【前著がAmazon総合1位で話題沸騰!】「公益資本主義」の提唱者・原丈人さんの最新刊 『富める者だけの資本主義に反旗を翻す』 4月24日(木)発売決定!

2025.04.09 12:00
株式会社新潮社
株式会社新潮社は、原丈人さんの最新刊『富める者だけの資本主義に反旗を翻す』を、4月24日(木)に発売いたします。
著者の原丈人さんは、中央アメリカで考古学を研究したのち、29歳の時にシリコンバレーで先端技術事業を興したのを皮切りに、世界中でベンチャー創業に参加し、出資、経営を行う一方で、日本の内閣府参与や財務省参与、海外で大統領顧問や国連政府間機関特命全権大使を歴任。自身が提唱する「公益資本主義」は、岸田内閣が当初推し進めようとした「所得倍増」政策と「新しい資本主義」の理論的基盤となりましたが、任期中の実現に至らず石破内閣に引き継がれています。
2025年3月に、前著『「公益」資本主義』(文春新書)がAmazonランキング総合1位を獲得するなど、今まさに大きな注目を集めています。
■「世界で活躍する日本人」原丈人とは何者か?

原丈人さんは1952年大阪府生まれ。大学在学中から中米考古学の研究を続け、研究資金を稼ぐために27歳で渡米。ビジネスの仕方を学ぶためにスタンフォード経営学大学院に入学し、工学部大学院在学中に事業を興しました。90年代には全米第2位のベンチャーキャピタルでパートナー(共同経営者)を務め、シリコンバレーを代表するベンチャーキャピタリストとなりました。以来、世界中でベンチャー企業の設立に関与し、出資、経営を行う傍ら、アジアやアフリカにおいて教育・医療、栄養不良削減などの事業を推進し、日本でも内閣府参与、法務省危機管理会社法制会議議長等を歴任。世界を舞台に活動する経営者です。原さんは「健康で教育を受けた豊かな中間層で溢れる世界をつくるのが自分の仕事だ。」といつもにこやかに語ります。

■ Amazonランキングで第1位、「公益資本主義」とは何か?

1997年、アメリカ主要企業の経営者団体「ビジネス・ラウンドテーブル」が「株主第一主義」を宣言しました。当時、全米でもよく知られたベンチャーキャピタリストとして活動していた原さんは、その動きに強い危機感を覚えます。「株主第一主義」が進めば富裕層に富が集中し、中間層は貧困層へと没落する。そして、社会は分断される――。原さんは、そのようなアメリカの動きに異を唱え、「公益資本主義」を提唱します。「公益資本主義」とは、企業にかかわるすべての関係者が力を合わせて事業を伸ばし、利益を「分かち合う」という考え方。従業員や取引先などすべての関係者に利益を分配することで、「豊かな中間層」を生むことを目的としたものです。
安倍総理は国会答弁で公益資本主義の必要性を述べ実現へ舵を取ろうとしました。岸田総理も総裁になる前に、原さんから『新しい資本主義』(PHP新書)の説明を受け、日本国民の「所得倍増」を目指し「新しい資本主義」を提唱しましたが、在任中に実現できませんでした。公益資本主義に対して理解が深い石破総理には、所得倍増の実現に期待がかかります。

■「世界があこがれる日本をつくる」革新的提言

バブル崩壊以降、「失われた30年」に沈む日本ですが、原さんは少子高齢化が進む日本だからこそ、分断が進む世界を変える新たなルールをつくりだすことができると言います。では、そのために必要なものとは何か――。本書では、若くして日本を飛び出し、世界の現実に向き合ってきた自身の経験を元に、これからの日本を支えるすべての人に向けた革新的提言が語られています。

■ 書籍内容紹介

アメリカ型経営が支配する世界で、新しいルールは日本の若者がつくりだす! シリコンバレーで成功した本物のベンチャーキャピタリストが、格差拡大の弊害に直面して見出した、誰一人見捨てない「希望の国」へのロードマップ。

■ 著者紹介・原丈人(はら・じょうじ)

1952年大阪府生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、中米で考古学を研究。27歳でスタンフォード大学経営大学院に入学。その後、工学部大学院に転籍。在学中にシリコンバレーで光ファイバーディスプレイ開発メーカーを創業。84年デフタ・パートナーズを創業し、情報通信、半導体技術、バイオ等のベンチャー企業に出資、経営を行う。90年代には、自身がパートナーを務めるアクセル・パートナーズが全米第2位のベンチャーキャピタルとなり、シリコンバレーを代表するベンチャーキャピタリストとなる。85年アライアンス・フォーラム財団を設立し代表に就任。「世界中に健康で教育を受けた豊かな中間層を生むこと」を目的とした活動を続けている。並行して各国の政府委員等を歴任。日本では、財務省参与(05~09年)、内閣府本府参与(13~20年)、経済財政諮問会議専門調査会会長代理など。著者に『新しい資本主義』『増補 21世紀の国富論』『「公益」資本主義』などがある。
(C)北山宏一


■ 聞き手・奥野武範(おくの・たけのり)

1976年群馬県生まれ。編集者。早稲田大学政治経済学部卒業後、宝島社に入社。2005年、東京糸井重里事務所(現ほぼ日)に入社。「ほぼ日刊イトイ新聞」編集部に所属。宝島VOW3代目総本部長も務める。企画・構成・文を担当した書籍に『インタビューというより、おしゃべり。』『世界を見に行く。』『レ・ロマネスクTOBIのひどい目。』『33の悩みと答えの深い森。』『編集とは何か。』『バンド論』『赤の謎 画家・笹尾光彦とは誰なのか』『常設展へ行こう!』『挑む人たち。』『現代美術作家・加賀美健の最近、買ったもの。』がある。

■ 書籍データ

【タイトル】富める者だけの資本主義に反旗を翻す
【著者名】原丈人、聞き手・奥野武範(ほぼ日)
【判型】四六判(256ページ)
【定価】1,980円(税込)
【発売日】2025年4月24日
【ISBN】978-4-10-356261-0
【URL】

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