株式会社WithMidwife
24時間365日、専属ウェルネスコーディネーターが従業員と家族の健康・子育てをサポート
株式会社With Midwife(本社:大阪府大阪市、以下With Midwife)が提供する健康と子育ての従業員支援プログラム「THE CARE」を、重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイス、家庭電器などの製造・販売を行う三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区、関西支社:大阪府大阪市、以下三菱電機)・関西支社が、2025年1月1日(水)より導入いたしました。また、導入にあたり1月23日(木)には従業員を対象としたセミナーが行われ、男性育休の実際や育児支援の情報について従業員へ周知しました。
■三菱電機株式会社について
三菱電機は、1921年の創業以来、100年を超える歴史を有し、社会システム、電力システム、防衛・宇宙システム、FAシステム、自動車機器、ビルシステム、空調・家電、情報システム・サービス、半導体・デバイスといった事業を展開する総合電機メーカーです。
デジタル基盤「Serendie」を活用し、お客様から得られたデータをデジタル空間に集約・分析するとともに、グループ内が強くつながり知恵を出し合うことで、新たな価値を生み出し社会課題の解決に貢献する「循環型 デジタル・エンジニアリング」の推進にも力を入れています。
関西支社は、1947年に大阪営業所として開設され、関西2府4県を中心に営業活動を展開しています。関西圏には12か所の事業所と先端技術総合研究所があり、全社の約4割の社員が勤務しています。
三菱電機におけるDE&I推進の取り組み
三菱電機は企業理念において、「たゆまぬ技術革新と限りない創造力により、活力とゆとりある社会の実現に貢献」することを掲げています。この実現に向けては、「人と共に成長し、人財の力で未来を拓く」という人財戦略の基本理念のもと、多様で多才な従業員一人ひとりがそれぞれの個性や能力を最大限に発揮できることが大切です。
中でも、
のひとつである「男性の育児休業取得」は、性別を問わず、誰もが働きやすさと働きがいを持つことのできる職場環境づくりにとって重要なテーマであると考えており、積水ハウス株式会社主催の男性育休を考えるプロジェクト「IKUKYU.PJT」にも参画しています。
■健康と子育ての従業員支援プログラム「THE CARE」の導入内容について
三菱電機関西支社の従業員およびその家族に対し、看護師・助産師・保健師等の国家資格を併有し、キャリア支援や労務の知識などを身につけたなど医療専門家(ウェルネスコーディネーター)が3名専属で、24時間365日寄り添います。
従業員はアプリを通じて、チャットやテレビ電話を通じた匿名でのオンライン相談ができるほか、健康やライフイベントに関する社員研修、個別の両親学級、復職支援などを受けることができます。また、企業担当者へは相談実績の統計データに基づくコンサルティングを提供し、より良い組織づくりを支援します。
男性育休推進・THE CARE導入周知として「育児と仕事の両立支援セミナー」を開催
また、1月23日には、三菱電機関西支社の従業員を対象にTHE CARE導入セミナーが開催されました。セミナーでは、同社専属のウェルネスコーディネーターより、男性育休に関する法改正のポイントや取得状況、社会の意識変化についての周知や、三菱電機独自の男性育休制度の紹介が行われたほか、育休取得者やその周囲の家族や同僚のよくある困りごと、育児と仕事の両立に関するケーススタディなど、育児支援に関する網羅的な情報が提供されました。
実際に参加した従業員からは、「漠然と育休を取得したいと思っていたので、取得する際の具体的なスケジュール感のイメージがついた」・「妻も仕事をしているため、自分自身も家事や育児の分担をする必要性を強く感じている中で、会社も『男性の家事、育児の積極参加が必要な状況にある』点を認識してくれていることがわかり、安心につながった」といった声が聞かれました。
■導入意図/背景
1)2023年、With Midwifeはスーパーえこひいきベンチャーに選定
三菱電機とWith Midwifeは、三菱電機が参画する
(大阪市北区、代表 生駒京子)が「特定有望ベンチャーのスケールアップと成長に向けた支援」として行う「スーパーえこひいき」企業として、2023年にWith Midwifeを選定したことをきっかけに出会いました。
当時より、三菱電機では育児と仕事の両立支援、特に男性の育児休業取得に関する社内の取り組み強化に向けた施策を検討していました。THE CAREでは、人事労務の知識や企業独自の制度や風土なども理解したウェルネスコーディネーターによる個別具体のケア提供が可能です。そのことから、同社は男性の育児休業取得・育児と仕事の両立に関するサポート窓口としてTHE CAREを活用することが、社内の男性育休取得率向上を含むDE&I推進において有効であると考えました。
2)男性育休取得予定者へのトライアル導入を開始
本導入に先立ち、まずは育児休業を取得予定の男性従業員1名に対し、トライアルとしてTHE CAREによる「育休サポートプログラム」の提供を開始。具体的には、育休取得前から復帰後にかけて、対象の従業員とその家族に対し、担当のウェルネスコーディネーターより以下のサポートが提供されました。
【THE CARE育休サポートプログラム実施内容】
-チャットアプリでの相談サービス24時間365日、専属のウェルネスコーディネーターに業務引き継ぎや育児の不安、復職に関する悩みなどを相談可能、24時間以内に返信。
-オンライン相談サービス希望時、または産前産後の適切な時期に、専属のウェルネスコーディネーターによる個別の両親学級やカウンセリングなどをオンラインで実施。
-訪問ケア従業員の自宅に専属のウェルネスコーディネーターが直接訪問し、児や親の体調の確認、育児の悩みや生活環境へのアドバイス、仕事と育児の両立のための暮らしのヒントや職場復帰についてなど、専門家視点でのサポートを実施。
実際にサポートを受けた従業員からは、「ネットでは育児の情報が多くありすぎて判断が難しいことがあったが、THE CAREでは助産師にLINEやオンラインで相談できたので、安心して子育てできた」・「LINE相談は24時間以内に返信があり、親身になってこちらの状況を聞いてくれたので育児中の支えになった」という声が聞かれました。
3)支社内全体へ伴走型の育児サポート導入により、仕事も家庭も充実した環境づくりへ
上記の従業員のトライアル実績を受け、三菱電機はTHE CAREの提供範囲を支社内全体へと拡大し、社内全体での育児支援を充実させることを決定しました。
今回の導入では、妊娠中の方から、0~7歳までの子どもがいる従業員(性別問わず)およびそのご家族(2親等以内)を対象とした育児サポートの制度としてTHE CAREを活用します。
三菱電機はTHE CAREを導入することで、育児をしている世代の従業員が仕事と家庭の両立における悩みを気軽に相談できる場所として機能させることを目指しています。また、社外専門家と連携することで社内の育児支援体制をさらに強化し、従業員の安心・意欲向上を目指します。
■代表コメント
三菱電機株式会社 関西支社長 中谷太郎 氏三菱電機では、以前から男性従業員に向けた育休関連制度の充実化、育休取得推進の取り組みを行ってきましたが、すべての従業員が必要な制度を取得できていたかという点では課題がありました。「従業員が本当に取得しやすい環境をつくるために何ができるのか」という視点に十分踏み込めていなかったのが実情です。そのような状況の中で、特に男性従業員がより育休を取得しやすくなる仕組みを検討していた際に、With Midwifeさんの「THE CARE」と出会いました。
THE CAREの仕組みの魅力は、一人ひとりの個別の実情にしっかりと寄り添ってくれる点にあります。育休を取得するといっても、従業員それぞれの家庭環境や状況は異なります。インターネット上の一般的な情報だけではカバーしきれない課題も多くありますが、THE CAREでは医療専門家が当社独自の制度も理解し、直接個々の従業員とコミュニケーションをとることで、各家庭の状況を深く理解し、それぞれの実情に応じたサポートを行ってくれます。単なる制度としての施策ではなく、育休者が直面する日々の困りごとに寄り添い、解決を支援してくれる点が素晴らしいと感じました。
会社の経営戦略と人財戦略、そして従業員の尊重はすべて繋がっています。THE CAREを活用することで、育休取得を支援し、働きやすい環境の整備をさらに進めることで、従業員の安心感や働きがいを向上させ、会社全体の成長にもつなげていきたいと考えています。今後も育児と仕事の両立を支援し、従業員がより活躍できる環境づくりを推進していきます。
株式会社With Midwife 代表取締役 岸畑聖月2019年、関西で創業した私たちWith Midwifeは、2023年3月には関西経済同友会の「スーパーえこひいきベンチャー」に選定いただきました。その後、同会員であるロート製薬株式会社様、伊藤忠商事株式会社様に続き、三菱電機株式会社関西支社様にも「THE CARE」を導入いただき、価値ある事業の成長を応援してくださっていることを心から嬉しく思っています。
私は助産師として臨床の現場に立ち続ける中で、「働くこと」と「産み育てること」の両立にいかに大きな課題があるかを痛感してきました。時代の変化とともに、個々の価値観や家庭環境はますます多様化しています。しかし、多くの企業では、制度やルールといった“画一的な仕組み”だけでは、従業員一人ひとりのリアルなニーズに応えきれないのが現状です。
だからこそ、医療の専門家である私たちが、キャリア支援や労務の視点を持ち、企業に寄り添う形で従業員の背景を理解しながら、的確な情報や支援策を提供していくことが必要だと考えています。私たちが目指すのは、単なる福利厚生の枠を超え、企業の中で本当に役立ち、従業員の心強さにつながる“伴走型のサポート”です。
THE CAREの導入に際し開催した「育児と仕事の両立支援セミナー」では、多くの参加者が積極的に質問や実体験を共有してくださいました。この対話の中には、今皆さんが直面しているリアルな課題も詰まっていました。その一つひとつに、三菱電機株式会社関西支社様が我々とともに本気で向き合いながら、解決策を一緒に見つけていこうとしてくださった姿勢が大変嬉しく、私どもも使命感がさらに強まりました。
「THE CARE」は、まだ世の中に広く認知されているわけではありません。ですが、三菱電機株式会社関西支社様がその本質的な価値に気づき、時代に即した新しい支援の形を共に創ろうとしてくださることを、大変心強く思います。導入はゴールではなく、ここからが本当のスタートです。より良い環境を築くために、企業と従業員様の双方に私たちも全力で伴走し続けます。
■健康と子育ての従業員支援プログラム(EAPサービス)「THE CARE」について
働く人を取り巻くライフイベントやキャリアに関する悩みを、24時間365日いつでも企業視点を兼ね備えた専属の看護師/保健師/助産師に相談できるアプリをメインとした従業員支援サービス。
THE CARE公式サイト
<THE CAREの3つの特徴>
-幅広い専門性をもつスタッフによる手厚いサポート看護師・助産師・保健師等の国家資格を併有するスタッフが、労務やキャリア支援などの企業視点のスキルを身につけ(ライセンス制)、はたらく人を支援します。
-気軽さ・手軽さを追求したアプリ医療専門家は1社につき3名以上専属でつきます。導入企業に所属する従業員およびその家族は専用のアプリケーションでメンタルヘルス、体調管理、妊活、子育て、介護など公私における様々なお悩みを打ち明けることができます。24時間365日相談を受け付け、匿名で利用できる社外相談窓口です。
-企業と個人双方から支援企業視点を身につけた専属の医療者は、企業独自の制度や社風も理解して従業員の支援にあたります。一方で、相談者からの声をデータ分析した後、直接企業へフィードバックを行い、改善や風土醸成につなげます。両者に対し密に関わりながら、従業員のお悩みの根本的解決をめざします。
■育休推進に取り組む企業様必見!【父親支援の専門家が京都に集結!男性育休を成功に導く具体策とその未来】
2025年3月8日(土)、男性の育児支援有識者フォーラム「父親支援の専門家が京都に集結!男性育休を成功に導く具体策とその未来」を開催いたします。
第1部では男性の育児支援に関する有識者4名が登壇し、急速に変化する男性の育児背景やその支援策を企業担当者・支援者・当事者と共に考えることで、現時点での示唆を導き出すことをめざします。
第2部では企業視点も交えてフォーラムを進行します。産後パパ育休の新設、育児・介護休業法の改定など、社会・政治からの要請が強まる中、その変化をどう受け止めることが従業員の本質的な幸福につながるのか、企業の垣根を超えて人事担当者・当事者・専門家と共にヒントを見出します。
開催概要
日程:2025年3月8日(土)13:00-15:00(12:30より受付開始)
※終了後30分ほど全体ディスカッションを行いますので、関心がある方はご参加ください。
場所:京都市男女共同参画センター ウィングス京都「セミナー室A/B」
(〒604-8147 京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262番地)
定員:100名(先着順)
形式:対面での開催 ※オンライン配信はございません
参加費用:無料
フォーラム構成:2部制
イベントの詳細・お申込みはこちら:
■企業概要
企業名:株式会社With Midwife
設立日:令和元年11月1日
資本金:300万円
代 表:岸畑 聖月
所在地:大阪府大阪市都島区東野田町4-15-82 QUINTBRIDGE303
理 念:「生れることのできなかった、たったひとつの命でさえも 取り残されない未来」の実現
目の前のいのちだけでなく、流産や死産など、目に見えないいのちも私たちは日常的に目にしています。そんないのちも、決して取り残されない社会を、私たちは助産師の「寄り添う(care)」チカラで実現します。
公式HP: