後継者不在で廃業検討の老舗旅館を【事業承継】、伝統を守りながら時代に合わせてアップデート

明善株式会社
コンサル×宿泊業、異例の事業承継！札幌のコンサル会社が積丹町「お宿かさい」の経営を引き継ぎ、6月から営業開始

札幌のコンサルティング会社・明善株式会社(札幌市中央区、代表取締役 中谷 太一、以下「当社」)は2025年6月より、積丹町の老舗旅館「お宿かさい」の経営を事業承継により引き継ぎ、今夏の営業を開始します(正式には当社グループ会社の「やどつぐ株式会社」が承継・運営を実施)

お宿かさいは、積丹町産のウニやあわびなどをふんだんに使った料理を提供する「食事の美味しい宿」として、長年常連さんに愛され、町内観光の拠点の役割も担ってきました。

お宿かさい玄関


同宿は親族内での後継者不足により廃業を検討されていましたが、事業承継により地域に企業を残し、北海道の未来をつくっていくことをミッションに掲げる当社がご縁をいただき、事業を引き継ぐ運びとなりました。

夏季の看板夕食メニュー「うにづくし」

Googleレビューは68件で☆4.4を獲得。道外からのお客様を中心に、料理への好評コメントが並びます



前オーナーが築き上げてきた伝統を守りながら、地域の観光活性化に寄与するため新たにランチ営業をスタートするなど、時代・ニーズにマッチした経営スタイルで「お宿かさい」をこれまで以上に存在感のある宿として輝かせていきます。

　今回の承継で、事業承継やM&Aなどによる当社のグループ会社は5社目になります。今後も積極的に事業承継を行い、地域に企業を残すことで北海道の未来を紡いでいきます。継ぎ手不在のご相談も、ぜひ当社にご相談ください。

　「北海道の次の100年をデザインする」をミッションとして掲げ、2021年に創業した当社は、「地域の中小企業を残すことで人がまちに残り、人の力でまちが続いていく」という考えのもと、中小企業を対象とした経営支援のコンサルティングを提供しています。
　近年、事業継続にあたって北海道でも大きな問題になっているのが、「後継者不足による廃業」です。この問題を解決するため当社では、経営改善サービスの提供に留まらず、自社でも積極的な事業承継・M&Aを行っています。

明善株式会社グループ会社関係図(2025年5月現在)



　当社は「食」と「観光」が北海道の基幹産業であるという考えから、道産素材を活用した食品製造のグループ会社を既に3社経営。今回のお宿かさいが、宿泊業として初のグループジョインとなります。
　地域から北海道全体へ、グループの相乗効果も発揮しながら経済効果を広げていきます。

　きっかけは、北海道事業承継・引継ぎ支援センターの「後継者人材バンク」でした。明善株式会社 創業当初の2021年12月、「北海道は食と観光が基幹産業であるため、良い旅館があれば承継を」と考えていた代表 中谷が初めて訪問し、打ち合わせがスタート。
　運営を担われるオーナー葛西さんの娘婿・別所さんの体調の問題もあり廃業も現実的でしたが、思い入れのある宿をなんとか残すことができないか……と模索されていた中での出会いでした。

　継続的に交渉、調整を重ね、事業承継実行の時期を2025年春に決定。契約や新体制の構築などを急ピッチで行い、6月からのうに漁解禁に合わせて今夏の営業をスタートさせます。

　宿泊事業はこれまでと変わらず、積丹町の観光最盛期である6月から秋頃までを中心に営業します。既に常連さんを中心に予約が入り始めており、宿の営業が継続して行われることについてのお喜びの声もいただいています。
　お宿かさいの目玉である、積丹の海の幸をふんだんに使った料理も先代の料理人から引き継ぎを受け、これまでと変わらぬクオリティでご提供する万全の準備を整えました。

お宿かさい自慢の料理は、今後も変わらぬクオリティで提供


　また、うに漁の最盛期を中心に、宿泊客以外を対象としたランチ営業もお宿かさい史上初めて実施する予定です。これまでになかった営業形態で売上を安定化させるだけでなく、食事の場を増やすことで地域への入込客数の増加にも繋げ、雇用増も含めて地域経済の発展にも貢献していきます。


【会社概要】
会社名：明善株式会社 代表取締役：中谷 太一
所在地：〒064-0823 北海道札幌市中央区北三条西28丁目2-1-2F
設立：2021年3月　資本金：700万円
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