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BBY NABEを客演に迎えた「FANCY LOVE feat.BBY NABE」はチャートイン!視聴数を伸ばし続けている
ファンタジックなメロディーセンスで独自の世界観を描き出す、2001年生まれのアーティスト、Qua(クア)。
ポップス 、ヒップホップ / ラップ、オルタナティブなど、数多くのジャンルを縦横無尽に駆け回る彼は自身のジャンルを”FANCY POP”と提唱しており、その唯一無二の音楽性と世界観に注目が集まっている。
そんなQuaがかねてよりフィーチャリングを熱望していたというBBY NABEを客演に迎えた「FANCY LOVE feat.BBY NABE」が2024年9月16日に配信リリースされた。
今作のテーマや制作過程、そしてQuaの世界観がどのようにして生まれたのかなど、話を聞いた。
-リリース情報-
Qua「FANCY LOVE feat.BBY NABE」
配信日:2024年9月16日(月)
配信リンク:
シンセポップを基調としたエレクトロニカ色の強いトラックに、Quaと客演に迎えたBBY NABEのメロディアスで滑らかなフローのラップが見事にマッチ。
そっと背中を押してくれるような、心地よい浮遊感のある一曲。
Wirtten : Qua,BBY NABE
Prod : GORI
Mixed : Taizo Hayama
Mastered : Taizo Hayama
Photo : she’s rough
Cake : MARINE HOUSE
ー「FANCY LOVE feat.BBY NABE」のテーマは?
Qua:この楽曲のテーマは「僕等なりの優しさ論」なのですが、僕とBBY NABE君がそれぞれ考える「愛のある優しさとはどういうものか?」という問いに対する考えだったり、距離感や人との向き合い方だったり、そういった感情にフォーカスしました。
ーなぜそのテーマになったのですか?
Qua:「優しさ」って色々な形があると思うんですよ。
例えば青春漫画的なぶつかり合うような優しさとかもあると思うんですけど、正直、僕はそういうのは避けてきた人生だと思っているので、僕なりの距離感を持った優しさだったり、人との向き合い方について歌ってみようと思いました。
ータイトルにはどんな意味が込められていますか?
Qua:僕は自分の音楽ジャンルを”FANCY POP”と言っていて、「Fancy」=「Qua」というのがファンの方の中でも浸透しているので、"FANCY LOVE"は直訳すると”Quaの愛”というような意味になります。
最初からタイトルを決めていたわけではなく、曲を制作しながら内容が固まってきた段階で、僕が愛のことを歌うなら”FANCY LOVE”だなと、自然とこのタイトルになりました。
ーどのようなきっかけでこの曲は生まれたのですか?
Qua:もともと”なんとか LOVE”とか"LOVE なんとか"みたいなタイトルの、愛についての曲を作りたいなということを考えていて、”自分の愛とは”ということをメモに書き溜めていたのですが、トラックメーカーのGORIさんから送られてきたビートを聴いた時に、そのトピックを思い出したことがきっかけです。
客演のBBY NABE君とは、昨年9月10日に渋谷のCircus Tokyoで行った僕のワンマンライブにスペシャルゲストとして出演してもらってから話をするようになり、今年の春くらいから曲の打ち合わせをするようになって、「FANCY LOVE」のビートと自分のサビとバースのラフを送ったら、すぐにバースを送り返してくれました。それがめちゃくちゃ早くて、本当に2日とかですかね。
ーBBY NABEさんとは、事前にテーマとかはお話しされていたんですか?
Qua:実は今回、テーマの話などは特にしていなかったのですが、データを聞いたら全部汲み取ってくれていることがわかりました。
僕は結構、過去の事を思い返して連想しながら歌っていたのですが、BBY NABE君は未来の事を歌ってくれた感じがあって、結果として1バース目が過去、2バース目が未来になったのが、さらに面白いと思いました。
ーフィーチャリングしてみて、他に感じたことはありますか?
Qua:本当に「歌が上手い!」というのをまず思いました。
BBY NABE君って、色んなジャンルの音楽をやってきていると思っていて、例えばオルタナロックみたいな曲も持っているし、メインストリームの曲もしっかり作っていて。
曲を作る上で引き算が出来ると言うか、「ここは抜こう、ここは足そう」みたいな調整が出来る人だなと思います。
制作に関する経験の豊富さも強く感じました。
ー楽曲として工夫した点はありますか?
Qua:シンセの音も可愛い感じで、ジャージークラブのビートがキャッチーで明るく、ポップな印象のトラックに対して、抽象的だけどたまに急に具体的になったりする分かりにくい自分の歌詞が気持ちよく融合してくれるのを期待して制作しました。
ーリリックに抽象的なことと具体的なことを混ぜるというのは意図的にやっているのですか?
Qua:ちょっと意識してますね。
わかり易すぎると深みが出ない気がして、リリックには連想する余白みたいなものを持たせるようにしています。
バース最初の4小節とかは抽象的なことをあえて歌って、6小節目~7小節目くらいに音が抜かれるところがあるんですけど、そこでは分かりやすく要約する言葉として”誰も傷ついてほしくないだけ”を入れていたりとか。そうやってバランスを取るようにしています。例えるなら、ケンタッキーは骨まで美味い、みたいな(笑)
ーQuaさん自身のことについても伺っていきたいのですが、Quaという名前の由来は?
Qua:Quaの前に使っていた名義が”SPARCCCY(スパーキー)”という名前で、自分が14歳とか15歳の頃にサイファーをしている時にMCネームを聞かれて、パッと咄嗟に思いついた名前だったんです。
それからイベントに呼んでいただいたり、SPARCCCYとして活動をしていく中で、そこでやっていた音楽とこれからやっていきたい音楽に相違を感じるようになってしまい、今までのイメージもあるから音楽のコンセプトを変えると同時に名前も変えようと思いました。
その発表を、今までと方向性を変えて作ったオルタナティブな曲のMV公開と同時にしようと思って、公開日時も決めたのに、肝心の名前が全然決まらなくて(笑)
名前はローマ字で、かつ癖のあるマイナーなアルファベットから始まって、SPARCCCY時代に訳して”スパ”と呼ばれていたので「呼ぶときは2文字になるもの」で考えていたのですが、全然思いつかなくて。
癖があって、マイナーなアルファベットということなら"Q"から始まる名前がいいなと思って、考える内に余計にどんどん分からなくなっていって、答えを出したいと思って"Q"から始まる色々な単語を書いてた時に”答えを探し続ける”といったニュアンスの言葉を見つけて、今後もきっと様々なことに対してどうしていくか悩むと思うし、その答えを探し続けていこうと思ってQuaと言う名前にしました。
決まったのが、MV公開予定時間のギリギリ30分前でしたね。
ーQuaさんはご自身の音楽ジャンルを”FANCY POP”と提唱されていますが、”FANCY POP”というのはどのような意味ですか?
Qua:”鮮明な思い込み”とか”壮大な大嘘”みたいな意味です。
ーと言いますと・・・?
Qua:自分はストレートな音楽は作れないというか、ちょっと一捻りしたいみたいなところもあって、よくどのジャンルに属する音楽なのか聞かれることが多かったんです。
確かにアーティストではあるけど、ラッパーでもないし、ロックをやってる訳でもないし、シンガーでもないし、という中で、自分がこのジャンルですと言えるものがあればいいなと考えた時に生まれたのが”FANCY POP”です。
響きもかわいいし、自分には”サイコ”な側面と”ポップ”な側面が共存していて、ファンタジーとダークファンタジーが2つ並走しているような感じもあるので、そういった意味で使っています。
ー自分で思う"サイコ"な部分ってどんな部分ですか?
Qua:ホラー映画とか、言い方が悪いですがいわゆる”胸糞悪い”系の話が好きで、普段そういうところからもインスピレーションを得たりしています。
兄がそういうアニメとか漫画が好きだったのも影響していると思うのですが、幼少期から「ドラゴンボール」とか「ONE PIECE」とか「NARUTO -ナルト-」とかのいわゆる王道系には一切触れず、「ひぐらしのなく頃に」とか「未来日記」とかホラー映画とか、そういうのばっかり見てたんですよ。
初めてONE PIECEを見た時には、こんないい話があるんだ!と思って感動しました(笑)
ーちなみにどんなホラー映画が好きなんですか?
Qua:好きなものがいっぱいあるので、その質問は難しいですね。初期の「IT/イット」とか、「ムカデ人間」とかも好きですし、ホラーとはちょっと違うけど、邦画なら「バトルロワイヤル」とかも好きです。
いわゆるB級ホラーも好きで、「IT」のパロディーの「THAT/ザット」っていうやつとかも好きです。とにかくピエロが好きですね。
ーQuaさんの作品には、なぜ童話やサーカスだったりバルーンのようなファンタジー要素が沢山出てくるのでしょうか。
Qua:親が転勤族だったこともあって、生まれは宮城なんですが、大阪にも住んでいたり、小学校からは埼玉といった感じで、幼馴染とか居なくて、幼い頃は特定の友達と外で遊ぶ機会が少なかったんです。
そんな僕のために、母親が150冊くらいの絵本をセールで大量に買ってきてくれたんです。
ずっと絵本を読みながら、絵本の中で描かれた家や登場人物を想像するのが大好きで、絵本の世界で自分が暮らしているように感じていました。
家の描写を見たら「この階で寝てるんだな」「このあたりで遊んでるんだな」とか、細かい部分を想像することがすごく楽しかったんです。
音楽を作る時には、自分の内面から出てくるものがそういった幼少期の記憶や感情に繋がっている気がしていて、特にQuaに名義を変えてからそれが大爆発してます。
ーでは音楽スタイルに影響を与えたものは何かありますか?
Qua:やっぱりこれも絵本とサーカス。
サーカスの世界観がめちゃくちゃ好きで、この前も一人で見に行きました。
アーティストでいうとPSGさんが好きです。
兄の影響もあるんですが、ひたすら聞いていました。
がっつり音楽が好きになったきっかけだと思います。
一番好きなアーティストはPUNPEEさんです。
彼の遊び心と、壮大なアイデアだけでリスナーを引きつけるところがすごくかっこいいと思っています。
また、Sub urbanというアーティストも最近のお気に入りで、彼の世界観や音楽には影響を受けています。
ー最初に自分のお金で買った音楽コンテンツはどんなものでしたか?
Qua:最初に買ったのは多分KREVAさんかRIP SLYMEさんのCDです。
ブックオフが大好きで、安く買える良いものを探していました。
ー今までリリースしたアルバムではどのようなことを表現してきましたか?
Qua:一作目『CLOWN FANTAZIA』では、とにかくファンタジーの世界を提示したくて、これが自分がやりたいことだ、というのを明確に打ち出した自己紹介的なアルバムでした。
二作目『Qute』では、一作目で表現したファンタジーの要素を少し抑えつつ、自分の感情や心の内をより多く投影しました。ファンタジーの要素はまだありますが、感情的な部分がより強く出ていると思います。
ーQuaさんが主催している”FANCY POP SHOW”はどのようなイベントですか?
Qua:”FANCY POP SHOW”は、音楽イベントでもあるけど、いろんな形があって、去年は全国で路上ライブツアーをしたんですが、それもファンシーポップショーの一環ですし、毎年やっているリモートライブもポップアップイベントも”FANCY POP SHOW”です。
ライブやイベントの際のテーマとしては、いろんなアニメの主人公ではないキャラクターを呼んでいるという感じです。
例え主人公じゃなくても、それぞれのキャラクターにとっては自分が主人公なので、それぞれ物語があると思っていて、王道とはちょっと違うところで頑張っている自分たちを研究しているような、そういう友達が多いので、そういう人たちを呼べるイベントです。
また、世界観は目に見えるものでないと伝わらないと考えているため、視覚的に世界観を作り込むことに力を入れていますね。
例えばサーカスっぽいライトをDJブースに設置したり、風船を箱に張り巡らせるなどしています。
そして何より、本当に関わってくれる全員が嫌な感情を持たず、みんなが楽しかったと言ってくれて、遊園地に来ているような感覚になってくれるようにということを心がけています。
ー音楽以外の趣味や関心事はありますか?
Qua:テーマパークが大好きで、ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンには、年に数回は行きます。
おもちゃ屋にもよく行きますし、トイザらスやビンテージおもちゃを扱うお店が特に好きです。
原宿にある”おもちゃや SPIRAL”も凄く好きで、今日つけている缶バッチもそこのものです。
そういう場所に行くと、心が清められる感じがします。
ー今後の音楽活動の目標はありますか?
Qua:直近の目標としては『FANCY POP II』というEPを今年中にリリースしたいと思っています。
あともう一つ、ずっと目標にしているのが渋谷WWW.でのワンマンライブです。
Quaプロフィール
ファンタジックなメロディーセンスで独自の世界観を描き出す、2001年生まれのアーティスト、Qua。ポップス 、ヒップホップ / ラップ、オルタナティブなど、数多くのジャンルを縦横無尽に駆け回る彼は自身のジャンルを”FANCY POP”と提唱している。
配信リンク:
株式会社 BUZZ FACTORY
社名:株式会社 BUZZ FACTORY
代表者:渡辺憲
本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂2-13-20 TSUMUGIビル
事業内容:芸能プロダクション業務全般、楽曲制作、ミュージシャンのプレゼンテーションおよびマネージメント、アーティストのダンス振り付け、演出、映画企画、カタログ、チラシ、Tシャツ等のデザイン、webサイトの企画、マーケティング、ホームページの制作
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※株式会社 BUZZ FACTORYは、株式会社BUZZ GROUP(東京都港区、代表取締役:渡辺憲)のグループ会社です。