レギュラス・ソリューションズ株式会社
代表柴田のECコンサルティング・運営代行の経験を通じて得られたデータ分析ノウハウを活かし、ECデータ分析ツールの新たな選択肢として「CROSS ANALYTICS」を開発・提供開始
2025年3月8日、レギュラス・ソリューションズ株式会社(本社:東京都渋谷区恵比寿1-15-9 日宝恵比寿ビル403 代表取締役社長:柴田博)は、「CROSS ANALYTICS(クロスアナリティクス)」の提供を開始しました。この新サービスは、3大ECプラットフォームであるAmazon, 楽天市場, Shopifyの売上やアクセスデータを集約し複数店舗のパフォーマンスを一括管理することを通じて、これまで手間のかかった複数店舗を横串に見た分析を可能にし、迅速な意思決定を実現します。
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サービスの開発背景
EC事業の最大化を目指して、多くの企業が複数のECチャネルを持つようになりました。巨大ECモールのAmazon・楽天市場でのストア出店、そして自社ECサイトを同時に持つ形がその典型といえます。EC運営においてはタイムリーなデータ分析が成功の鍵を握ります。しかしながら、チャネルが増えれば増えるほどデータが散在することになり、チャネルを横串に見たデータ分析を困難にさせ、現場のEC担当者たちに多くの作業負担を強いることになります。あるいは、当社のようなECコンサルティングを提供している企業においても、データ集計作業に多くの工数が発生し、レポートや提案の質を高める足枷となっています。
また、チャネル横断のパフォーマンス分析に時間がかかることで、リソースの「全体最適」を難しくさせる側面もあります。つまり、EC事業全体の売上を最大化させようとする時、調子のいいチャネルからテコ入れが必要なチャネルへ投資の再配分を柔軟に行う必要がありますが、実態を把握するだけでも時間がかかり、それを難しくさせる場面を当社は何度も見てきています。
こうした状況に危機感を持ち、ECを運営する多くの企業のパフォーマンスを最大化する一助とすべく、CROSS ANALYTICSを開発いたしました。
サービス詳細
CROSS ANALYTICSは、EC全体からチャネル別、商品別の主要KPIを分かりやすい形でダッシュボード化しています。随所で「前月比」「前年比」の数字を合わせて表示させ、KPIの変動も捉えやすくしています。Amazon, ShopifyはAPI連携させ、前日のデータまで自動取得します。楽天市場はCSVファイルのアップロードによりデータ更新を行います。(注文データのAPIを公開していないため)
また、ありそうでなかった「予算比」機能を実装。売上予算(目標)を月次・週次・日次で登録できるようにすることで、EC全体および各チャネルの数字の進捗を一目で確認できるようにしています。
主な機能
CROSS ANALYTICSトップページ
ダッシュボード1.CROSS ANALYTICSのトップページ(ダッシュボード)には、全チャネル合計および各チャネルの売上を前月比、前年比とセットで表示。
予算比表示
ダッシュボード2.当月の売上については、月トータル予算に対する進捗(月予算比)、経過日数分の予算に対する進捗(経過日数予算比)を合わせて表示することで、アクションの必要有無を瞬時に判断できるように支援。EC全体だけではなく、チャネル単位で予算比を表示させることで、広告費等予算配分の最適化にも寄与。
売上ランキング
売上ランキング「売れる商品をさらに売る」が売上アップの最優先アクション。商品の売上ランキングを表示させるとともに、各商品の全体売上における構成比を表示。また、各商品のチャネル別売上シェアを表示させることで特定のチャネルに売上が偏った商品を一目で確認することができます。
商品別分析
商品別分析全ての商品に対して、個別のレポートを用意。各チャネルでの売上、販売数量、商品ページへのアクセス数、購入率(コンバージョンレート)といった主要KPIを表示。全てのKPIに対して、デフォルトで前月比・前年比を表示させ、売上の変動要因を明らかにします。
商品グループ作成画面
商品グループ機能商品を任意の単位でグルーピングし、売上を集計する機能。例えば、今期の注力商品グループや、自社独自の商品カテゴリー、担当チーム別の商品グループなど自由に設定可能。
ダッシュボード等で商品グループを指定ことで、集計対象商品を限定して売上等を見ることが可能。
売上予算入力ページ(日次)
予算設定売上予算(目標)は月次もしくは日次で設定。月次で設定する場合は、月日数で均等割して日次予算を自動設定。(設定後に編集することも可能)
Amazonや楽天市場のセール期間などは、予算を多めに見積ることで、的確な売上マネジメントを可能にします。
レポート設定画面
年度・曜日設定データ集計の手間を極小化させることを目的に、年度の開始月や週の開始曜日、あるいは税込・税別など、企業によって異なる集計方法を任意で設定することを可能にしました。
サービス料金
CROSS ANALYTICSは、3段階(Entry, Standard, Plus)の料金プランを設定しています。
各プランの違いは「連携させるチャネル数」のみです。月額料金はそれぞれ、
- Entryプラン(2チャネルまで):8,800円(税込)
- Standardプラン(3チャネルまで):11,000円(税込)
- Plusプラン(4チャネルまで):13,200円(税込)
となっており、12ヶ月一括払いには10%、24ヶ月一括払いには20%の割引を適用しています。
チャネル数の構成は自由。(Entryの場合、ShopifyとAmazon、楽天で2店舗など)
また、「無料トライアル期間」として申し込み後30日間は無料でご利用いただけます。(解約はいつでも可能)
各種設定作業を支援するべく、45分間のオンラインミーティング(Zoom, Google Meet)を3回まで全てのプランに対して提供いたします。
今後の展開
ユーザーからのフィードバックをいただきながら、追加機能開発やUI/UXの改善を継続して行なっていきます。一方で、最優先事項としてはデータ連携先のECプラットフォームの拡充を考えています。Shopify以外のECショッピングカート(futureshopやカラーミーショップ、ecforce、BASE, STORESなど)やYahoo!ショッピングなどのECモールとのデータ連携開発を進めます。
さらには、2026年中にAmazon, Shopifyの利用率が高い北米でのサービス提供を開始すべく準備を進めております。
CROSS ANALYTICS提供開始における代表コメント
レギュラス・ソリューションズ株式会社 代表取締役社長: 柴田 博
代表取締役社長 柴田 博CROSS ANALYTICSは、現場のEC担当者として、EC事業を統括するマネージャーとして、そして経営者として、私自身が長年思い続けた「こんな分析ツールがあったらいろいろ楽になるのにな」を具現化したものです。
CROSS ANALYTICSは、複雑で高度なレポートをあえて作成していません。四則演算以上の計算もしていません。そもそもECといっても「店舗」であることは変わりなく、そのパフォーマンスを知るのに複雑で難解な分析自体がナンセンスだと当社は考えています。
EC全体の売上がどうなっていて、どのチャネルが好調(不調)で、売上を向上させるためにどの商品にリソースを配分する必要があるのか。店舗管理の本質はそれだけです。リアルもデジタルも関係ありません。これが複数店舗になった時、データの扱いに様々な非効率が生まれますが、そこを解決したいというのがCROSS ANALYTICSのコンセプトです。
その後の具体的なアクション、例えば、どの商品に優先して広告費を充てるのか、どの商品を店内でもっと目立たせるのか、どの商品の見せ方を改善するのか。こういったものは、プロフェッショナルの皆様がよく知るところです。
このCROSS ANALYTICSが、複数のECチャネルを展開する世界中の企業を付加価値の低い作業から解放し、パフォーマンスを向上させることを期待しています。
レギュラス・ソリューションズ株式会社について
代表者:代表取締役社長 柴田博
本社所在地:東京都渋谷区恵比寿1-15-9 日宝恵比寿ビル403
設立日:2020年8月3日
事業内容:
- ECデータ分析ツール「CROSS ANALYTICS」の運営・開発
- EC運用コンサルティング(自社EC、Amazon, 楽天市場、Yahoo!ショッピング)
- オンライン広告運用コンサルティング
- EC組織開発支援
会社HP:
代表者プロフィール
2000年アクセンチュア株式会社へ新卒入社。経営コンサルタントとしてキャリアをスタート。Yahoo! JAPAN等を経て、アマゾンジャパン合同会社に入社。シニアマネージャーとして音楽配信サービス(Amazon Music)のビジネス拡大に従事。以降、MICHAEL KORS等にてEC責任者を歴任。
PC周辺機器メーカーLogicoolではAmazonでの販売・マーケティングに従事。Amazonについては、中からも外からも深い見識を持っている。その他、Instagramなどグローバル企業での実績も多数。外資系企業を中心に、都合13社を渡り歩く。
2020年8月レギュラス・ソリューションズ株式会社を設立、同社代表取締役社長に就任。
2000年 早稲田大学商学部卒業