2023年にデビューした近江米新品種 今年は生産量が約4倍に増加近江米新品種「きらみずき」11月2日から順次、滋賀県内・京阪神地域の量販店・生協にて販売開始

2024.10.29 14:00
滋賀県
滋賀県では、近江米新品種「きらみずき」の販売を2024(令和6)11月2日からスタートします。

 「きらみずき」は、県農業技術振興センターにて育成された新品種。大粒でしっかりとした食感、すっきりとした瑞々しい甘さが特長で、噛むほどに甘さが広がります。農薬や化学肥料を極力使わない「環境こだわり栽培」で栽培されており、それほど厳しい栽培基準を県域で設けたお米は全国初、という点でも注目が集まりました。
 デビュー2年目となる今年は、生産者数が令和5年度の74名から令和6年度は272名に増加、生産量も約4倍となる見込みであり、「きらみずき」の本格生産に力を入れています。
生産者数が大幅増、生産量も昨年比約4倍に増加見込み!
 販売初年度であった2023年は、栽培面積55ha、生産者数74名、生産量約200tであり、ほとんどが滋賀県内のみの販売に留まっていました。対して今年は、栽培面積192ha、生産者数272名、生産量800~1000t見込みと、生産量・生産者数ともに大幅増となっています。




「きらみずき」おいしさの特徴
 大粒でしっかりとした食感、すっきりとした瑞々しい甘さが特長で、噛むほどに甘さが広がる「きらみずき」。粒が大きいことから丼物にも合うほか、洋食、肉料理など幅広い料理との相性が抜群です。食味官能検査においても、「コシヒカリ」と同等以上の数値が出るなど高い評価を得ています。
自然と共生する、人と環境を思いやった「環境こだわり農業」
 世界有数の古代湖、琵琶湖を擁し、多くの河川や山々に恵まれた滋賀県では、1000年以上に渡って受け継がれる自然と共生する農業を進めてきました。そんな滋賀県では、琵琶湖やその周辺環境を守るため、農薬や化学肥料をなるべく使用しない、人や環境にやさしい「環境こだわり農業」を推進しています。環境保全型農業の取組面積の割合は、滋賀県が全国トップです。
オーガニック米の安定した取引を実現する”近江オーガニックライス研究会”発足
 「きらみずき」の生産方法は、化学肥料や殺虫・殺菌剤を使用しない栽培とオーガニック栽培があります。今後、「きらみずき」の生産拡大の推進により多くの生産者にオーガニック栽培に取り組んでいただき、滋賀県産オーガニック米生産量の底上げを図ります。
 一方、オーガニック米は需要はありますが生産量が少なく、生産者個人での販売が多いことから、まとまった量での安定した取引が課題となっています。このような背景の中、今年は、オーガニック「きらみずき」の生産から販売までを生産者同士が協力して行う生産者グループ”近江オーガニックライス研究会”が発足。生産者が協力して生産から販売までを手掛けることで、オーガニック米の安定した取引を実現していきます。


世界農業遺産に登録された「琵琶湖システム」の一つ 「魚のゆりかご水田プロジェクト」
 自然と共生する農業を推進している滋賀県では、「魚のゆりかご水田米」の取り組みにも注力しています。「魚のゆりかご水田米」とは、琵琶湖から田んぼに遡上してきた魚が、産卵し魚の子どもが成育するのに適した環境の水田で育てられた減農薬・減化学肥料の米を指します。この「魚のゆりかご水田プロジェクト」は、世界農業遺産にも登録された「琵琶湖システム」の取り組みの一つであり、世界的にも注目されています。「魚のゆりかご水田」の一部でも、「きらみずき」が栽培されています。
 琵琶湖を拠点に活動する生物採集系YouTuber「マーシーさん」がプロジェクトについて紹介する動画も公開中。ぜひご覧ください。
URL:
西川貴教さん主催!「SHIGA KOMECON 2024」に「きらみずき」PRブースを出展予定
滋賀ふるさと観光大使を務める歌手の西川貴教さんが主催するコメをテーマにした体験型イベント「SHIGA KOMECON 2024」が11月2日(土)と11月3日(日)に開催されます。
当イベントで「きらみずき」SNS(Instagram、X)をフォローいただいた方に「きらみずき」のキューブ米やパックライスが当たる抽選会も開催します。

・名 称  SHIGA KOMECON 2024
・日 程 令和6年11月2日(土)、11月3日(日)開催
・場 所 南彦根 平和堂本部(HATOC駐車場)

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