地球の音を残したい!音の図書館(サウンドアーカイブ)を作って今の音を未来に伝える

2024.10.29 19:30
音の図書館 サウンドアーカイブスジャパンは、100年後の未来にも残しておきたい地球の音をアーカイブ化して日本に音の図書館を作ろうという取り組みです。フィールドレコーディングのパイオニアである川崎氏が世界中で収集した貴重な音源をはじめ、個人が所有する音の寄贈先として活動基盤を整えることを目指します。
お礼のメッセージ
残りわずかとなりました。音の図書館の発起人 川崎より皆様にメッセージです。
「SAJ音の図書館」目標額 100%達成しました! ネクストゴールとして150万円めざします!
100%達成のお礼としまして、「SAJ音の図書館」秘蔵の音源をご用意しましたので、ご視聴ください。
「南国の鳥 - SAJ 秘蔵音源(1)-」
▼ 耳を澄ませてお楽しみください。

みなさまの温かいご支援、ご声援により、おかげさまで目標額の達成することができました!
ご支援いただいた皆様、この場をお借りしまして御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!
目標額は、達成に至りましたが、これから膨大な量の音源をアーカイブ化するためには、まだまだ経費が必要です。これからご支援いただく総額が増えることにより、アーカイブ化する音源の数をもっともっと増やすことができます。
ネクストゴールとして、150万円を目指すことにしました。
150万円が達成した場合には、2つ目の秘蔵音源をご用意する予定です。
私たちも「音の図書館」をより多くの方に知ってもらうために、最後まで頑張ります!
引き続きご支援とPR活動にご協力よろしくお願いいたします。
私たちの「音の図書館(サウンドアーカイブ)」プロジェクトにご関心を寄せていただきまして、ありがとうございます。発起人の川崎です。
これまで私は、世界中の様々な場所でフィールドレコーディングを行い、サウンドデザインを実施してきました。90年の衛星音楽放送St.GIGA(セントギガ)では、立ち上げから、世界中をロケし、収録してきた音の数々をアーカイブし、放送の為のライブラリーを設立しました。そして、収録した音を使用して多くの番組やCDなどを制作しました。
残念なことに、当時ST.GIGAに出来上がっていた膨大な音のライブラリーは、放送局の消滅と共にどこかに消え、これまで制作した数々のWEBサイトの音もコンテンツの終了と共に消えてしまったため、今はもう聴くことが出来ません。
その後も、インターネット上のコンテンツ[Sound Explorer]で世界の音をライブ発信し、世界のサンライズ、サンセットの音の地球儀を創り、多くの音をインターネットを通じて提供してきました。
また、一般の人達との世界音の旅「Sound Bum」では、音のガイドとして、世界各地の音を紹介、ナビゲートして、記録した音をWEBサイトに上げ、訪れた場所のサウンドマップを制作してきました。
FM放送J-waveでは世界を旅する番組「VOYAGE」や環境がテーマの「Blue Planet」で世界の音を聞かせ、PODキャストも制作しました。
日本科学未来館のメガスターでは、1作目よりプラネタリウムの音を制作し、世界の音を素材に詩人の谷川俊太郎さんとのコラボ作品「夜はやさしい」も制作しました。
そして今、私の元には多くの世界の音が収録されたデジタルテープが残り、何十台ものハードディスクが静かに眠っております。
一昨年末、世界中を一緒に音の旅をした友人がロケ中の事故で亡くなりました。
その彼の残したものを整理し、残した仕事を片付けている時、もし自分が死ねば、これらの手元にある音は捨てられてしまう事になるのかな? と実感しました。
実は以前からその考えはあり、海外の友人アーティストにも相談をしておりました。
また、90年代に立ち上げから関わった、日本サウンドスケープ協会でも、公的な音の博物館ができないかと国への要望書を提出したりもしました。しかし、出版物の保存はされていても、様々な音の保存、アーカイブはされません。どうしたら良いかと、長年考えておりましたが、やはり自分達で組織を創るしかないと結論に達しました。
実は、1997年に「Sound Explorer」のコンテンツ制作の折、世界各地のSunrise、Sunsetの音を求めて訪れた大英図書館のサウンドアーカイブのあり方にヒントを得ています。大英図書館のサウンドアーカイブでは、早くから音楽や放送番組の音のアーカイブだけでなく、あらゆる音のアーカイブを制作しています。
それは世界各地で様々な研究をしている研究者が記録した音、それぞれの目的で記録された音をアーカイブし、それを役立てています。目的の音を探す作業をしながら、当時の責任者であり、世界的なフィールドワーカーと話をした時、その仕組みを教えてもらいました。
アーカイブされた音の利用で生じた資金は3割ほどその音をドネーションした研究者にフィードバックされます。アーカイブされた音の利用は、様々な分野で利用が可能です。
今回、設立したサウンドアーカイブスジャパンでも、私自身がドネーションした音だけでなく、音のアーティスト達や、世界をフィールドワークする研究者が収録された音など、貴重な音をアーカイブしていくつもりです。サウンドアーカイブスジャパンは、音の受け皿とも言えましょう。
さらに、アーカイブするだけでなく、それらの音を役立てる事も考えております。WEBのコンテンツや放送番組だけでなく、サブスクの音や、デジタル教科書など新しい分野にも生かすことができます。もちろんそこで生じた資金の一部は音の提供者にフィードバックされます。


何よりも、この瞬間に消えていく様々な地球の音を収録し、蓄積し、将来に生かしていく。それは一人でできることではなく、また一企業の商業的な活動でもないでしょう。より社会に貢献する、公的な組織として、活動していければと思っております。
また、アーカイブされた音を新たに生かす、いくつかのプロジェクトを行う人々との共同作業でもあります。そして、それは音を介して、様々な土地の社会、文化をアーカイブしていく作業とも思っております。
このプロジェクトの賛同を得て、共に少しずつ進んでいければと思っております。
一般社団法人 サウンドアーカイブスジャパン 発起人 理事・会長。
サウンドアーチスト/サウンドデザイナー。日本のフィールドレコーダーの草分け的存在。1990年衛星デジタル音楽放送 St.GIGA(セントギガ)の開局と同時にプロデューサーとして、世界各地を旅してフィールドレコーディングして多数の音源を収録、番組制作など多岐に渡り担当。CD「知床」「バリ島」「トリニダードトバゴ」「奈良・吉野・高野山」「佐藤初女/母の心をすべてに」など14作品、DVD「屋久島」の音制作なども担当。
1997年世界で初めて、リアルタイムで世界の音を聴くことができるWEBサイト「SoundExplorer」を手がける。その後、SoundBum、AQUA-scapeなどのサイト制作にも携わる。インスタレーションとしては、1991年東京パーンを始めとし、日本武道館など様々な場所で展開。また、日本科学未来館、東京都写真美術館、金沢21世紀美術館(オープニング展)での世界の音の作品がある。
日本科学未来館のプラネタリウムでは、「 MEGASTAR 」の番組を手がけ、「新しい眺め」「星野道夫/アラスカの星の下で」「偶然の惑星」や、世界の音を使った谷川俊太郎さんとのコラボ「夜はやさしい」なども制作。東京藝術大学、多摩美術大学などで音の表現を教え、バシェ音響彫刻の修復なども行なっている。日本サウンドスケープ協会も立ち上げから関わり現在も活動中。
私たちの活動について、各界からたくさんの応援メッセージをいただいていますので、ご紹介させていただきます。

●三輪 眞弘様 メッセージ
私は一般社団法人サウンドアーカイブスジャパンの設立趣旨に賛同し応援します。日本におけるフィールドレコーディングやサウンドスケープ分野において常に先進的な取り組みを続けてきた川崎義博氏の活動とその成果は作曲/音楽に関わってきた私にとっても重要な意味を持ってきました。
何よりもそれらは単なる個人的な趣味に留まらず、インターネット上のアーカイブ公開や放送番組の制作などを通して社会的な広がりや学術的な貢献なども含めた公共的なものであり続けた点で特筆すべきです。また、設立の趣旨にもあるように、これまで川崎氏が関わってきた莫大な数の録音、すなわDATテープの再生が困難になりつつある現在の状況は、私自身のコンサートの録音においても近年常に体験していることであり、DATテープに分割されている録音のアーカイブ化作業の緊急性を強く感じています。
そのような意味でも、新しい財団が今発足したことは必然であり、それらが近い将来完全に失われてしまう前に、この新しい財団によって1990年代以後の地球上のさまざまな事象や出来事を網羅した川崎氏の音響記録が未来に向けたアーカイブとして受け渡されていくことを願ってやみません。
2024年7月15日    三輪眞弘
国立ベルリン芸術大学及び国立ロベルト・シューマン音楽大学で作曲を学ぶ。1980年代後半からコンピュータを用いたアルゴリズミック・コンポジションと呼ばれる手法で数多くの作品を発表。1989年第10回入野賞第1位、2004年芥川作曲賞、2007年プリ・アルスエレクトロニカでゴールデン・ニカ賞、2010年芸術選奨文部科学大臣賞、2020年サントリー音楽賞などを受賞。著書「三輪眞弘音楽藝術 全思考一九九八ー二〇一〇」をはじめ、CD「村松ギヤ(春の祭典)」や楽譜出版など多数。旧「方法主義」同人。「フォルマント兄弟」の兄。2024年より京都芸術大学文明哲学研究所教授。情報科学芸術大学院大学[IAMAS]名誉教授。
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●山本 雅之様 メッセージ
「サウンドアーカイブスジャパン」設立、おめでとうございます。
今まで記録されてきた世界中の貴重な音源の数々、それらを後世に残していき、さらに、今後生まれてくるであろう世界中の貴重な音源を、継続的に後世に残してゆくシステムの構築はとても意義のあることだと思います。
誰しもがそれらの音源に手軽に手を伸ばし、様々な分野で活用していくことで、時間と空間を超えた旅に出ることにも似た体験ができるのではないでしょうか。それは文献などで得られる体験ともまた違った、とても素晴らしい体験になると思います。
このようなとても意義のある活動を目指されて設立された「サウンドアーカイブスジャパン」を、微力ではありますが、応援していきたいと思います。


株式会社エス・シー・アライアンス
サウンドエンジニア/デザイナー 山本雅之
スタジオのみならず、コンテンツが再生されるその空間でのマルチチャンネルミックス、フィールドでのマルチチャンネル録音などに多く関わる。
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●前島 慶太様 メッセージ
サウンドアーカイブは後世に資産を残すために今すぐ取り掛かるべき事業です。
特にDATについてはプロ用機材として貴重な音源を残しながら現在アーカイブをすることが難しくなっているメディアの1つです。
今回のプロジェクトではサウンドアーカイブのプロセスや未来に向けて活用するフォーマットを提示する事にも大いに期待しています。
私自身も音響の会社で働き始めた頃はデジタル録音と言えばDATが主流の時代でした。1987年の登場以来デジタル録音を手軽にできるメリットの一方で当時からメンテナンスの難しさや回転ヘッドに非常に薄いテープが絡まるなどのトラブルもありました。しかし高音質で長時間のデジタル録音ができるDATは録音スタジオで使用されるだけでなくバッテリーで動作するコンパクトなモデルは世界中のサウンドロケで活躍しました。その後広く普及する事は無くDATの生産が終了して音響の世界でもハードディスクレコーダーが一般化され使用頻度はかなり減りましたが時々DATにしかない音源があると大変でした。磁気テープメディアは劣化が進み、ハードウェアのメンテナンスも不十分な場合は再生ができなかったこともありました。
今残っているメディア、ハードウェアそして人材も最後のチャンスとなるかも知れません。サウンドアーカイブスジャパンの活動を応援します。


株式会社エス・シー・アライアンス サウンドクラフト ライブデザイン社
サウンドエンジニア前島 慶太
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●兼古 勝史様 メッセージ
「未来の耳への記憶」
サウンドアーカイブズジャパン設立に寄せて
 社会の基盤が急速にデジタル化する中で、我が国においても写真や映像などノンバーバルな資料への関心が高まりつつあり、デジタル化とあいまってアーカイブズの優れた取り組み事例が数多くの分野で見られます。これまでアーカイブと言えば、文書や写真、映像などの「目に見えるもの」が中心でしたが、近年では、NHKアーカイブスの放送ライブラリー(ラジオ番組群)や国立国会図書館の歴史的音源のコレクションなど、音に関するアーカイブも少しずつ広がりを見せています。
しかし、放送ライブラリーは、番組化され放送されたもののみが対象で、そのごく一部が公開されているだけであり、歴史的音源はいわゆる「レコード」として制作されたもの(音楽や芸能、演説など)が中心であり、その利用には様々な制約があります。自然環境や日常生活の中での何気ない音、貴重な音の風景といったものは、こうしたアーカイブズの射程から抜け落ちてしまうことが多く、残りにくいのが実情です。
 そして、こうした地域や日常の中にある音の風景は、社会や環境の変化の影響を受けやすく、気がつかないうちに変化し消えていくものも多いのです。震災後の三陸地方でのある聞き取り調査で、地域の住民たちから(高台移転や防潮堤など復興に伴う激しい変化の中)「日々何かが失くなっているんだけど、何が失くなっているのかわからない」という声があった、という話をきいたことがあります。音の風景とはまさにこのようなものの一つではないでしょうか。時に地域の暮らしやアイデンティティと深くつながり、懐かしさや記憶の縁としてかけがえのない音、多様性に満ちた音の風景が、誰にも気がつかないうちに消えていく現実が日本、世界中のいたるところで進行しています。
 このサウンドアーカイブズは、こうした現状に一石を投じ、私たちの世界から「何が失われたか、何を失ってはならないのか」を問いかけてくれる貴重な試みであると信じます。もちろん、録音が残っていればそれでよし、ということではないでしょう。録音だけが残り、現実の世界からそれらの音が全くなくなってしまったとしたら何とつまらない世界でしょう。しかし「記録されないことは記憶されない」という言葉もあるように、仮に一度は失われたしまった音だとしても、かつてそのような音があったと知ることは、その復活も含めて、私たちの未来の選択肢を広げてくれるはずです。このサウンドアーカイブズが人々の音に関する関心を高め、見えないものの大切さに心をとめる契機となることで、私たちの未来への耳の記憶の道標となることを願ってやみません。


2024年8月    兼古勝史
<プロフィール>
千葉大学教育学研究科(音楽教育)修了。サウンドスケープ研究機構研究員、衛星デジタル音楽放送(St.GIGA)ディレクター、旅チャンネル 番組プロデューサー等を経て、現在 放送大学千葉学習センター客員准教授。日本音楽教育メディア学会副会長。日本サウンドスケープ協会理事・アーカイブズ委員長


・・・・・・・・・・・・・・・●中間 和之様 メッセージ
サウンドアーカイブの重要性
これまで主に、祭りのサウンドスケープや⾃然⾳の記録(録⾳)を⾏なって来ました。本格的な祭りのサウンドスケープ録⾳を⾏ったのは、1995年⼤晦⽇から翌年元旦にかけて、⼤分県玖珠郡九重町の⼭深い神社で⾏われた神楽の収録でした。その後、九州の祭りを中⼼に、100か所以上、⾃然⾳、環境⾳など数⼗か所以上のサウンドスケープ収録を続けています。
祭りのサウンドスケープ
祭りは、毎年同じ場所、時間に円環的に繰り返されるイベントです。祭りの開催により、いつもの⽇常から祭りという⾮⽇常となり、⼀連の祭儀、奉納⾏事が⾏われ、そしてまたいつもの⽇常へ戻るという⼀連のプロセスを経ることにより、町や地域など共同体の活性化が促される浄化作⽤があると考えられています。祭りが円環的に繰り返されていても、サウンドスケープが同じとは限りません。その⽇その場所に、切り取られた時間があり、その場の環境のサウンドスケープ は、⼆度と現れることはなく、またその時間に戻ることも出来ません。同じような⾳に聞こえても、天候や取り巻く環境によって⾳は変わります。
これは、⾃然⾳でも同じことが⾔えます。また、⾼齢化による⼈⼿不⾜や⼝伝の芸の継承が途絶えることにより、祭りが成⽴出来なくなり、途絶えてしまうことも少なくありません。このような意味合いからも、記録されたサウンドをアーカイブすることは極めて重要な意味を持ちます。アーカイブされた⾳は、その地や⼈々の共有の財産としての価値だけではなく、プロダクツとして⼀般利⽤や⺠俗学的研究など、さらにその価値を⾼めることが出来るのではないかと考えます。


中間和之    ミッドサウンドプロ    代表
主にラジオやテレビの⾳声技術に従事し、特にドラマやドキュメントなどのロケでは、環境⾳の収録を多く⾏なっている。⾳声を担当したラジオ作品のドラマ部⾨で、⽂化庁主催芸術⽂化祭の優秀賞、放送⽂化基⾦賞、⺠放連主催部⾨最優秀賞、優秀賞の受賞歴。テレビ番組のドキュメント部⾨では、テレメンタリー特別賞、ドイツの「ワールド・メディア・フェスティバル」ドキュメンタリー部⾨の銀賞などの受賞歴有り。近年、銅鑼とシンセサイザーを使⽤したサウンドパフォーマンスを⾏っている。
・・・・・・・・・・・・・・・
私、川崎が所蔵している音源には、現地に行かないと聴けない貴重な音がたくさんあります。


・オルカの声を聴いたことありますか?
・南極の氷のシャンパンミュージックを聴いてみたいと思いませんか?
・屋久鹿の鳴き声を聴いたことありますか?
音の図書館ができることで、様々な可能性が広がるでしょう。
特に「未来の子どもたちに今の音を残すこと」こそが、私たちの大切なミッションだと考えています。
1. サウンドアーカイブは、未来の世代へ今しか聴けない音を残すことができます。子どもたちは自分たちの過去や文化を深く理解する手助けとなります。
2. 教育機関での教材として、自然音や歴史的録音を通じて、子どもたちはリアルな学びを得るとともに、感受性や理解を深めることができます。
3. また、音の図書館は創造力のインスピレーションを提供し、異なる時代や文化の音を体験することで、子どもたちに共感と地球規模でのつながりを育む手助けになるはずです。
(※画像はイメージです)
想像してみてください。未来の自分が、子どもの頃に遊んでいた公園や、家族と過ごした思い出の場所で聴いた懐かしい音を聞くことができたら、どんなに楽しいでしょう! サウンドアーカイブは、まるでタイムマシンのように、将来はもう聴けなくなってしまう音を未来の子どもたちに届けることができます。この「音の図書館」には、過去の音が記録(アーカイブ)されていて、自分が育った環境や、家族の笑い声、季節ごとの自然の音を感じ取ることができるようになるかもしれません。未来のあなたが、自分が生まれ育った場所の音を聞きながら、当時はどんな感じだったのかイメージする、そのワクワク感を想像してみてください。
(※画像はイメージです)
想像してみてください。教室の中で、子どもたちが仲間たちと一緒に、自然の音や歴史的な音を聴きながら楽しく学んでいる場面を。画面には、鳥のさえずりや川のせせらぎが映し出され、先生がその音がどんな環境で録音されたのかを想像力を働かせて説明してくれます。音源を使ったクイズやゲームが進行し、子どもたちは音の秘密を解き明かす探検家のような気分に。教室の中は、リアルな映像と共に、心地いい音楽が流れ、自然のイラストが飾られ、学ぶことがワクワクする冒険の場所になっています。このサウンドアーカイブが実現すれば、音を通じて学ぶ楽しさが、子どもたちの学びをより具体的でリアルなものにしてくれるでしょう。
(※画像はイメージです)
想像してみてください。未来の音の図書館に足を踏み入れると、目の前にはたくさんの音源が並んでいます。その音源を手に取ると、色とりどりの光が広がり、頭の中で音楽やアートのアイデアが次々と湧いてきます。音の図書館が子どもたちの創造力を引き出し、無限の可能性を広げてくれるのです。


音の図書館が、将来どんな広がりを見せるかは、私たちにも分かりません。
このプロジェクトには、あなたの心と想像力が必要です。


日本はもちろん世界中の自然音、環境音、伝統音楽、都市の風景音など、数多くの貴重な音源は、管理することがない限り、この瞬間にもどんどん失われつつあります。しかし、そのような音は、私たちの歴史や文化、そして人々の生活に深く根付いていて、目には見えなくても、とても大切な財産だということは明らかです。
これらの音をデジタル化し、永遠に保存する活動を誰かがはじめなければ、失うものは想像以上に大きい。
「音の図書館(サウンドアーカイブ)」プロジェクトを立ち上げることにした理由は、そこにあります。
(※画像はイメージです)
このプロジェクトは、ただ単に音を保存するだけでなく、世界中の音の魅力や多様性を世界に広めるためのものです。あなたの支援があれば、私たちは日本国内や世界中から自然音や環境音を収集し、オンラインでアクセス可能なサウンドアーカイブとして提供するシステムの構築の実現につながります。
サウンドアーカイブは、文化の保存や環境保護、芸術表現の拡張、教育など、さまざまな分野で重要な役割を果たします。サウンドアーカイブの構築や維持は、社会的・文化的な様々な価値を生み出す重要な取り組みになるはずです。

1. 文化遺産の保存価値:
  サウンドアーカイブは、特定の地域や文化に関連する音の記録を保存することで、その地域の文化遺産を守ります。伝統音楽や民話、祭りの音、自然の音など、地域の独自性や歴史を伝えるために貴重な資料となります。

2. 環境の記録:
  自然の音や環境音の記録は、環境保護や研究に重要です。生態系の変化や気候変動などの影響を追跡し、環境保護活動に役立てることができます。
3. 芸術表現の拡張:
  サウンドアーカイブは、音楽や映像制作などの芸術表現において、新たな創作の素材として活用されます。独自の音景を創り出すためのリソースとして、制作者に豊かなインスピレーションを提供します。
4. 文化交流と教育:
  サウンドアーカイブは、異なる文化や地域間の交流を促進し、相互理解を深める役割を果たします。また、学校や教育機関での利用を通じて、生徒たちに音の重要性や多様性を理解させることができます。

5. 歴史の記録:
  サウンドアーカイブは、歴史的な瞬間や出来事の記録としても価値があります。インタビューやラジオ放送、政治集会など、重要な歴史的瞬間の音声記録は、後世の研究や理解に役立ちます。

サウンドアーカイブは、文化の保存や環境保護、芸術表現の拡張、教育など、さまざまな分野で重要な役割を果たします。サウンドアーカイブの構築や維持は、社会的・文化的な様々な価値を生み出す重要な取り組みになるはずです。
音の図書館(サウンドアーカイブ)プロジェクトを通して、私たちの活動に賛同していただけるのなら、音の図書館SAJ支援メンバーとして、あなたをお迎えしようと思っております。メンバーになっていただくと、感謝を込めて、私たちの「音の図書館Sound Archives Japanの公式サイト」にあなたの名前を掲載させていただきます。(希望者のみ)また、音の図書館SAJがこれから実施する活動やイベント、メンバー限定ワークショップなどにも優先的にご参加いただけます。
・DAT音源のアーカイブ化・アーカイブ化した音の公開システム構築(大英図書館をモデルに)・SAJ主催のイベント、教育プログラム、ワークショップの開催・フィールドレコーディングツアーの実施 など
音の図書館(サウンドアーカイブ)プロジェクトでは、他では聴くことが出来ない素敵な音を「あなたにも聴いてもらいたい!」との想いから、川崎 義博がセレクションした音が聴ける「音のポストカード」や「SAJコンセプトブック」、「世界の音が豊富に収録されたCD」などを作ります。
50名様限定ですが、「世界の音を聴く」イベント(約2時間)を開催します。場所は、東京 文京区民センターなどを予定しています。
「川崎 義博 音創りワークショップ」では、実際に音の録音をする方法や、作品制作の手法について川崎 義博をはじめ、プロとして活躍するサウンドデザイナーや音響ミキサーなどを交えて、実際の音作りの秘訣など、直接レクチャーを受けることができます。こちらも、50名様限定になります。
さらに、これまでご要望の多かった「フィールドレコーディング体験ワークショップ」も開催します。フィールドレコーディングのノウハウを実際に録音を行いながらプロの講師(川崎 義博 + ゲスト講師)からのレクチャーを受けることができます。(京都市周辺 と 東京近郊の森(飯能の森など)を予定)。
さらには、世界でも非常に珍しい「波音だけが収録されたレコード盤」も数量限定で制作することになりました。川崎 義博がセレクトした特別な波音のレコード(A面・B面とも切れ目なしの波音を収録)です。
また、川崎 義博が世界中を旅して、長年数多くの貴重な音を収録し続けてきた集大成ともいうべき著書「世界音の旅行記 音源付き」を出版に先駆けてご用意することになりました。この著書には、世界中の音源が数多く収録されている特別なものです。(出版に先立ちご提供)
クラファン限定 波音レコードと音が聴けるレコードプレイヤーのセットもご用意しました。
これらは全て、他では手に入らない今回のプロジェクト限定でのご提供となります。


また、このプロジェクトの目的や未来に共感し「リターンなんて要らないから全額活動資金にしていいよ!」というエンジェルなあなたには、エンジェルパックもご用意しました。エンジェルパックでご支援いただいた場合にも「SAJコンセプトブック」をお送りします。


詳しくは、リターンの欄をご覧ください。
2024年10月下旬 クラウドファンディング終了
2024年11月後半より アーカイブ作業開始
2024年11月後半より 公式サイト制作開始
2024年12月上旬より リターン発送開始
・アーカイブ化にかかる人件費
・CD・レコード盤などリターン制作費
・広報活動・制作費
・アーカイブ視聴システム開発費
・CAMPFIRE 手数料(17%+税)
など
あなたの支援があれば、今しか聞くことができない音や一時的な存在の音を、後の世代に残すことができます。また、音楽家や芸術家、研究者たちがこれらの音源を活用し、新たな文化的な創造に役立てることもできるでしょう。
私の友人でもあった音楽家坂本 龍一氏が生前「私も聴いてみたい!」と言っていた貴重な音をあなたも聴いてみたいと思いませんか?
あなたの支援が、日本や世界中の音の豊かさを次世代に伝えるための第一歩となります。ぜひ、私たちのプロジェクトに参加し、世界の音を残しその魅力を世界に広めるお手伝いをしてください。一緒に『音の図書館(サウンドアーカイブ)』を創りましょう!」


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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