子どもの未来の選択肢を「お金の絵本」で増やしたい!元保育士の挑戦。

2024.10.18 19:50
お金について考えるきっかけをつくる絵本シリーズを、子どもたちに広めたい。お金の知識があれば防げたはずの悲しい出来事を繰り返さないために、絵本をつくりました。シリーズ1作目の絵本『3びきとおそうじ』は11月上旬に完成予定です。このプロジェクトを立ち上げた理由
はじめまして。笹島ともみと申します。
元保育士で、今は自分で産後ママをケアするビジネスをしています。
私が今回のプロジェクトを立ち上げるに至った原体験は、保育士時代に遡ります。
大好きな子どもたちと過ごしていた保育士1年目に、とても悲しい出来事がありました。

いつも延長保育を利用されるご家庭がありました。
私が延長保育の当番をしているときも、「今駅につきました!遅れます、すみません!」というお母さんからのお電話を受けることがよくありました。
その日も同じように電話が来て、私はいつものように「〇〇くんは安全に楽しく遊んでいますので、大丈夫ですよ。焦らず、気をつけて来てください」と対応しました。
その数日後の朝、園長先生からそのお母様がお亡くなりになったことを聞きました。
お子さんを抱いて自ら……とのことでした。
他人の私には、正確な理由はわかりません。
ただ、こう思ってしまうんです。
「もし、お母さんがもっと別の働き方をしていたら?
 子育てするなかで、もっと余裕を持てていたら?
 そしたら、こんな悲しい選択をしなくて済んだんじゃないか?」
私がその母子にできることは、もうありません。
だけど、同じような出来事を二度と引き起こさないために行動しよう。
私の中に常にあるのは、「子どもたちを守りたい」という強い気持ちです。
今回私たちが制作している絵本は、私の決意をかたちにしたものです。
私たちはこの絵本シリーズを通して、「働き方やお金との付き合い方は選べること」を、子どもたちはもちろん、子どもと接する大人たちにも知ってほしいと思っています。
それが、子どもたちを守るために私が今できることの一つだと考えています。
応援をよろしくお願い致します。
プロジェクトの内容
私たちは、お金について親子で考える機会をつくるための絵本シリーズを制作しています。このプロジェクトは、その絵本シリーズをつくり、子どもたちに広げていく活動を一人でも多くの方に応援していただきたいと思い、立ち上げました。
絵本は本クラウドファンディングページでご購入いただけるほか、リターンで「寄付」を選択していただくことにより、子ども関連施設に寄付することもできます。一人でも多くのお子さんに読んでいただけるよう、寄付先の拡大にも尽力しています。
この絵本シリーズを完成させ、子どもたちに広めていく活動を応援してください。

金融教育をもっと身近に
皆さんは、お金について勉強したことはありますか?
記憶にない方が大半ではないでしょうか。日本には金融教育が足りていません。
2022年4月から、小・中・高校で金融教育が義務化されました。しかし、学校で教えるべきことは英語やプログラミングなど金融以外にも年々増えており、学校教育だけで内容が十分とはいえません。
さらに、子どもは身近な大人の影響を強く受けるものです。
その身近な大人の金融知識は、どれほどでしょうか?

「いい学校に入って、いい会社に入れば、将来安泰だ」「コツコツ貯金しておきなさい」などと親に言われたことがある人がいるかもしれません。でもこれは、親世代の常識です。
もちろん親は良かれと思って言っているでしょうが、社会変化の激しい時代に、親世代の常識が子どもにも通用する保証はどこにもありません。「親の言いつけを守っていれば大丈夫」とはいかない社会を、子どもたちは生き抜いていく必要があります。
大人ができることは、「お金のことを自分たちも勉強しながら、子どもと一緒に考えること」です。
そのツールとして、この絵本を活用していただければ嬉しく思います。

「絵本」という手段を選んだ理由
絵本は、幼少期から親しんでもらえて、子どもの興味を引くことができます。子どもたちは気に入った絵本を、何度でも自分のタイミングで読み返します。絵本の内容をよく覚えている子もいます。
さらに、子どもに最も近い大人が読んでくれて、その内容について話すこともできます。お金のことは、子どもだけが勉強すればいいことではないからこそ、対話のきっかけになる絵本をつくることにしました。
メンバー紹介
笹島ともみ
元・公務員保育士。整顔サロンオーナー。保育士として5年間働いた後、整顔技術を学びセラピストとして独立。現在は本業(施術)の傍ら、産後ママのキャリア支援や、貧富の差が出やすい歯並びをお金をかけずに生活習慣で改善するセミナーの開催など、子どもたちの未来を明るく照らすための活動を続けている。書籍『パパのための育児クイズ115』(クロスメディア・パブリッシング)一部監修。2児の母。
井上美緒
サロン経営者。美容整体スクール技術講師。ファイナンシャルアドバイザー。アパレル業界で働いた後、ニューヨークとロサンゼルスへの短期留学を経てエステ業界へ。全国展開しているエステサロンの店長職を務めるも、会社がM&Aされたことを機に独立。技術講師等を経て、サロン経営者となる。独立をきっかけにお金について学ぶことの大切さに目醒め、現在はファイナンシャルアドバイザーとして「知って得するお金のお話し会」を毎月開催している。
……上記2名のほか、サポートメンバーが複数名参加しています。

現在の準備状況
現在、「親子で考えるお金の絵本」シリーズ1作目の『3びきとおそうじ』を制作中です。
絵本は、施設での読み聞かせにも使っていただけるように、大判サイズ(23cm×21cm)のハードカバー仕様で制作しています。11月上旬には絵本が納品される予定です。
シリーズは全3作を予定しています。2作目のストーリーは現在考案中ですが、「利子」や「複利」の概念を子どもにもイメージできるようなお話で伝えようとしています(内容は熟考の末、変わる可能性があります)。

1作目『3びきとおそうじ』のストーリー
『3びきとおそうじ』は、雇われて働くカメくんと、自分で仕事を引き受けて自分で働くサルくん、仕事をもらって他の人に働いてもらうネコくんの3びきが登場するストーリーです。
広い家に住んでいるおじさんが、自分の代わりにお掃除してくれる人を探すところから物語は始まります。おじさんにお手伝いを申し出たのは、サルくんとネコくん。お礼にコインを1枚もらえることになりました。ところが、ネコくんが帰り道で、自分の家を楽しそうにお掃除するカメくんに会います。そこでネコくんは、コインを半分あげるからおじさんの家を掃除してくれないか、と持ちかけます。カメくんは喜んで引き受けたのですが……。
ストーリーが進むにつれて、3びきのコインがどのように増えていくのかにも注目してください。幼児にもわかるように、小さい数字と簡単な描写で表現しています。
絵本に込めたメッセージ
この絵本シリーズを通して私たちが最も伝えたいメッセージは、「お金との付き合い方は選べる」ということです。
働き方は、会社員のほかに自営業や経営者といった選択肢もあります。近年では、会社員をしながら副業をしたり、投資なども含めて複数の収入の柱を持つことも身近になっています。働き方とともに、お金との付き合い方も多様化しているのです。働き方もお金との付き合い方も、知らないから選べないのではなく、「たくさんの選択肢を知ったうえで、自分で選んでほしい」と願っています。
一方で、気をつけたのは「一つの正解を示さない」ことです。
お金はただ増やせばいいというものでもなければ、幸せなお金の使い方もまた人それぞれです。だから、「経営者になりましょう」とか「投資をしましょう」とか、「一見、正解っぽいもの」を示さないように注意を払っています。答えを与えることで「考える力」は育まれないと考えているからです。
リターンの内容
ご支援してくださった方には、ご支援金額に応じて次のリターンをご用意しています。
また、上乗せで支援くださった場合も、この絵本シリーズを完成させて子どもたちに広めていく活動に、大事に使わせていただきます。

・2,000円 絵本のステッカーシール1枚
・5,000円 絵本1冊+絵本のステッカーシール1枚
・5,000円 子ども関連施設に絵本1冊を寄付(※1)+感謝のメッセージ
・5,000円 「歯並びのお話し会(オンライン)」参加権利(※2)
・5,000円 「お金のお話し会(オンライン)」参加権利
・8,000円 【読み聞かせセット】絵本1冊+読み聞かせ用音源
・10,000円 絵本2冊+絵本のステッカーシール2枚
・10,000円 子ども関連施設に絵本2冊を寄付(※1)+感謝のメッセージ
・20,000円 【「親子で考えるお金の絵本」シリーズ3部作セット】シリーズ絵本各1冊(※3)
・25,000円 絵本5冊+絵本のステッカーシール5枚
・25,000円 子ども関連施設に絵本5冊を寄付(※1)+感謝のメッセージ
・50,000円 絵本10冊+絵本のステッカーシール10枚
・50,000円 子ども関連施設に絵本10冊を寄付(※1)+感謝のメッセージ
・50,000円 【応援プランA】感謝のメッセージ動画
・100,000円 【応援プランB】感謝のメッセージ動画
※1 寄付先は本ページに随時追加していきます。
※2 歯並びには貧富の差が表れるといわれています。その歯並びを、お金をかけずに生活習慣で改善する方法を教えるお話し会です。
※3 シリーズ2作目の郵送時期は2025年5月、3作目の郵送時期は2025年12月を予定しています。

寄付先の選定について
私たちは、この絵本を小学校や保育所、学童、養護施設、フリースクールなど、子ども関連施設に寄付したいと考えています。基準は「子どもが集まる場所であり、自由に本を読める環境であること」です。

皆さまのご支援により寄贈できる本の冊数が増えると、寄贈先も増やすことができます。
追加の寄贈先については、施設にご了承いただけましたらこちらのページに随時追記していきます。
また、「絵本を寄付してほしい」という施設関係者の方がいらっしゃいましたら、ページ右上の「メッセージを送る」よりご連絡ください。
▼寄付先一覧
<東京都>
サドベリースクールAlumama
<福岡県>
オルタナティブスクール「紬」

※ほかにも交渉中の施設が複数あります。
スケジュール
11月上旬 絵本シリーズ1作目『3びきとおそうじ』完成
11月末 クラウドファンディング終了
12月上旬 絵本シリーズ1作目『3びきとおそうじ』を発送(ウェブサイトでも販売開始予定)
12月上旬 寄付先の決定
12月中旬 寄付先へ絵本を送付
2025年5月 絵本シリーズ2作目完成予定(ウェブサイトで販売開始)
2025年12月 絵本シリーズ3作目完成予定(ウェブサイトで販売開始)最後に
「お金のことを、ちゃんと考えたことがない」
「そんなことは知らなかった」
「なんとかなると思っていた」
そう言いながら、成長していくなかで金融トラブルに巻き込まれたり、将来的に生活に困窮したりする子どもを少しでも減らしたい。そのために小さい頃から親しめるこの絵本シリーズをつくっています。
この絵本を読んで、お金との付き合い方は選べることを知り、自分でも考えてほしい。
子どもに読み聞かせてくださる大人の方々には、「自分たちの幸せのために、どのようにお金と付き合っていけばよいのか?」を、子どもと一緒に考えていただくきっかけにしてほしい。
私たちの想いに共感していただけたなら、ぜひあなたの行動で私たちを応援してください。

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