映像・メディアを用いた芸術と世界認識の関係性を探る。アーティスト伊藤道史らによるVR展示+シンポジウム+出版プロジェクト「./MYTH.YOU」が始動。新宿・NEUUにて2025年3月9日(日)より。

2025.02.27 10:00
アーティスト 伊藤道史
ブレインマシーンインターフェースと、VRを組みせたアーティストの新作の発表や、豪華ゲストらを多数ご招待し新しい技術を用いた表現のあり方を探るシンポジウムを開催。会場は新宿駅最寄り口徒歩1分のNEUU。
Project [ ./MYTH.YOU | あなたの中から神話を見つけられたみたいです。 ] Main Visual ver.1

0. [./MYTH.YOU] プロジェクトの概要
 新宿・NEUUにて、2025年3月9日(日)よりVRや詩を用いて、VR・AR作品を発表し、先端技術を用いたセンサリングや、インタラクションの詩学・美学を探求してきたアーティスト・伊藤道史がプロジェクト「./MYTH.YOU あなたの中から神話を見つけられたみたいです。」を始動。VR作品では、次世代型ウェアラブル脳波計の開発とニューロテクノロジーの社会実装を行うVIE株式会社(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役:今村 泰彦、以下、VIE(ヴィー)」がBMIプログラムの開発・デバイスの協力を行う。
 VR作品展示、シンポジウム、出版という3つの軸を通して、現代の映像・メディアを用いた芸術と、世界認識や文化構築の基盤についての対話・議論を深めることを目指しています。「./MYTH.YOU」は、プリミティブなコンピューターのコマンドで「あなたの中で神話がある場所を探索し、見つけたら実行します」の意味。
 本プロジェクトではアーティスト・伊藤道史による脳波測定技術を用いた新作VR作品の展示、編集者・西山萌と、キュレーター・戒田有生、伊藤道史らによって企画される、アーティストや研究者らを招いた、同時代のニューメディアを用いた芸術の可能性を探るシンポジウム企画。そしてそれらの記録から成る書籍の出版を行います。
 メディアや技術の進展が加速するこの同時代。情報や記号の根拠があいまいになり、共同体における信条や価値観の基盤が不確かになっています。芸術や人文知のあり方を検討することによって、あらたな方法で世界を見つめあい、私たちの次の一歩を生み出す方法を探ります。
Project [ ./MYTH.YOU | あなたの中から神話を見つけられたみたいです。 ] over view

1. 展示について
Project [ ./MYTH.YOU | あなたの中から神話を見つけられたみたいです。 ] exhibition
参考画像_伊藤道史《CONATUSの目つきで》2022

VRや詩を用いて、感覚や世界認識の体系を組み替えることで生まれる芸術のあり方を探究してきたアーティスト・伊藤道史が、VIEが独自開発し提供する脳波デバイスを用いた新作を発表します。脳波デバイスとは、頭部に装着することで、脳の電位を取得し、感情や思考など脳の状態を取得できる器具です。昨今、脳波測定技術の進展や人工知能による人間の脳の学習の加速により、「脳とデジタル空間が直接繋がる」という想像が現実味を帯びようとしています。脳の中で思い浮かべた言葉やイメージを、読み取り出力する、あるいはある状況や記憶を脳に書き込み入力する。VR技術の先駆者アイバン・E・サザランドは「究極のディスプレイとは、物体の存在や物性そのものをコントロールできる部屋になる」という旨の言葉を残しましたが、本作では物理的な入力やコントローラーを伴わないインプットを通して、VR空間に鑑賞者が参加することを目指します。VRの作中では、脳の中にある今は亡き人の記憶に出会い、記憶を思い出すゆえにその記憶を歪め、忘れてしまう物語が上演されます。鑑賞者の脳の状況に応じて、ヴァーチャル空間での移動や演出が行われることによって、鑑賞者は寝そべったまま溶けて抜け落ちる床から、深層の世界へと入っていきます。脳波デバイスのハードウェア、ソフトウェア技術・開発協力はVIE.Inc。
参考画像_伊藤道史《Grounds Renderer》2024
参考画像_伊藤道史《目映しさのバックアップ》2024

2. シンポジウム・書籍について
Project [ ./MYTH.YOU | あなたの中から神話を見つけられたみたいです。 ] symposium
Project [ ./MYTH.YOU | あなたの中から神話を見つけられたみたいです。 ] book (モックアップにつきデザインは変更になります。)

 シンポジウムとしてショートレクチャー+トークを複数開催し、書籍として出版します。詳細は追加にて発表予定です。
 先端的なメディア・技術を伴う芸術表現は、先端性ゆえに既有知や、既存の技術の延長では汲みきれない妄想を溢れさせ、さまざまに固有な夢や神話と接続しえます。本企画は、芸術の制作や研究の実践の現場の中で、独自の言語を発明しながら先端性を獲得してきたゲストを迎え、メディア表現や、人体をセンサリングする奥行きについて対話・議論を行います。そこでは「メディアアート」をこれまでの意味のまま反復するのではなく、コンピュータやメディア技術を生み出した思想を新しい言葉で捉え直すことで、人と記号や、物性や、光との出会い方を見つめ、語り直すことが行われるのを企図します。3月15日(土)、3月16日(日)に行う複数のトークショーの記録と、批評やエッセイなどを交え、作品のキャプチャや展示記録と共に、本に編集し刊行します。
シンポジウムプログラム
プログラムタイトルは全て仮称。変更になる可能性がございます。
●Program.01 メディア論と芸術実践の今日的論点と展望
3月15日(土) 15:00-16:30 
ゲスト:藤幡正樹 (メディア・アーティスト) × 石田英敬 (研究者)

●Program.02 「語り」と「喩」とマルチ・メディア・ミックス

3月15日(土) 17:00-18:30 
ゲスト:大岩雄典 (美術家) × 山本浩貴 (いぬのせなか座主宰、小説家/デザイナー/批評家/編集者)

●Program.03 デジタル・オブジェクトの呼び声

3月15日(土) 19:00-20:30 
水野勝仁 (メディアアート研究者) × OBJECTAL ARCHITECTS (守谷僚泰+池田美月)×宇佐美奈緒 (アーティスト)

●Program.04 メディアアートとサイキックとポストヒューマン

3月16日(日) 15:00-16:30 
ゲスト:宇川直宏 (現“在”美術家/DOMMUNE主宰) × 今村 泰彦 (VIE株式会社 代表取締役)

●Program.05 詩情の時空はどのように現れるか

3月16日 (日)17:00-18:30 
ゲスト:カニエ・ナハ(詩人) × 布施琳太郎 (アーティスト)

●Program.06 まだ言葉のない芸術への批評はいかに可能か

3月16日(日) 19:00-20:30 
ゲスト:清水知子(研究者) × 平倉 圭 (研究者)

3. 開催概要
○作品展示会期・時間
2025年3月9日(日)~3月30日(日) 14:00~21:00
休館:火曜日
※3月9日の回廊予定は追って公開。
1回の作品ご鑑賞は30分ほど。
事前予約優先で、現地予約も可能。
鑑賞料:500円

○シンポジウム企画 会期・時間
2025年3月15日(土),16日(日)
15:00-21:00
詳細は追って公開いたします。

○Webサイト
[./MYTH.YOU] プロジェクトサイト
○チケット予約サイト
[./MYTH.YOU] チケットサイト
○会場
NEUU (新宿駅16番出口徒歩1分)
「〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目5−11 新宿三葉ビル1F
(新宿駅B16番出口徒歩1分)」

クレジット
展示「./MYTH.YOU あなたの中から神話を見つけられたみたいです。」:
アーティスト:伊藤道史
エンジニアリング:宮川卓也
3DCG:nyu
サウンド:増田義基
VR制作補助:高山僚太
展示空間構成:松本 悠
グラフィックデザイン:中村陽道
Web:と~る。
プロデュース・マネジメント:戒田有生
VIE.Inc
技術・開発協力:VIE.Inc展示では、VIE.Incが独自開発し提供する脳波デバイスを用いた新作を発表します。脳波デバイスとは、頭部に装着することで、脳の電位を取得し、感情や思考など脳の状態を取得できる器具です。
NEUU
第一会期 会場協力:小田急電鉄株式会社 (NEUU)展示・シンポジウムを、NEUUで行います。XR Communication Hub NEUUは、[FILM] [ART]とXRを掛け合わせ、 新たなイノベーションを創出する XRコミュニケーションハブです。
経済産業省 デジタル等クリエイター人材創出事業 映像・ゲーム等人材創出支援「創風」
制作支援:経済産業省 デジタル等クリエイター人材創出事業 映像・ゲーム等人材創出支援「創風」オリジナルの作品を創り、届けたい意欲と実力を持つ次世代クリエイター(映像/ゲーム領域)に対して、1年をかけて作品の制作から展開までを伴走する経済産業省主催のアクセラレーションプログラムです。




シンポジウム・書籍刊行:
企画・書籍編集:西山 萌
グラフィックデザイン:中村陽道
企画・プロデュース:戒田有生
企画:伊藤道史
伊藤道史 プロフィール
アーティスト。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。
感覚や世界認識の体系を組み替え創造する芸術のあり方を、VRや詩を用いて探究する実践を行う。本来人間に不可知な存在が空間に出現したり、不可知なものにアクセスするための身体になることができる空間を発表している。
主な展覧会に、2024 巡回展 GROUNDS RENDERER(デカメロン/表参道ヒルズ/代官山ヒルサイドテラス/NEUU/PARA神保町/東京藝術大学、2024)や、「NEWVIEW FEST2023」(渋谷PARCO、2023)、「個展 CONATUS/私であることの試み」(NEORT++、2022)など。主なキュレーションに目映さ(まぶしさ)のバックアップ/Backup of the Eye’s Reflection(NEUU、2024) 、Beyond The Frame Festibal 2024など。
主な受賞に、NEWVIEWAWARD2024 審査員賞Gerfried Stocker賞、Lu Yang賞。CAF賞2024入選。東京藝大アートフェス2023優秀賞。
技術協力 VIE.Inc 会社概要
 VIE株式会社は、「味わい深い人生を ~Feel the life~」をミッションに掲げ、ニューロテクノロジーとエンターテインメントの力を融合させ、感性豊かな社会の実現を目指しています。
 これまで製薬会社や大学研究機関、企業との連携を通じ、ウェアラブル脳波計やニューロテクノロジーを活用したサービスの開発を推進してきました。特に日常生活で簡易にEEG(脳波)を測定できる技術を実現し、感性の可視化を支援する製品や技術を展開しています。さらにリアルタイムで取得した脳波データにアクセス可能なデスクトップ版脳波解析アプリ「VIE Streamer」を提供しており、研究開発部門や大学研究機関、病院などで広く利用されています。
 2024年3月には、製薬会社や事業会社などからシリーズA1ラウンドで3.05億円を調達し、研究開発および事業開発のさらなる推進に取り組んでいます。今後も、ニューロテクノロジーの普及と、ウェルビーイングや医療分野への貢献を一層進めてまいります。
○お問い合わせ
michibumi.ito.info(@)gmail.com

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