最新号『WIRED』日本版 VOL.54との連動企画 1dayカンファレンス「THE REGENERATIVE CITY SUMMIT」を11月28日(木)に麻布台ヒルズで開催

2024.11.21 10:00
コンデナスト・ジャパン
『WIRED』日本版「THE REGENERATIVE CITY SUMMIT」(C) 2024 Conde Nast Japan. All rights reserved.

 雑誌『WIRED』日本版は、「The Regenerative City 未来の都市は、何を再生するのか」をテーマに最新号となるVOL.54を発売し、本誌と連動したカンファレンス「THE REGENERATIVE CITY SUMMIT」を11月28日(木)に森ビルとの共催にて、麻布台ヒルズで開催いたします。

 雑誌『WIRED』日本版VOL.54のテーマは「The Regenerative City 未来の都市は、何を再生するのか」。「リジェネラティブ」とは自然環境が本来もつ生成力を取り戻すことで再生につなげていく考え方で、環境再生型農業(リジェネラティブ・アグリカルチャー)などの取り組みを中心に近年注目を集めています。『WIRED』日本版では、これまでも「FOOD: re-generative(2021年3月13日発売 VOL.40)」や「THE REGENRATIVE COMPANY(2023年6月16日発売 VOL.49)」などの特集号を通じてこの概念に注目してきました。VOL.54では都市にスポットライトを当て、気候変動に伴う災害の激甚化や文化の喪失、貧困や格差など都市が直面する課題に立ち向かうためには、自然本来の生成力を生かして都市を再生する「リジェネラティブ」 の視点が重要だという考えのもと、次代の「リジェネラティブ・シティ」の姿を総力を上げて特集しています。

 このたび開催する「THE REGENERATIVE CITY SUMMIT」では、「リジェネラティブ」の視点から都市の未来を描きます。イベントのキーノートには世界的に活躍するトーマス・ヘザウィック率いるヘザウィック・スタジオのパートナー/グループリーダーであり、麻布台ヒルズのプロジェクトを率いたニール・ハバードが登場し、「リジェネラティブ・アーキテクチャー」をテーマとする講演が行われます(事前収録)。

 続くトークセッションでは「リジェネラティブ・カンパニー」をテーマに、都市の未来の景色を変えていく新時代の企業や団体が登壇します。なお、『WIRED』日本版は昨年「THE REGENERATIVE COMPANY AWARD」をローンチしており、本セッションには23、24年度に受賞した企業・団体のメンバーも登壇予定。今年の受賞企業・団体はイベント当日に初公開となります。

■「THE REGENERATIVE CITY SUMMIT」概要

<イベント開催概要>
日時:11月28日(木)18:00~21:30(受付開始17:30)
会場:Hills House Azabudai 大階段
(〒106-0041 東京都港区麻布台1丁目3番1号 麻布台ヒルズ森JPタワー33F)
参加費:無料

<参加方法>
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<タイムスケジュール>
18:00-18:10
Opening(『WIRED』日本版 編集長 松島倫明)

18:10-18:40
Keynote: リジェネラティブ・アーキテクチャー
ニール・ハバード(ヘザウィック・スタジオ パートナー/グループリーダー)
※事前収録

18:40-19:30
Talk Session #1: The Regenerative Company
都市の「未来を実装する」次世代カンパニー
石川由佳子 + more

19:30-19:40
Break

19:40-20:20 
Talk Session #2: The Regenerative City
「東京」の次なるビジョンを描く、リジェネラティブな都市開発
内田まほろ、中島弘貴 + more

20:20-20:30 
Wrap Up(『WIRED』日本版 編集長 松島倫明、『WIRED』日本版 エディター 岡田弘太郎)

20:30-21:30 
Meetup
※ドリンクをご用意しております。

<スピーカー>
ニール・ハバード|NEIL HUBBARD
ヘザウィック・スタジオ パートナー/グループリーダー。2005年にヘザウィック・スタジオに加入以来、ロンドンのルートマスターバス、上海のバンド金融センター、ニューヨークのリトルアイランドなど、数多くの注目プロジェクトで中心的な役割を果たし、革新的なデザインの実現に貢献。最近では、東京の中心部に位置する複合開発地区、麻布台ヒルズのプロジェクトを率い、2023年11月に完成させた。現在は欧州と中国における大規模プロジェクトを監督している。また、2023年に東京、ソウル、上海で開催された「Building Soulfulness」をはじめとする、ヘザウィック・スタジオの国際的な展示会のデザインとキュレーションのサポートも統括している。

中島弘貴|HIROKI NAKAJIMA
リジェネラティブデザイン研究者。1988年生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻特任講師、総合地球環境学研究所客員准教授。設計事務所(ria)勤務を経て、2020年東京大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了、21年4月より同大学未来ビジョン研究センター・連携研究機構不動産イノベーション研究センター特任助教を経て現職。博士(工学)。一級建築士。

内田まほろ|MAHOLO UCHIDA
一般財団法人JR東日本文化創造財団 MoN Takanawa: The Museum of Narratives開館準備室 室長。大阪・関西万博 テーマ事業シグネチャーパビリオン「いのちの未来」企画統括。2002-2020日本科学未来館で、科学とアートやデザインを融合した数多くの企画展、常設展の開発に従事する傍ら、Barbican Centreやグッドデザイン賞等、国内外でゲストキュレーターや委員を務める。JR東日本が開発するTAKANAWA GATEWAY CITYで、「100年先に文化をつなぐ」をミッションに掲げ、知と美、伝統と未来をつなぐ複合文化施設の開館準備に携わる。

石川由佳子|YUKAKO ISHIKAWA
一般社団法人for Cities代表理事/エクスペリエンス・デザイナー。ベネッセコーポレーション、ロフトワークを経て独立後、都市体験のデザインスタジオ、一般社団法人for Citiesを立ち上げ。 まちとみどりとの関係性を再編集する街路樹のデータプラットフォーム「Dear Tree Project」主宰。みどりを取り巻く仕事 のこれからを考え創造していく「一般社団法人 Social Green Design 協会」理事。意味を紡げる都市を考える「Meaningful City Magazine」企画・編集を行なう。神田にコミュニティ拠点「watage」を立ち上げ、ユース世代のためのアーバンデザインスタジオとして活動を実施。リサーチ、企画、編集、 教育プログラムやアートプロジェクトなど、都市をテーマに行なう。

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『WIRED』日本版 VOL.54 ILLUSTRATION by RYUTO MIYAKE (C) 2024 Conde Nast Japan. All rights reserved.
■雑誌『WIRED』日本版 VOL.54 「The Regenerative City 未来の都市は、何を再生するのか」 巻頭の「リジェネラティブな都市への萌芽」では「リジェネラティブ」な兆しを感じられる世界各地のスポットを取り上げ、土着の素材や工法の活用や、単なる緑化にとどまらない生態系の構築などから、これからの都市と建築のヒントをひもときます。
 「リジェネラティブ特区」では、「100年に一度」とも称される大規模再開発がいち段落した2040年からさらに20年が経過した東京に誕生した、再自然化した沿岸部と都内に点在する緑地をネットワークでつないだリジェネラティブ特区を佐々木充彦によるコミックで描き出します。
 また、7月の東京都知事選に出馬したAIエンジニアでSF作家の安野貴博と、台湾の元デジタル発展省大臣で天才プログラマーのオードリー・タンの対談が実現。リジェネラティブな都市の未来について語った「Imagineering and Engineering 民主主義は都市の未来をいかにひらくか?」は必読です。 



■ WIRED(ワイアード)
『WIRED』は1993年に米国で創刊され、英語圏、スペイン語圏、ヨーロッパ、中東、アジアで展開する、世界で最も影響力のある“未来を実装する”メディアです。絶え間なく変化し続けるこの世界をわたしたちが理解し、更新するための「情報」と「アイデア」の源泉であり、カルチャーからビジネス、科学、デザインにいたるまで、あらゆる場面で未来の可能性を拡張するブレイクスルーやイノベーションをお届けします。

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