては、地元はもとより、ジモト*となるあらゆるセクター・分野の関係者との協力・ご支援が不可欠です。本シンポジウムでは、ビジョンの概要を紹介するとともに、様々な分野・立場の関係者にお集まりいただき、実現に向けての方策を話し合います。
(1)「神保町未来ビジョン」の概要:加藤聡(大阪大学特任研究員)
(2)パネルディスカッション:久保金司(NPO法人神田学会副理事長)、高山肇(高山書店代表)、佐伯徳彦(経済産業省文化創造産業課長)、柴野京子(上智大学教授):司会、樋口高顕(千代田区長)、柳与志夫(東京文化資源会議神保町を夜からはじめるプロジェクト座長)、吉山太朗(三井不動産開発企画部上席統括)
Jimbocho Zine Fair in ひじりばし博覧会2025
- 場所:Room A
- 時間:11時~17時
Jimbocho Zine Fair in ひじりばし博覧会2025

神保町プロジェクトの一環として、「神保町 Zine Fair in ひじりばし博覧会2025」を開催します。本の町・神保町に個人や同人で作る小出版を通して交流の場を作っていきましょう。ジャンルを問わず創作作品や研究成果などの出版物の出展をお楽しみください。
Zine制作ワークショップ「FANZINEを作ってみよう!~初めてのZINEワークショップ~」
- 場所:エントランス
- 時間:13時~16時
ちいさな本である「ZINE(ジン)」は「MAGAZINE(雑誌)」から取った言葉。自分の好きなことやもの、なんでも自由に小さなテーマで本を作れる楽しみがあります。ZINEの文化は、好きなバンドや本についてのことを、ファンたちが書いてみんなで交換して広まった歴史があり、それを「FANZINE(ファンジン)」と呼びます。
好きな気持ちを大事に表現すると、好きなものが好きな自分自身も大事に出来ると思っています。
今あなたが好きなことやもの、人、食べ物、場所、乗り物など、それぞれの「推し」について、友達や家族、まだ会っていない同じことが好きな人に届くかもしれない、ZINEを作ってみよう。
手作業で切り貼りして作ったものを、最後は5部くらいずつコピーをして製本をして持って帰れます。
■ 対象:今までにZINEを作ったことがない小学生~大学生、その親御さんと一緒もOKです。
■ 講師 宮崎希沙(アートディレクター・デザイナー。KISSA LLC代表) グラフィックやエディトリアル、コミックス、webなどを軸に幅広いクリエイティブを手掛ける。10年間毎年発行していたCURRY NOTEをはじめ、長年のZINESTER(=小冊子を作る人)。趣味はカレーを食べること。
参加費1,000円(事前申込制、定員10名)
文字・活字文化推進機構主催「連続朗読会~文学作品を通じて巡る神保町~」
- 場所:Room B
- 時間:10時~12時

「神保町」が登場する文学作品をテーマにした、連続朗読会を開きます。読み手は、2015年より毎年開講している「山根基世の朗読指導者養成講座」の修了生が担当します。
参加費無料(事前申込制、定員80名)
トークイベント「神保町女子会 ― もっともっと面白い街へ」
- 場所:Room B
- 時間:13時~14時30分
トークイベント「神保町女子会 ― もっともっと面白い街へ」

本の街神保町のイメージは不変ですが、実際には時代の変化に合わせて神保町は常に対応してきました。デジタル化の進展や書店の大幅な減少など、出版文化への社会的環境変化は著しいものがあります。その中で、書籍や食を通じて新しい神保町の文化交流基盤を作ろうとしている、意欲的で元気のいい女性3人にお集まりいただき、これからの神保町をどうしていきたいか、どうなっていくといいか、自由に語っていただく場とします。
登壇者:今本義子(ブックハウスカフェ社長)、杉山佳世子(肆yonオーナー)、廣瀬弘子(廣瀬與兵衛商店オーナー)、玉置泰紀(エリアLOVEウォーカー総編集長)・司会
座談会「古本文化を楽しむ――神保町vs中央線」
- 場所:Room B
- 時間:15時30分~17時

神保町を象徴する「本の街」古本文化の強みと弱みを、同じように多くの古書店が散在する中央線沿線の古本文化とを対比する形で、出版、古書店、古書蒐集の専門家に論じていただく懇談会です。神保町古書店街の文化的意義や、全体では神保町に匹敵するかもしれない中央線沿線の古書店群と対比する形で、古書店の文化的・社会的機能について語っていただきます。
ゲスト:大尾侑子(東京経済大学准教授)、切通理作(ネオ書房店主)、小林昌樹(近代出版研究所所長)、スーザン・テイラー(神保町研究者)
シンポジウム「首都東京は世界的な観光防災都市になれるのか」(企画:水都東京・未来会議)
- 場所:Room C
- 時間:10時~12時

東京は世界で最も災害リスクの高い都市と言われていますが、江戸東京は防災により安全と同時に、快適で心ときめく空間を創ってきました。江戸城を守りながら文化・経済の発展の礎を築いてきたこの地で、<国際 観光・防災都市TOKYO>について考えることは大変意義深いと考えます。
- 御挨拶:玉置泰紀
- 水都東京・未来会議とは:松本猛(水都東京・未来会議委員)
- 江戸時代に作られた水都の都市計画:竹村公太郎(水都東京・未来会議代表、元国土交通省河川局長・認定NPO法人日本水フォーラム代表理事)
- 亀島川プロジェクト/外濠復活/ニューヨークと東京:皆川典久(東京スリバチ学会会長)
- 外濠市民塾とは/これまでの活動内容/外濠EXPO:外濠市民塾・学生チーム
- 東京の観光と防災はどうなっていくのか(ディスカッション:全員)
神保町まちづくり学生発表会
- 場所:Room C
- 時間:13時30分~15時30分
ひじりばし博覧会2024 学生発表会の様子

学生の街でもある神田神保町御茶ノ水エリアに拠点のある明治大学、日本大学、共立女子大学の学生が発表を行います。今年は建築やデザインを勉強する学生が神保町の街を知り、課題を見つけ、街をよりよくするための提案をしていきます。街の今後を担う学生たちの目線で、ハードとソフトの両面から神保町のまちづくりを考えていきます。
ゲスト:明治大学理工学部建築学科、日本大学理工学部建築学科、共立女子大学家政学部建築・デザイン学科
ラウンドテーブル「大学はもういらない!? ― 神保町から新たな〈塾〉文化を考える」
- 場所:Terrace Room
- 時間:13時30分~15時30分

本ラウンドテーブルでは、「大学はもういらない?」と題して、既存の教育システムの外で行われる知的活動に光を当て、その魅力や可能性を考えます。歴史的に見ても、知的な学びとその発信は大学教育のみが担ってきたわけではなく、ヨーロッパではアカデミーやサロン、日本では江戸時代の私塾、松下村塾や蘭学塾、明六社といった個人やグループの活動は近代化に大きな役割を果たしてきました。加えて、知のインフラを支える書物(同人誌やzineを含む)や空間(書店やカフェ、コワーキングスペース)の存在は欠かせないものです。これらを考えたとき、人的資源を含めた文化資源豊かな神保町及びその近隣地区(本郷、湯島等)という場で何が可能なのか。
大学教員から在野研究者、勉強会コミュニティーやzineの参加者、出版流通関係者、学生など多様な立場から意見を交わし、新たな学びの場としての塾文化の創造を考えます。
登壇者:加藤聡(大阪大学特任研究員):司会、吉田恭子(東京文化資源会議)、石原楓(専修大学植村ゼミ学生)、荒木優太(在野研究者)、菊地映輝(武蔵大学准教授)、椎原晶子(國學院大学教授、たいとう歴史都市研究会理事長)、谷島貫太(二松学舎大学准教授)、玉川博章(日本大学等非常勤講師)、福地史人(月花舎オーナー)、吉見俊哉(東京文化資源会議会長)
神保町まちづくり学生発表会の設計展示
- 場所:エントランス
- 時間:12時~17時

神保町まちづくり学生発表会で発表した学生らによる設計展示です。
フード各種のご提供 @屋外
ひじりばし博覧会2024より

ノーガホテル 上野 東京、ノーガホテル 秋葉原 東京、庭のホテル 東京
シディーク、スパイスプラネット、ミカバインミー
関連企画:神保町ナイトウォーク(5/14開催)
古書の街・神保町。その魅力は昼間だけでなく、夜ならではの面白さがあります。東京の夜の街並みは昼間とは違った魅力や価値があります。神保町には、古くから国際色豊かな飲食店が建ち並び、美味しい料理や日本酒、ワインなど文化と美食が集う場所としても知られています。
2024年11~12月にかけて実証を行った”夜の神保町街歩き”を本格的にスタートするにあたり、5月5日に開催される「ひじりばし博覧会」と関連した企画として、本ガイドツアーを実施いたします。
本ツアーは、神保町の街並みや建物についての解説、神保町の書店へのガイド、飲食店が立ち並ぶ路地を散策する街歩きツアーとなっています。長年、神保町ガイドツアーを実施してきたガイドさんによる案内付きです。夜の神保町の魅力を体感するガイドツアーに参加して、新たな神保町の楽しみを体感してみませんか?

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