アスクル、極めて珍しい“つなぎ目入り”の養生テープと両面テープを12 月4 日より販売開始

アスクル株式会社
～テープの製造工程で廃棄されていた端材をアップサイクル。商品廃棄ロス削減の取り組み「Go Ethical」品として新登場～

　アスクル株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：吉岡 晃、以下「アスクル」）は本日12月4日より、事業所向け（BtoB）通販サービス「ASKUL」「ソロエルアリーナ」、および一般消費者向け（BtoC）通販サービス「LOHACO」（ロハコ、以下「LOHACO」）において、テープの製造工程で廃棄されていた端材を用いた“つなぎ目入り”の養生テープ（P-カットテープ）および、両面テープを販売開始します。
　テープの製造工程において端材は廃棄することが一般的ですが、今回この端材に着目し、当社オリジナル養生テープ等を手がける株式会社寺岡製作所（本社：東京都品川区、代表取締役社長：寺岡 敬之郎、以下「寺岡製作所」）との共創により、商品廃棄ロス削減の取り組み「Go Ethical」品として、テープ業界では極めて珍しい“つなぎ目入り”の商品が誕生しました。

「Go Ethical」養生テープ（P-カットテープ）（左）、両面テープ（右）


■テープの製造工程で廃棄されていた端材をアップサイクルし、商品化を実現
　養生テープや両面テープの製造工程で発生する端材は、廃棄することが通例です。今回通常では廃棄されてしまうテープの端材に着目し、寺岡製作所との共創により商品化が実現。テープ業界では極めて珍しい、テープの端材を用いた“つなぎ目入り”の養生テープおよび、両面テープを「Go Ethical」品として企画開発しました。
　養生テープは生産効率を上げるため、原反ロール（※1）同士をつなぎ合わせて製造しますが、まずは原反ロールのつなぎ目部分に接着テープを使用します。次に、つなぎ目が入った原反ロールで定尺加工を行いますが、一部つなぎ目が入ってしまうロールが発生するため、従来は“つなぎ目入り”の原反ロールを一定数たまった段階で廃棄していました。そこで「Go Ethical」品の養生テープでは、つなぎ目が入っているロールを廃棄せず通常品同様の規格で加工を行い、“つなぎ目入り”品として商品化しました。

　一方両面テープの製造時は原反ロールから定尺加工を行いますが、最後に余りとして短尺品が発生し、従来余尺として残った短尺品は廃棄していました。「Go Ethical」品の両面テープでは、短尺品同士を接着テープでつなぎ合わせた上で切断加工し、つなぎ目の入った通常品同様の規格品（10・15・20mm×長さ20M）で商品化しました。
　こうして仕上がった両商品には、1巻あたり1ヶ所つなぎ目部分が含まれるものとなりました。この“つなぎ目”は糊残り、糊が薄い部分が発生する可能性があり商品の特性が保証できないため、対象部分を一目で判別できるよう使用できる部分とは異なる色のテープで可視化し、使用不可である旨を商品のパッケージ上で訴求しています。
（※1） まだ加工（裁断）されていないロール状の素材

　アスクルは「Go Ethical」を通じ、サステナブルな暮らしやエシカル消費が広がる中での購買の選択肢として、お客様の環境配慮ニーズにも応えることが可能と考えています。今後も「エシカルeコマース」を目指し、持続可能な社会の実現に向け、お客様と社会の課題を解決する商品やサービスの拡充に取り組んでまいります。


■Go Ethical（ゴー・エシカル）とは　

　「Go Ethical」 は2019年11月より開始し、従来様々な理由でメーカー側で廃棄されていた商品を作り手であるメーカーと共創しながら、品質に問題のない商品を廃棄することなくアウトレット価格で販売する独自の取り組みです。「世の中から無駄な廃棄をゼロに！」をスローガンに、世の中から少しでも無駄な廃棄を削減する活動を推進しています。累計廃棄削減数（※）は192万個超、69ブランド/メーカーに賛同いただいています。（2024 年11月20日時点）
（※） 2021年5月21日以降に販売した「Go Ethical」対象商品の販売数量を出荷実績をもとに集計したもの


【商品概要】

＜関連プレスリリース＞
●2024年7月23日
出荷前の“飲料ロス”削減に取り組む「Go Ethical つながる天然水」、7月24日販売開始

●2023年1月31日
商品廃棄ロス削減の取組みGo Ethicalが「令和4年度消費者志向経営優良事例表彰」消費者庁長官表彰を受賞

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