コクヨのものづくりから排出される「樹脂ダンゴ」を色鮮やかなビッグテーブルへ

2025.02.04 11:00
株式会社船場
コクヨの共創スペース“BOXX”の空間づくりにエシカルデザインで参画

未来にやさしい空間づくりを行う株式会社船場(本社:東京都港区、社長:八嶋大輔)は、コクヨ株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:黒田英邦)の東京品川オフィス「THE CAMPUS」内に新設された共創スペース「CREATION PLACE “BOXX”」の空間づくりに、エシカルデザインで参画。コクヨの工場で文具や家具を製造する際にどうしても発生してしまう排出物「樹脂ダンゴ」を新たな価値に昇華し、共創スペースのコンセプトを体現する12mのビッグテーブルを制作。また、共創スペースの内装工事ではゼロウエイストに取り組み、リサイクル率96.2%を達成しました。
1.背景・コクヨの抱える課題
コクヨの企業活動の過程でどのようなものが排出/リサイクルされているかを把握し、使う素材を探すところからプロジェクトを開始しました。コクヨ製品の製造においては、ほとんどのものがリサイクルされていますが、製品の製造過程で、機械の仕様上発生してしまうABS樹脂材のかたまり(通称:樹脂ダンゴ)は、全てをリサイクルするのが難しい状況です。コクヨ社内でも、毎年大量に「樹脂ダンゴ」を排出していることはあまり認知されておらず、これを活かしたプロダクトを作ることで、循環型社会に対する社員の意識向上を目指しました。
射出成形機
家具工場から排出される樹脂ダンゴ
文具工場から排出される樹脂ダンゴ


2.製造過程で発生する樹脂のかたまり「樹脂ダンゴ」の風合いを生かした表情豊かなテーブルが完成
「樹脂ダンゴ」を混ぜ合わせ、熱を加えて圧着し、表情豊かな天板を創り上げました。家具と文具の樹脂材を混ぜ合わせ溶け込ませることで、事業部を横断してサステナビリティを考えていくというコクヨの想いを表現しています。
ビッグテーブルは、コクヨが、イベントやサステナブル活動、社会課題解決に向けたワークショップやブレストなどを行う場として新設した共創スペース「CREATION PLACE “BOXX”」に設置。多くの製品を製造するコクヨの社員が、サステナブルなものづくりについて考えるきっかけとなることを目指しました。
3.エシカルデザイン活動を通じて繋がったパートナーとの共創により、新たなアプローチを実現
今回のプロジェクトでは、プラスチック素材のマテリアルリサイクルを得意とする株式会社REMAREとの共創により「樹脂ダンゴ」を使ったビッグテーブルの制作を実現しました。ものづくりから生まれる排出物を使用することで、コクヨが抱える課題を視覚に訴え、さまざまな可能性を示唆するプロダクトを創り上げることができました。
船場は、業界の枠を超えた多くのパートナーと未来にやさしい空間を共創することを目指し、エシカルデザイン活動を推進しています。2024年12月には、約70社のパートナー企業と共に、エシカルな未来を考える参加型イベント「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2024」を開催しました。今後もさまざまな領域を専門とするパートナーとの共創により、課題解決の幅を広げ、多様なアプローチを実現します。



>「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2024」特設サイトは
4. 共創スペース“BOXX”の施工で発生する廃棄物のリサイクル率96.2%を達成
船場はビッグテーブルに加え、共創スペース「CREATION PLACE “BOXX”」の施工を担当しました。廃棄物の分別を徹底したゼロウエイストな工事を行い、解体工事で発生した廃棄物のリサイクル率96.2%を達成しました。
船場は、「つくる」だけでなく「つかう」や「すてる」まで責任を持ったゼロウエイストな空間づくりを目指しています。施工・解体現場での廃棄物の分別、混合廃棄物の削減に取り組み、一部の案件では、中間処分以降のトレーサビリティまで行っています。2024年には、船場が請け負った全ての施工案件の1次リサイクル率(*1)平均94%を達成しました。

*1 「1次リサイクル率」:現場で出た全廃棄物量のうち、マニフェストの排出品目ごとに分別した割合。
>船場のゼロウエイストな施工についてのプレスリリースは
船場は、今後もエシカルデザイン活動に共感するパートナー企業とともに、未来にやさしい空間の創造を目指します。
>共創スペースに関するコクヨのプレスリリースは
【船場について】
商業施設をはじめオフィスや教育、ヘルスケア、余暇施設等のさまざまな空間づくりにおいて、調査・企画・デザイン・設計・施工・メンテナンスまでをトータルでサポートしています。2021年よりビジョンに「Good Ethical Company」、ミッションに「未来にやさしい空間を」を掲げています。人や地域社会、自然環境へ“おもいやり”の視点を持ち、サプライチェーン全体で未来にやさしい空間の共創を目指すエシカルデザインを推進しています。

社名:株式会社船場 カブシキガイシャ センバ
所在地:東京都港区芝浦1‐2‐3シーバンスS館9階
上場:東京証券取引所スタンダード市場(コード番号:6540)
主な実績:サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場(設計、施工) / ISUMI Glamping Resort & Spa SOLAS(マスタープラン・設計・施工)/ Tokyoシェアオフィス墨田(プロダクション・設計・施工)/ 三井ショッピングパーク ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真(調査企画・マスタープラン・設計・環境デザイン・施工)

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