郵便局員からの転身。九州支社営業のトップセールスへ「挑戦と学びの18年」

2025.03.19 12:34
こんにちは。


モレーンコーポレーション(以下、モレーン) 九州支社で支社長を務めている原田です。


モレーンは「感染対策」に特化したコンサルティングや製品紹介を行う会社で、私は特に病院の「汚物処理室」プロデュースのためのノウハウを得意としています。


今回お話するのは「営業がやりたくて郵便局員からキャリアチェンジした私が、18年間大切にしてきたこと」です。


長く働く中で感じてきたことを、振り返ってみようと思います。
キャリアチェンジは「営業」への興味から
私は過去に、リストラを経験しました。大学卒業後に勤めていたソフトウェア開発会社で、社会人2年目に入るころでした。バブルが弾けたこともあり「給料が払えない」と告げられたときは大きな衝撃を受けましたね。


そんな経験から安定した職場を求め「公務員になろう」と決意。公務員資格取得のための勉強を始めました。その後、無事に郵便局に就職し、10年ほど勤めることになります。


しかし郵便局員として5年が過ぎたころから、自分の目指す先が曖昧になっているように感じ始めました。


郵便局は昇進のための試験に合格すれば役職が上がっていくシステムです。私は最短での昇進を目指し、気づけば課長代理になっていました。


少しでも早く、少しでも役職をあげたい。


そんなふうに思っていましたが、時が経つにつれ次第に「自分がやりたいことは何なのか」「何かが違うのではないか」と考えることが多くなっていきました。


そんなおり、局内に新たな営業部隊が発足することになりました。


部隊の一員になりたい!と立候補したものの、配属されることはなく、そのことをきっかけに「営業という仕事を本格的にやってみたい」と、転職活動を始めました。
モレーン九州支社の立ち上げスタッフへ 初めての営業仕事
モレーンは当時、九州支社立ち上げの新規スタッフを募集していました。私にとって医療業界は未知の世界でしたが、少人数の会社だったこともあり「ここなら自分にも何かできるのではないか」という期待がありました。


モレーンに入社して最初の仕事は、代理店の営業担当者に同行して病院や介護施設を訪問することでした。


そのために、まずは代理店に同行するためのアポイントをとります。代理店の方もモレーンのことはよく知らないため、会社の説明をしながら施設の方に顔を知ってもらう機会を増やしていくことから始めました。


職場はオフィスの移転前だったこともあり、マンスリーマンションの一室。机がなかったので、段ボールを机代わりに作業することもありました。


当時は上司と同期入社1名の3名体制で動いていましたが、営業マニュアルなどは存在せず、自分で考えて仕事をすすめていました。営業経験がないと勝手が分からないので、手探りの日々でしたね。


上司や同僚にヒントをもらいながら、やってみてはやり直す。やってみてはまた戻る。そんなことを繰り返して経験を積み、自分なりの正解を見つけていったように思います。


そのうちに代理店の方にも自然と認知されるようになり、病院や介護施設にも自ら足を運べるようになっていきました。
汚物処理室プロデュースのトップセールスへ
現在私は九州、沖縄、山口など担当エリア全体の売り上げに関して責任を持つ立場をいただきながら、立ち上げ期の病院施設などへ「汚物処理室」を導入する際のトータルプロデュースの役割も担っています。


汚物処理室とは主に病院や介護施設などに設置される部屋のことで、汚物や感染性廃棄物の保管・処理を行うための専用スペースです。


この空間は非常にリスクの高い場所で、医療従事者の方が効率よく安全に作業できる環境を整える必要があります。そのための配置や動線、さらにはコストを考えた提案をすることは私の最も得意とする分野です。


こうした仕事を続けるうえで私が大切にしているのは、施設のニーズと感染対策の両立です。そして現場の方々に私の存在と必要性を認識してもらうことを常に意識しています。


リストラの経験があるため、仕事というものはいつクビになってもおかしくないと思っています。ただ、クビになっても自分がお客様から頼られる存在でありたいと思っています。


最近、ある病院の汚物処理室リニューアルに際し、ご提案をしてきました。


空間の仕上がりイメージを伝えるのは非常に難しいものですが、他施設の写真や3D資料などを営業部メンバーに作成してもらい、交差感染リスクが圧倒的に低い作業動線や、効率的かつ安全な運用の具体的なイメージを持っていただけるよう、試行錯誤しながらご提案しました。


リニューアル工事を終え、完成した処理室をお客様に見ていただき「予想以上です」という言葉を聞いたとき、心から「やって良かった」と感じました。


これが私の納得できる形なのだと思います。
試行錯誤の18年。だからこそ、今がある
とはいえ、この18年はスムーズに進んだことのほうが少なく、迷い、悩み、立ち止まっている時間ばかりだった気がします。


「どうすればいいのだろう」から始まって、思いついたことを試してみる。 ダメならまた違ったやり方を考える。そんなことを繰り返す日々でした。


今はそうした自分の経験が、次の世代に少しでも役立つといいなと思っています。


モレーンには明確なビジョンがあり、 ビジョンに共感する方々が集まっています。医療従事者の方とコミュニケーションをとる機会も多いため、ここにいると「相手の視点を忘れないこと」が大切だと気づきます。


これからはさまざまな世代の働く人が増えていきます。価値観や考え方はそれぞれ違いますが、その違いを上手くミックスしてモレーンの魅力として発揮していきたいですね。

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