ガイアフロー株式会社
豊富な組み合わせから好みの味わいを選び、ともに成長の時間を過ごす自分だけのウイスキー。静岡蒸溜所のウイスキー樽予約プログラムがグレードアップしました。
静岡県でウイスキーを製造販売するガイアフロー静岡蒸溜所(静岡県静岡市葵区落合555番地/代表 中村大航)は、自社製造のウイスキー原酒を樽ごと予約販売する「プライベートカスク2025」にて、2025年4月1日より、大麦麦芽、蒸留機、樽、樽の容量など様々なバリエーションでご提供を開始したことをご案内します。
近年、「オクシズ(奥静岡)」という愛称で注目を集める静岡市葵区の山間部で、地元に根ざしたウイスキーづくりを行うガイアフロー株式会社 静岡蒸溜所。
「プライベートカスク」は2016年の創業当初より実施している、樽オーナーを募集するプログラムです。蒸留後の原酒を詰めた樽を予約受付し、最短で3年後にボトリングしてお届けしています。
ウイスキー愛好家の「自分の樽を持つ」という夢を叶える当プログラムは、年々人気となっています。
2025年に樽詰めする「プライベートカスク2025」においては、180Lのバレルと50Lのオクタヴ樽で受付を開始していますが、この度、大麦麦芽を1種類から3種類に増やし、お好みの麦芽タイプをお選びいただけるようになりました。
●産地、製麦方法で異なる3種の大麦麦芽
静岡蒸溜所では、産地による麦の味わいがウイスキーの風味に影響すると考えています。プライベートカスクでも同じ体験ができるよう、4月1日より日本国内産の麦芽に加え、英国産大麦のノンピート麦芽とスモーキーなピーテッド麦芽もお選びいただけるようになりました。大麦の産地ごとの味わいの違い、スモーキーなテイストの有無と、お好みのタイプでお選びいただけます。
*日本国内産ノンピート⻨芽:
日本(静岡県外産)の⻨芽を泥炭を焚かずに製⻨。癖のない 穏やかで繊細な味わい。
*英国産ノンピート⻨芽:
イギリスで泥炭を焚かずに製⻨。癖がなく、厚みのある味わい。
*英国産ピーテッド⻨芽:
イギリスで泥炭を焚いて製⻨されたモルト。スモーキーさのある個性的な味わい。
●初留蒸留機の違いで選べる2タイプ
<写真左>スコットランド製の薪の直火蒸留機Wは、地元の間伐材を熱源としています。800℃にも及ぶ高熱で、独特の味わいを生み出しています。<写真右>軽井沢蒸留所から移設された蒸留機Kは、スチームによる間接加熱。昨年大規模改修を行い、伝統の味わいを引き継いでいます。<写真中央>2回目の蒸留(再留)を行う蒸留機S。WとKのどちらで初留を行っても、再留はこのSで行われます。
シングルモルトウイスキーは、単式蒸留機(ポットスティル)で2回蒸留するのが基本です。静岡蒸溜所では、WとKという2つの蒸留機で、初留(1回目の蒸留)を行なっています。
静岡蒸溜所ではこの初留機の違いを活かしたシリーズ「ポットスティルW」「ポットスティルK」を年間数量限定リリースとして発売しています。「プライベートカスク2025」においても同様に2つの初留タイプからお選びいただけます。
*W(薪直火加熱):ヘビーでパワフル、香ばしい甘さを持った味わいが特徴。
*K(蒸気間接加熱):軽やかで華やか、フルーティーな香り。
●180Lと50L、2種類の樽サイズ
プライベートカスクのもう一つの大きな特徴は、樽のサイズが選べることです。
一般的な180Lの「バレル」と50Lのミニ樽「オクタヴ」の2種類をご用意しています。
「プライベートカスク2025 バレル」に使用される樽:
*バレル Ex-SHIZUOKA(内容量180L)
「バレル」はアメリカ ケンタッキー州から輸入した新樽に、静岡蒸溜所のシングルモルトを詰めて熟成させたものを使用します。
新樽はしっかりとしたバニラ香や香ばしいスパイス感を原酒に与えてくれますが、樽の成分が強すぎる可能性があります。そのため、まず静岡蒸溜所の原酒を詰めて熟成に使用し、木材と原酒を馴染ませます。
一定期間の熟成を経たら、その原酒は払い出し、プライベートカスク用の樽として使用します。
「プライベートカスク2025 オクタヴ」に使用される樽:
*オクタヴ Ex-Mカスク(内容量50L)
静岡蒸溜所のプライベートカスクのために製作された、通常のバレルサイズの4分の1程度のサイズの新樽。
スコットランドの樽メーカーから到着後、静岡蒸溜所のブレンデッドウイスキー「ブレンデッドM」の原酒の熟成に使用し、木材と原酒を馴染ませます。バレル同様、一定期間の熟成を経て、プライベートカスク用の樽となります。
「ブレンデッドM」の原酒は、ノンピート、ピーテッド、グレーンの3種類があり、直前に熟成した原酒が樽のアクセントとして残るため、お好みの仕上がりを樽のタイプでも選べます。
*Ex-Mノンピートカスク
ノンピートウイスキーの熟成に使用。モルト原酒本来の味わいを大切にした仕上がり。
*Ex-Mピーテッドカスク
ピーテッドウイスキーの熟成に使用。ほんのりスモーキーな仕上がり。
*Ex-Mグレーンカスク
グレーンウイスキーの熟成に使用。穀物感、複雑味が感じられる仕上がり。
●カスクオーナー特典
プライベートカスクをお申し込みいただき、カスクオーナーとなった方々には、以下のカスクオーナー特典があります。
原酒の樽詰めオーナー様ご自身で原酒を樽に詰める「樽詰め」を体験できます。
【オーナー様による樽詰めのレポートは
ニューメイクスピリッツ(200ml)実際にご自身の樽に詰めたニューメイクスピリッツ(蒸留したての色の着いてない原酒)です。
熟成前の味わいをお確かめいただけます。
見学ツアー無料カスクオーナー様は、静岡蒸溜所の見学ツアー料が無料となります。(同伴者2名も含む)
オーナーズバッジ静岡蒸溜所のロゴとともに、プライベートカスクのタイプが刻印されています。
奥静岡の自然に抱かれた、自分だけの樽。ウイスキーの成長とともに時を過ごせる「プライベートカスク」プログラムは、ご家族や会社の特別な記念日のお祝いや、ご自身へのご褒美としても最適です。
「静岡プライベートカスク2025」概要
◆お申し込み、詳細
プライベートカスク2025 バレル:
静岡蒸溜所 外観
ガイアフロー株式会社/ガイアフローディスティリング株式会社(代表取締役 中村大航)
「静岡らしいウイスキーを造る」という目標のもと静岡蒸溜所を創設し、2016年よりシングルモルトウイスキーの生産を開始。2020年に初めて「シングルモルト日本ウイスキー 静岡 プロローグK」をリリース。2022年からジャパニーズウイスキーでは例のない大麦の産地で製品を造り分けた「ポットスティルシリーズ」を発売し話題となりました。
海外でも各リリースは高く評価されており、2024年、WWAにて「シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルW 純日本大麦 初版」が日本地区小規模シングルモルト最高賞を受賞。
静岡に根ざしたウイスキーづくり、地域創生を目指しています。
コーポレートサイト: