日本エムテクス、アサヒ飲料と共同で CO2 吸収剤を配合した無焼成タイル「二酸化タイル」を開発

日本エムテクス株式会社
「CO2を食べる自販機」で回収したCO2活用の内装用タイル商品化は国内初

「二酸化タイル」　着色にはお茶殻やコーヒー粕などを利用


日本エムテクス株式会社（本社 東京都世田谷区 代表取締役社長 三浦征也）は、アサヒ飲料株式会社（本社 東京都墨田区 代表取締役社長 米女太一）と共同で、空気中の二酸化炭素（CO2）を吸収する自動販売機（CO2 を食べる自販機）で CO2 を吸収した吸収材を主原料とした内装用タイル「二酸化タイル」を共同開発し､特許を出願しました。新市場を形成し､来春より発売を開始することになりましたのでお知らせいたします。

「二酸化タイル」の主要成分は、CO2 を吸収した吸収材＋高炉スラグであり、成分の約
90％以上がアップサイクルされています。アサヒ飲料株式会社が開発した「CO2 を食べる
自販機」は 1 台あたり１年間で約 20 本分のスギの木に（林齢 56-60）相当する CO2 を吸
収します。2024 年 1 月から本格展開を開始し、2024 年 11 月末現在では約 350 台が稼
働しています。

環境にやさしい無焼成カーボンネガティブタイル
「CO2 を食べる自販機」で CO2 を吸収した吸収材を主原料とすると共に、一般的なセラミ
ックタイルの製造工程と異なり、1200～1300 度ほどで焼成する必要が無く、無焼成で製
造可能です。「二酸化タイル」はモルタルを圧縮・硬化させる工程で製造するため、製造
時の排出 CO2 を大幅に削減します。製品 LCA でカーボンネガティブ（排出 CO2 がマイ
ナス）となり、一般的な無焼成のタイルに比べて１０３％ほど排出 CO2 が低くなります。（当
社調べ）
この技術に対して、日本エムテクス株式会社とアサヒ飲料株式会社は共同で特許を出願しました。当初は床材として展開を行いますが、将来的には不燃認定の取得、サイズアップを予定しており、壁材としても採用いただけます。吸収材の活用先を見つけることで、脱炭素社会の実現を後押しすると共に、この建材を活用することで将来的にカーボンニュートラル・カーボンネガティブを掲げる企業姿勢のアピールにもつなげていけるのではと期待されています。

「CO2 を食べる自販機」
関東・関西エリアを中心に、CO2濃度が高いとされる屋内に加え屋外などさまざまな場所に設置。脱炭素社会の実現に貢献する国内初の取り組みであり、大気中のCO2の吸収を可能にした自動販売機は、特許（特許第7282338号）取得済みです。





販売は 2025 年４月より開始しディベロッパー、ハウスメーカー、工事会社などに供給して参ります。
「製品仕様」■製品名 二酸化タイル　　■サイズ 300ｘ300 mm 厚み 10 mm
本件に関するお問い合わせ先は
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〒154-0012 東京都世田谷区駒沢 2-16-18 ロックダムコート 3Ｆ
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