四国の水瓶「早明浦ダム」のふもとにある、100年続く老舗・清水屋旅館。かつて町の中心の宿として多くの人が行き交いましたが、後継者不在のため昨年休業しました。この旅館を、宿として、そして人が巡り、町の未来を紡ぐ場として残し続けたい。未来への挑戦に、皆様の温かいご支援をお願いします!
こんにちは。清水屋旅館の四代目女将を務めることになった楠瀬まどかと申します。
私たちの挑戦にご興味を持っていただきありがとうございます。
私はこれまで、自分の故郷である高知県を舞台に、地域の中に深く関わる仕事に携わってきました。中でも強く心を動かされたのは、人と人がつながることで、地域に新しい動きが生まれる瞬間でした。
暮らす人と訪れる人、若者と年配の方、行政と民間、よそ者と地元の人。そうした「境界線を超えたつながり」が、小さくても確かな変化を起こすことを、私は身をもって感じてきました。
そんな私がたどり着いたのが、「場」づくり。
それも、人が自然と混ざり合い、想いや挑戦が交差するような「交流の拠点」。
そんな場所から、地域の未来はきっと変えられる。そう信じています。
そんな思いを抱いていた時に耳に入ってきたのが、土佐町の中心部で、100年以上続いた老舗旅館「清水屋旅館」が、後継者不在のまま休業したという話でした。
清水屋旅館の初代、二代目、三代目の家族写真
(清水屋旅館にて、1960年代)
土佐町は、私が所属するAlphaDrive高知の拠点でもあり、会社としての原点であり、私たちの挑戦が始まった場所です。
その土佐町で、かつて町の人や訪問者でにぎわっていた旅館が、静かにその役目を終えようとしている。
「このままでは、大切な“町の場所”が失われてしまう。」そう感じた私たちは、この旅館の事業承継を決意しました。
私たちがつくりたいのは、単なる宿泊施設ではありません。
人と人が行き交い、自然に混ざり合い、新しい挑戦が芽吹くような「町の交流拠点」です。
清水屋旅館が、旅人にとっての拠点となり、町の人々との出会いや交流が生まれる町の拠点のような場所になれたなら──
それはきっと、土佐町、そして高知県の未来を動かす力になる。
旅をきっかけに、この町と宿の魅力を知ってもらいたい。そしてまた、ふと帰ってきたくなるような、“居場所”を清水屋からつくっていきたい。
「清水屋旅館を、再び人が巡る土佐町の拠点にしたい。」
そんな想いのもと、AlphaDrive高知として本事業を承継し、土佐町の協力者の方々と共にプロジェクトを立ち上げて活動に取り組んでおります。
土佐町を愛し、未来を共に育んでいく仲間たちとともに、「町の交流拠点」としての清水屋旅館を紡いでいきます。
AlphaDrive高知と土佐町の協力者の方々とワンチームで活動しています!
(真ん中左はオーナーで三代目の森さんです)
この挑戦を、ぜひみなさんと一緒に育てていけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
土佐町は、高知県の北側・四国の真ん中に位置する、豊かな自然に恵まれた町です。四国の水瓶と呼ばれる「早明浦(さめうら)ダム」があり、水資源を通じて四国全体とつながる地域でもあります。
そんな土佐町の中心、田井(たい)地区で100年以上続いてきた「清水屋旅館」。しかし2023年、後継者不在のため、惜しまれながら休業を余儀なくされました。
私たちは、この町の大切な宿を未来へつなぐため、事業承継を決意しました。
かつて多くの人が行き交ったこの旅館も、近年は町の人口減少とともに人の流れが減少しています。
そんな今だからこそ、単なる宿泊施設としてではなく、町に暮らす人、訪れる人が交わる場へと進化させたいと考えています。
清水屋旅館の現在の姿
左:2階客室 右:1階玄関とフリースペース
地域住民のみなさんと協力しながら、土佐町らしさを大切にした「町の交流拠点」をつくる。人と人がつながり、新たな交流や挑戦が生まれる場所へ——。
この挑戦に、ぜひ皆さんのお力をお貸しください!!
まず私たちは、清水屋旅館の1階を大きく改装しようと考えています。
これまで細かく仕切られていた空間を、ワンフロアに開放し、誰もがふらっと立ち寄れる、町にひらかれたオープンな場所へ。
お茶を飲みながら雑談をしたり、仕事をしたり、ちょっとしたイベントが開かれたり──人が自然に行き交い、思いがけない出会いが生まれる「町の交流拠点」のような空間を目指します。
宿泊スペースは、昔ながらの趣を残しつつ、心地よくくつろげる空間へ。訪れた方が、時間を忘れてゆったりと過ごせる場所に整えていきます。
さらに、新たにシェアキッチンを設置し、「いつかやってみたかった」そんな小さなチャレンジを試せる場所も用意する予定です。
地域の方が出店したり、旅人が挑戦してみたり、イベントで使われたり──清水屋旅館が、土佐町にそっと火を灯すきっかけになれたらと願っています。
宿を通じて生まれる出会いや交流を、点ではなく線にしていく。町に継続的なにぎわいや動きを生み出す仕掛けを、コミュニティという形でつくっていく。
その先に、土佐町らしい新しい未来がきっと待っていると信じています。
上記のようなスケジュールでプロジェクトを進めていきます!
最後までこのプロジェクトをご覧いただき、ありがとうございました。
清水屋旅館は、土佐町の田井地区で100年以上にわたり、旅人を迎え、地域の人々とともに歩んできた宿です。かつては町の中心にあり、たくさんの人が行き交う場所でした。
しかし時代の移り変わりとともに、町の人の流れも変化し、昨年、後継者不在のため休業を余儀なくされました。
それでも私たちは、この旅館の役割が終わったとは思っていません。土佐町に暮らす人、訪れる人が交わり、新たな交流や挑戦が生まれる場へと生まれ変わることができると信じています。
清水屋旅館は、「水が巡るように人も巡る、四国の未来を紡ぐ館」を目指し、再び歩みを進めます。この場所が、新たな出会いを生み、町の未来を紡いでいく拠点となるように。
あなたの支援が、この旅館の新たな一歩を後押しし、土佐町の未来をつくる大きな力 となります。この挑戦に、ぜひお力を貸してください!