東日本旅客鉄道株式会社「TAKANAWA GATEWAY CITY」PR事務局
- 東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:喜㔟 陽一、以下「JR東日 本」)は、品川車両基地跡地にて手掛ける高輪ゲートウェイ駅直結・都心最大級の新たな街 TAKANAWA GATEWAY CITYを2025年3月27日(木)にまちびらきいたします。
- まちびらき時には、THE LINKPILLAR 1の開業および高輪ゲートウェイ駅が全面開業いたします。 2026年春にはその他の棟が完成、グランドオープンを迎えます。街全体を「100年先の心豊かなくらしのための実験場」と位置づけ、この街のすべてをフィールドに、より良い未来のための社会課題に取り組む「GATEWAY」となる街がいよいよ誕生します。
- 羽田空港から約15分・関西方面の玄関口である品川駅から山手線・京浜東北線で1駅という抜群のアクセス性を有し、国内外から様々な方が訪れ、新しいビジネス・文化が生まれ続ける「国際交流拠点・品川」(「Global Gateway Shinagawa」)の実現に向け、更なる挑戦を続けます。
1.まちびらき概要
高輪ゲートウェイ駅正面に位置する国際交流拠点の象徴となるツインタワーTHE LINKPILLAR 1 をはじめとし、南北約1.6kmにも及ぶ都内最大級の新たな街TAKANAWA GATEWAY CITYのまちづくりは、様々な関係の皆様からのご理解・ご支援のもとで進めてまいりました。
2025年3月27日まちびらきより、THE LINKPILLAR 1の開業および高輪ゲートウェイ駅が全面開業いたします。
まちびらき時より賑わいと交流の拠点となる街の中心「Gateway Park」を核に、様々なプログラムを展開します。
街に訪れる多様な人々に楽しんでいただけるマルシェや、これからの街の姿を先行体験できるシアター、色鮮やかなアートインスタレーションなど、多彩なイベントプログラムをご用意しお客さまをお迎えいたします。また、国内初のキネティック・アートが楽しめるナイトミュージアム&バーなどナイトタイムエコノミーの創出にも取り組みます。
街の玄関口となる高輪ゲートウェイ駅構内には、世界と日本、地域や世代をつなぎ、様々な交流を生み出す「EKI Park」が誕生します。
新たに設置する可動式の芝生ファニチャーは、用途に応じたレイアウトに変更が可能で、四季を通じ様々なイベントにも対応いたします。公園のように居心地の良い空間で、街の玄関口となる次世代の駅にふさわしい場所へと進化します。駅の使い方の幅を広げ、自由度が高く、可変性のあるヒト起点の心地良い空間づくりを実現します。
2.この街の目指す姿 -未来への実験場 TAKANAWAから「地球益※1」を実現
1872年の鉄道開業の際に、海の上を初めて鉄道が走った近代化の礎を築いた地である高輪。こうした土地の記憶を踏まえ、約150年前にイノベーションが生まれたこの地から、100年先の未来に向けたイノベーションを生み出す場を目指します。
TAKANAWA GATEWAY CITYは地球が抱える様々な社会課題に対し、「新たなビジネス・文化」 「循環型社会のモデル」など、未来に資する解決策を街から生みだし、世界中へ発信していく拠点となります。日本各地や世界にイノベーションをもたらしながら、100年先の心豊かなくらしに向けた「地球益」の実現に取り組みます。
※1 地球に対する負荷が高いこれまでの経済活動を見直し、地球と人間が調和する利益を目指すこと
3.「ファイナンス」機能を備えた広域スタートアップエコシステム
「地球益」の実現に向けたビジネス創造施設「TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub」(LiSH ※2)は、国内外のスタートアップ100社以上と、東京大学、シンガポール国立大学、パスツール研究所といったアカデミア・アクセラレーター・ベンチャーキャピタルをかけ合わせ、100年先の心豊かなくらしにつながる知を生み出し・育てる施設です。
ビジネス創造イベント「GATEWAY Tech TAKANAWA※3」から生まれたビジネスの種の、街での実 証・ブラッシュアップをサポートします。
さらに、ファイナンス面からも社会実装を支援するため、新たに「TAKANAWAGATEWAY 地球益 投資事業有限責任組合」(略称:高輪地球益ファンド)を設立し、TAKANAWA GATEWAY CITYを拠 点とした広域スタートアップエコシステムを強化します。
TAKANAWA GATEWAY CITYのまちづくりパートナーとともに本ファンドを通して出資します。各パートナーとスタートアップとの共創を生み出し、街を実証フィールドとして活用しながら、スタートアップを効果的に支援していきます。
※2 TAKANAWA GATEWAY CITY のビジネス創造施設「TAKANAWA GATEWAY Link Scholars‘ Hub」の愛称。多様で先端的な知をつなげ、かけあわせることで新たなビジネス・文化を生み出すことを目指します
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※3 スタートアップや多様な企業、アカデミアやアクセラレーターが一堂に会し、TAKANAWA GATEWAY CITY を舞台に”地球益”の実現を目指す共創の祭典。ビジネス創造イベント「GATEWAY Tech TAKANAWA」について
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4.街の文化・活動のシンボル、複合文化施設の正式名称が「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」に決定 開館は2026年春
100年先の心豊かな未来へ向かう街において、あらゆる人たちのクリエイティブな活動、表現、情報発信、文化を育む拠点として、「地球益」を実現していく複合文化施設の正式名称が 「MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ: ザ ミュージアム オブ ナラティ ブズ)」に決定しました。開館は2026年春を予定しています。
本施設は、「100年先へ文化をつなぐ」をミッションに、これまで育まれてきた伝統や文化に現代の価値観やテクノロジーを融合させ、新たな物語=Narrativeを生み出し、100年先の未来へ継承していきます。展覧会、ライブ・パフォーマンス、和の文化や実験的なプロジェクトなどの分野を横断した様々なプログラムを通じて、訪れる方々に笑いや新しい知識に触れる機会を提供し、新たな自分と出会う「門」となることを目指します。
<JR東日本文化創造財団について>
JR東日本文化創造財団は、本施設で実施するプログラムを企画・運営する組織として設立されま した。開館準備室長は2002年から2020年にかけて日本科学未来館で、サイエンス、アート、デザイン等の様々な領域を融合した数多くの企画展や常設展を開発する傍ら、Barbican Centreやグッドデザイン賞をはじめ、国内外でゲストキュレーターや委員等に従事してきた内田まほろ氏が務めます。
HP:
5.街・地域・ヒトを支える都市OSを活用したまちづくり 「TAKANAWAイノベーションプラットフォーム(仮称)」
TAKANAWA GATEWAY CITYでは都市OS※4に集められたデータを中心に、ロボットプラットフォ ームや街独自のアプリがサービスを提供します。街から得られるデータに加えて、当社が持つ鉄道や駅のデータやKDDIが有する人流データなどを蓄積・分析することで、街に訪れるすべての方を支える快適なサービスを実現します。
(1)都市OS
この街の都市OSは、商業、オフィス、レジデンスなど街全体の情報を蓄積し、さらにJR東日本が持つ鉄道運行データ(列車の位置、混雑、改札)を蓄積するものです。鉄道データの蓄積からそのデータのまちづくりへの活用までを民間企業のみで構築した事例は他に例がない取組みとなり、街のアセットとかけ合わせることで今までに無いデータプラットフォームとなります。都市OSデータを活用した各種実証実験をこの街のビジネスパートナーと行うことで、100年先まで持続的な発展を目指します。
(2)ロボットプラットフォーム
街に配備される警備、清掃、デリバリーなどの複数種類のロボットを束ね、ロボット同士やエレベーター・セキュリティゲートとの連携を実現します。これにより、ロボットは「商業施設とオフィス」「ビルの中と外」をシームレスに移動することができます。
さらに、この街のロボットは都市OSデータを活用することにより「人の混雑を避けて移動する」などの高度な動作を実現します。これによりロボットがヒトの手を離れロボット同士が協力して働く、ロボットがヒトのように働く空間を創出します。
(3)TAKANAWA GATEWAY CITYアプリ
街独自のアプリ「TAKANAWA GATEWAY CITYアプリ」では、街で行われるイベント予約やロボットによるフードデリバリー等、街のサービスの接点になるほか、都市OSに集約された情報を活用し、タイムリーな情報発信を行います。
例えば、改札機のSuica情報と都市OS内のイベントや混雑等のリアルタイムデータを組み合わせることで、適切なタイミングで提案を行い、アプリユーザー一人ひとりに最適な専用のサービスを実現します。また、アプリユーザーがまちづくりや社会貢献に自然と参加できるようなコンテンツも導入を検討しています。
※4 街の全体の情報(商業、オフィス、レジデンス、設備)など異なる分野のあらゆるデータを収集分析し、分野をまたがってデータを活用し合えるプラットフォーム。
6. イノベーションの地を継承し「地球益」実現を目指し続けます
明治期の先人達が築いた近代化の礎は、イノベーションのDNAとして高度成長期を経た今も生き続けており、このプロジェクトを通して大きな旋律を奏で始めようとしております。さらに今後の開発を視野に入れ「国際交流拠点・品川」の発展をけん引していくように、深まり、拡がり、高まっていくことで、「地球益」の実現に向け進化し続けていく街をつくっていきます。
(1)未来へ向けた「三本柱」でイノベーションのDNAを継承していきます
TAKANAWA GATEWAY CITYは、国内外の玄関口として稀有な立地であり、世界から人財・資金・企業等が集積する国際的なビジネス拠点となって、産官学の共創パートナーとの連携により「国際交流拠点・品川」全体の価値を向上させていきます。さらに今後の開発を見据え、これまでも取り組んでいる、街を実験場として捉えたチャレンジを進化させ、共創パートナーと一体となってイノベーションを推進していくことで、科学技術の国際標準化や人財交流などをリードし日本の国際競争力強化に貢献するチャレンジを行っていきます。
●重点的に取り組む「三本柱」
JR東日本は、「課題先進国」日本が抱える社会課題を踏まえ、日本が世界で活躍・再浮上していくきっかけをこの場所から生み、100年先の心豊かなくらしを実現するために、「人財・叡智」「医療」「水素・GX※5」を軸に「地球益」の実現に繋がる取組みを行っていきます。
※5 Green Transformation(化石エネルギー中心の産業構造・社会構造をクリーンエネルギー中心へ転換)を言い、随時最新の環境技術等を採り入れながら目指していくクリーンな未来の姿を表す言葉として用いている。
「人財・叡智」:異才が輝く知の開国
少子化社会、優秀な人財、才能の流出といった日本社会の課題に対して、世界で活躍する国際的な教育者を集結させた人財・叡智のプラットフォームを形成することで、埋もれた才能、専門領域を発掘し、秀でた才能の伸長を目指します。秀でた才能が出会い、相乗されることで、世界レベルの知へ成長していきます。
「医療」:健康寿命100歳社会
超高齢化社会や社会保障費増大、ドラッグロス/ラグ問題などの社会課題に対して、重大な疾病を早期発見できる予防医療拠点や、ヒト・モノ・カネが集まり新薬に即時アクセスできる創薬拠点の構築を目指します。豊富な人財や技術、医療データのオープンプラットフォームなどのリソースを活用し、心と身体の健康を維持し続けられる豊かな社会に貢献していきます。
「水素・GX」:水素都市モデルの創造
2050年のゼロカーボンに向けた取組みを当然の責務として、都市部への水素利活用の展開や、水素調達などの課題を解決しながら、都市部最大級の水素利活用ショーケース、GXを世界に先駆け探究するフロントランナーとして、持続可能で先進的な都市型エネルギーシステムの創出をリードしていきます。
「三本柱」の検討に当たっては、品川から日本・世界に新たなソリューションをもたらす過程を通じて街の成長と日本の発展に寄与し続けることを目標とし、この街が担うべき役割を有識者*とともに検討しており、「人財・叡智」「医療」「水素・GX」の三本柱を軸としたイノベーション拠点の構築を目指します。
(2)高輪築堤の保存と活用を通じて、鉄道開業のイノベーションを未来へ継承します
まちづくりを進める中で出土した高輪築堤の保存と活用を通じて、日本で初めて鉄道が走ったイノベーションの地としての記憶を、次の100年に継承していくことにより、地域の歴史的価値向上や「国際交流拠点・品川」の実現に努めていきます。
国指定史跡の第7橋梁部および公園部の現地保存・公開(2027年度予定)に加え、信号機土台部を移築保存・公開することにより、当時の風景をそのままに実感できるようにします。さらに、先端技術を活用した展示等により、鉄道開業期のイノベーションを体感できるようにします。
高輪築堤の保存・継承の取組みについては、様々な分野の有識者および関係行政等からのご助言やご支援をいただきながら検討を進めています。
⚫ まちびらきにあわせた取組み
まちびらきにあわせ、高輪リンクライン(別紙参照)において、高輪築堤の特徴である海側と山側の石積みを再現し、開業期の鉄道が走ったライン上にレールを埋込むなど、高輪築堤の歴史をリアルに感じられる空間づくりを行います。
また、先端技術を活用し、日本で初めて鉄道が走った当時の風景を感じられるARプログラム「TAKANAWA LINK SCAPE」による、この場でしか出来ない体験を通して、この土地の歴史を新たな形で継承していきます。
高輪リンクラインイメージ(画像:左)/ TAKANAWA LINK SCAPE イメージ(画像:右)
●第7橋梁部(国指定史跡)の再現および(仮称)築堤ギャラリーの開設
鉄道開業当時の風景の再現を目指し、文献調査や現地調査等の結果から得られた知見を基に橋梁部や発掘時に欠損していた箇所の再現などの整備計画を進めています。第7橋梁部の周辺に、高輪築堤を眺め憩える広場空間を整備します。また、隣接するTHE LINKPILLAR 2内で開設予定の(仮称)築堤ギャラリーでは、鉄道開業や日本の近代化の歴史を紹介します。ギャラリーの内装には、高輪築堤を支えていた木材(松杭)を活用します。
THE LINKPILLAR 2 から第7橋梁部を眺めるイメージ(画像:左)/(画像:右)
第7橋梁部の広場空間、(仮称)築堤ギャラリーのデザイン
内藤 廣氏(デザインアーキテクト)
【内藤廣建築設計事務所】
実績:海の博物館、高田松原津波復興祈念公園 国営 追悼・祈念施設牧野富太郎記念館、東京メトロ銀座線渋谷駅他
●公園部(国指定史跡)の再現及び地下回廊の整備
高輪築堤を公園や広場、MoN Takanawa: The Museum of Narrativesから見下ろしたり、公園地下に整備する回廊から見上げたり、様々な視点で眺められるようにします。回廊を展示空間とするとともに、ユニークべニューやナイトタイムでの活用を通し、高輪築堤をより身近に感じてもらえる取組みを今後検討していきます。
高輪築堤・地下回廊を見下ろしたイメージ(画像:左)/回廊から高輪築堤を眺めるイメージ(画像:右)
公園地下回廊のデザイン
隈 研吾氏(デザインアーキテクト)
【隈研吾建築都市設計事務所】
実績: 国立競技場、銀座歌舞伎座、根津美術館、宝積寺駅、渋谷スクランブルスクエア、高輪ゲートウェイ駅 他
7.まちびらきに向けたCM放映決定
2025年3月のまちびらきに先がけて、TAKANAWA GATEWAY CITYの広告展開をスタートします。 「ここは、いい未来への玄関口。」をキーメッセージに、俳優の「堤真一」さんと「當真あみ」さんを起用し、11月1日よりテレビCMの放映を開始するほか、TAKANAWA GATEWAY CITY公式 HP や公式YouTubeチャンネルなどでメッセージを発信していきます。
・公開日: 2024 年 11 月 1 日(金)~
・放映媒体:TAKANAWA GATEWAY CITY公式 HP
公式 YouTube チャンネル、テレビCM
交通広告、Web 広告、駅ポスターなど
・出演: 堤真一さん 當真あみさん
TAKANAWA GATEWAY CITY公式HP:
TAKANAWA GATEWAY CITY公式YouTubeチャンネル: