介護業界の重労働「汚物処理」の手洗いをゼロに 小型汚物処理機 OBUTSU miniの挑戦

2025.01.27 14:00
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左:エレクトロラックス・プロフェッショナル・ジャパン 営業本部長 柴田 荒毅
右:八尾志紀マリアヴィラ ホーム長 村上 政之


(以下、動画の文字起こし)


柴田「手洗いをなくす。漬け込み作業をなくす。人がやるアクションを機械化させる。我々が初めてじゃないかと思います。」


介護施設の仕事の中で重労働とされる汚物処理。人の手で固形物の処理、漂白剤の漬け置き、洗濯機洗浄など2時間から3時間かかる仕事です。
汚れたタオルや清拭タオルを洗う作業時間を半分以下に削減したのは、小さくもパワフルな小型汚物処理機 OBUTSU mini。


介護業界の大きな課題「人手不足」を解決する小さな1台の誕生秘話に迫ります。


大阪府八尾市。この施設では職員に大きな負担がかかる汚物処理をどう効率化するかという課題を抱えていました。


<施設について>
村上「要介護1から5の方がご入居されている施設になります。満床で77名の方が入れる施設になっておりまして、今はもうほぼ入っている状態でございます。
介護職員不足っていうのは施設の悩みとして、どこの施設でもあることなんですが、一番大きいかと思います。」


<汚物処理の悩み>
村上「汚物に関してはすぐに洗濯というのが不可能で、消毒という形で長いもので半日とか晩つけて朝まで漬けておくというものもあります。汚物室が出入りできる職員の入り口にもなっていたので、いたるところにバケツ、バケツ、バケツっていう形で。においやバケツがあるのは衛生的によくなかった。」


入居者やスタッフの方が働くスペースを大きく取るために、汚物処理室は最低限のスペースしかない場合が多いと言います。
介護現場の現状に着目したのがエレクトロラックス・プロフェッショナル・ジャパンでした。


<OBUTSU miniが生まれたきっかけ>
柴田「2階、3階で汚物処理をさせたいとか、またはもともと最初から汚物関係を持ってない施設から問い合わせがあって、我々が現場調査に行くと電源の設備や排水の設備、またスペースの問題から設置することができないということでお断りしているケースが多々ありました。
施設の2階、3階におけるコンパクトな汚物処理機があれば、手洗いをなくす、漬け込み作業をなくす、ドラムの方で汚れを落とす。しかも感染対策の処理ができるというようなところの部分に関して、一連の流れを何とかワンアクションでできないか。」


<注力した部分>
柴田「人がやるアクションを機械化させるというところで、手洗いで洗濯板の上で動くようなアクションを再現させてあげるっていうところがかなり苦労したところです。元々OBUTSU miniはミニっていうぐらいなので、ドラムの形が小さいんですね。
洗濯物に与えるアクションが非常に少ないのでいろいろなアクションを試していく中で、きちんと汚れ落ちが実現できたので結果的には良かった。」
柴田「ケミカル(洗剤)のチョイスにも苦労しました。どういった成分のものがいいのかとか、どれくらいの強度があればいいのかとか、泡立ちはどうしたらいいのかとか、漂白剤の濃度はどれくらいにしたらいいのかとか、漬け込む時間は果たして何分が一番適正なのか、そういったところは本当に微調整、何回も繰り返しながらやったので、本当に苦労したところだと思います。」


<導入した施設からの声>
柴田「食事の準備や、お風呂の準備や、そういったものに手が回せるようになったので、非常に楽になったと。やっぱり一番よく施設で言われているのが、汚物から出る感染。きちんとしたケミカルを使っていますので、感染処理もきちんとできているので安心だよねと。」


こちらの施設でもOBUTSU miniを導入したことによって大きく変わったことがあるといいます。


<OBUTSU miniを導入し良かったこと>
村上「一番は漬け置きしなくていいところですね。そのバケツが並んでいた光景が今無くなりましたし。漬け置きが省かれたので、もう普通の洗濯と同じ時間ですね。職員の時間も介護の方に費やせるので使ってみたらOBUTSU miniがやっぱり無くなるのは嫌だと。」
村上「これは汚物とは関係ないかもしれないですけど、薬を塗っている方のシャツであったり、がん末期の方であったりとか、やっぱり体臭が結構出てくる方ですね。
洗った洗濯物にもまだにおいが残っているというものがあるので、OBUTSU miniならにおいが取れるというところはあります。」


利用者のために時間をもっと使えればという思いと技術力により生まれたOBUTSU mini が変える未来とは


<OBUTSU miniで変えていきたい未来>
柴田「一件でも多くOBUTSU miniが入っていることによってスタッフの方々の業務を軽減できて汚物処理が無くなる業務となって、若い方々が介護業界に集まってくれる世の中になればいいなと考えております。」

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