東京・京橋からつながる家紋の世界を表現した企画展『「縁と線 -京源のキセキ-」紋章上繪師 波戸場承龍・波戸場耀鳳』

2024.11.06 11:00
東京建物株式会社
BAG-Brillia Art Gallery-で11月23日(土・祝)より開催

東京建物株式会社は、2024年11月23日(土・祝)から2025年1月12日(日)まで、東京建物京橋ビル1階の「BAG-Brillia Art Gallery-(バッグ ブリリア アート ギャラリー、以下「BAG」)」で企画展『「縁と線 -京源のキセキ-」紋章上繪師 波戸場承龍・波戸場耀鳳』(以下「本展」)を開催します。
BAGでは、「暮らしとアート」をテーマにした展覧会を企画・開催しています。
日本に古くから伝わる家紋は、それぞれの家や氏族の象徴として、日常生活になじみ深いものです。本展ではこの家紋のデザインを手がける「京源」の2人のデザイナーの作品を展示します。
京源は1910年、家紋を着物に描く前の工程を担う職人「紋糊屋(もんのりや)」として、初代波戸場源次によって京橋で創業されました。二代目は着物に家紋を手で描く「紋章上繪師(もんしょううわえし)」となり、三代目波戸場承龍、息子の耀鳳へと引き継がれています。承龍・耀鳳親子は2010年に工房「誂処 京源」を立ち上げ、昔ながらの手描きの手法にデジタル技術を導入し、伝統的な意匠と現代感覚を融合した、家紋による新たな表現を指向しています。
2025年は三代目波戸場承龍が家業を継いで50周年にあたります。本展は、京橋で始まった京源の歴史を振り返ることで、家紋アートの世界と京橋という地との「縁」が線でつながり、限りなく続くようにという願いを込めています。
展示内容
本展で紹介する承龍・耀鳳親子の作品は、曲線部分をデジタルツールを使って細密に描いた「紋曼荼羅(R)」をはじめ、独特の世界を持ちます。すべての家紋は円と線で構成されており、その円と線を「分廻し」という竹製のコンパスと定規、硝子棒、上絵筆を使って墨で描くのが伝統的な技法です。伝統的な意匠と現代感覚を融合した京源のデザインは、服飾雑貨、ラベルデザインなどジャンルを問わずさまざまな企業やブランドなどに提供されており、本展ではそうしたコラボレーション作品に加えてオリジナル作品の一部などを展示・販売します。また、会期中には子供向けのワークショップやトークイベントなど各種イベントを開催予定です。詳細はBAG公式サイトにてお知らせします。

・ BAG内展示スペース「+1」
京源の歴史を振り返り、家紋をテーマにした作品を展示・販売します。
波戸場承龍・耀鳳親子を表す「龍」と「鳳凰」の家紋を太鼓の鋲で表現した大型アート作品



・ BAG内展示スペース「+2」
家紋という枠を越えた「紋曼荼羅(R)︎」作品の展示に加え、関連書籍などを展示・販売します。
国内外のブランドに提供した「紋曼荼羅(R)︎ Mon-Mandala」や著書本

京源三代目 紋章上繪師 波戸場 承龍(はとば しょうりゅう)について
着物に家紋を手描きで描く紋章上繪師としての技術を継承し、「円と線」のみを使った家紋の描き方にデジタル技術を融合させた独自の技法「紋曼荼羅(R) Mon-Mandala」を生み出す。2010年より「家紋×デザイン・アート」を軸に森羅万象を描き出す職人兼アーティストとして国内外の企業やホテル・ブランドに数多くの作品を提供している。
紋章上繪師 波戸場 耀鳳(はとば ようほう)について
紋章上繪師の技術を継承し、家紋を「デジタル・デザイン・アート」へと昇華させ、現代のライフスタイルへと落とし込んでいる。8歳から始めた書道で培われたバランス感覚で、シンプルでミニマルなデザインを描く。⽗の承⿓と共に、家紋の魅力を世界に発信している。
開催概要
BAG-Brillia Art Gallery-について
2021年10月に、東京都中央区京橋にオープンした、東京建物のアートギャラリーです。「+1」「+2」という2つの展示スペースで構成されています。
東京建物は、建物の提供だけでなく、さまざまなサービスを通して豊かな暮らしを提案する“住まいのトータル・ブランド”としてマンションブランド「Brillia」を展開してきました。建物やデザイン、インテリア選びなどはクリエイティブな活動であることから、さまざまなアート作品には暮らしを豊かにするきっかけや可能性が秘められていると考えています。
今後もBAG-Brillia Art Gallery-では、アートがもつ「空間を洗練させる力」に注目し、さまざまな視点から、日々の暮らしを彩る一つの体験となる企画を考案していきます。
公式サイト:
本活動は、公益社団法人企業メセナ協議会より芸術・文化支援による豊かな社会づくりの取り組みとして認定されました。本活動の認定は2023年に引き続き2年目となります。




プレスキットダウンロードURL
【本件リリースに関するお問い合わせ】
「京源展」 広報事務局(株式会社クオラス内) 担当:大下、鈴木
e-mail: brilliaartgallery.unei@pj.quaras.co.jp

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