強くしなやかな女性像を描く次世代ディーバ、Lipssy(リプシー)が「TOXIC LOVE」で歌った”有毒な愛”とは?

2024.10.24 10:00
株式会社BUZZ GROUP
ダンスカルチャーをバックグラウンドに持ち、女性の共感と支持を受けるリアルなリリックが話題に!
幼少期からダンサーとして活躍し培ってきた表現力や、様々な年代のHIPHOPやR&Bを中心とするブ
ラックミージックに触れてきた感性が生きるパフォーマンスと、共感と支持を受けるリアルな歌詞、そして甘くも芯の強い歌声が魅力のアーティスト、Lipssy(リプシー)。
約2年間に渡る活動休止期間を経て、10月23日に再スタート一発目となるシングル「TOXIC LOVE」をリリースしました。
エレクトロニック調のR&Bサウンドが印象的な「TOXIC LOVE」について、楽曲に込めた思いや制作過程、そして活動休止期間に考えていたことなど話を伺いました。
―「TOXIC LOVE」のテーマは?
Lipssy:”TOXIC”は”有毒”という意味なので、タイトルをそのまま翻訳すると「有毒な愛」になるのですが、初めは遊びだと思ってたのに気づかないうちにのめり込んでしまうような恋について、自分と相手側の両方の視点から描きました。
軽い気持ちでするような恋は毒だよ、危険だよ、というようなメッセージも込めています(笑)

―楽曲が生まれるきっかけやインスピレーションはどこから得ましたか?
Lipssy:インスピレーションは、普段の生活や経験だったり、その時のテンションです。
私は恋愛に関することを書くことが多く、ラブソングを中心に制作しているのですが、今回の「TOXIC LOVE」も曲を作ろう!となった時にパッと浮かんできたというか、降りてきました。
―歌詞にもご自身の経験や感情が反映されていますか?
Lipssy:もちろんです!多分自分から出て来る言葉って、今まで自分の中に入ってきたものから出来ていると思うので。
その時感じているを事をそのまま書いてしまう時もあれば、昔のことを思い出して「あんな時もあったな」という気持ちを思い出して書く時もあります。後は、友達のことだったり、見ているドラマからインスピレーションを得たりすることもあります。


―「恋なんてただの遊びだと軽い気持ちで始めたのに」という歌詞は、恋愛の優先順位が低いという考えが表れているのでしょうか?
Lipssy:いえ、それは違います。
「恋愛」の優先順位は高い方です。
例えば、世の中に”男遊び”とか”女遊び”って言葉があると思うんですけど、「別に付き合いたくないけど遊んできちゃった」みたいな話ってあるあるだったりするじゃないですか。
でも、私の中では「恋愛」の優先順位が高い分、「遊び」と「恋愛」はもうカテゴリが完全に別で、自分の中の「遊び」のカテゴリの中には”異性と遊ぶ”という選択肢は無いんですよ。
人の気持ちを弄んで快楽は得られないというか。これ、言い方ひどいかな(笑)
だから、「遊び」というカテゴリの中に”遊びの恋愛”があるとしたら、「遊び」の中でのランクがすごい低いんです。
そういう”遊びの恋愛”に関しては、今まで結構酷い話も聞いてきたし、自分もやっぱり遊ばれた経験もあるので、だから「軽い気持ちで初めたら危ないよ」というか、そういう気持ちがリリックに出ているんだと思います。
ただ、恋愛って軽い感じで始まっても、次第に重くなっていって、自分ではコントロールが出来なくなってしまうことがありますよね。
それって私だけじゃなく、多くの人が経験する感情だと思うんです。それをこの曲で表現したかったんです。
―楽曲で特に意識した点や工夫したポイントは?
Lipssy:前半と後半で、視点が変わっている歌詞がポイントです。
なんとなくで聞くと、誰かにメロメロになっているような曲に聞こえるような感じなんですけど、実はそれだけではないっていうのを表現したくて、裏ストーリー的な要素を加えました。
歌詞のサビの部分に”You”と”I”という英語の単語が入っていて、最初のサビは自分の視点で”あなたを否定できないあなたに惑わされてしまう、あなたはドラッグみたいだね”という内容なんですけど、後半のサビでは”You”と”I”が逆転していて”あなたは私に惑わされてる”という内容で、全部意味がひっくり返っているんです。
女の子が男の子に惑わされてるような曲かと思いきや、実はそれだけでは終わらないという。
今後公開予定のミュージックビデオは、その仕掛けが分かるようなストーリー仕立ての作品になっているので、そちらもぜひチェックしていただけたら嬉しいです!
―制作はどのようにすすめていったのですか?
Lipssy:トラック自体は私がイメージしていたものを元に、プロデューサーと一緒に作り上げました。メロに関しては、基本的に全部自分で決めています。
アドバイスいただく内容も取り入れたりしますね。

―アーティスト活動再開にあたり、今回の「TOXIC LOVE」というトピックを選んだのは何故でしょうか?
Lipssy:曲を作るにあたって、一番最初に思い浮かんだからというのが正直なところですが、「TOXIC LOVE」で歌ったみたいに、「なんとなくLipssyを聞いてくれた人にも気づいたらなんかハマりそう!」と思ってもらえたら嬉しいので、そういう気持ちとリンクしてるかもしれません。
―バックグラウンドにダンサーとしての経験を持つLipssyさんですが、ダンスを始めたキッカケは?
Lipssy:小さい頃から、とにかく歌って踊るのが大好きだったんですよ。
安室ちゃんの真似とか、セーラームーンの歌と踊りとかを完コピしてたりしてて、それで小学校3年生の頃に、習い事としてダンスを始めたんです。
最初の2年間ぐらいはスポーツクラブのダンススタジオで習っていて、当時はダンスのジャンルとかも良く分からないながら、なんとなくHIPHOPを選んでいました。
次第にダンススタジオでも習うようになったりして、ダンスが大好きになっていたので、高校はダンサーになるための学校に進みました。
勉強も嫌いだったし大学に行く気も無く、スーツを着て会社員になる気も無くて、でもダンスは大好きだったので。
そこからはもう、ダンサーライフ!という感じでした。
―プロダンサーとしてどのようなお仕事をされていましたか?
Lipssy:高校を卒業した18歳ぐらいから、インストラクターとしてダンスのクラスをずっと持たせてもらいながら、自分もステージに立って、アーティストさんのバックダンサーやミュージックビデオに出演したり、番組の裏方としてのお仕事を頂いたりしていました。
団体で大きなコンテストに出たり、都内のダンスイベントにも沢山出させてもらいました。
バックダンサーとして凄い有り難い経験だったなと思うのは、紅白歌合戦の嵐さんだったり、ミュージックステーションでの浜崎あゆみさんのパフォーマンスに携わらせて貰ったことです。
そういった様々なジャンルのダンスのお仕事をしつつも、映画「バーレスク」が大好きで、その影響もありヒールを履いて踊るダンスも好きだったので、夜のショーの世界にも凄く憧れを持っていました。
19歳の頃に思い切ってショーパブの世界に飛び込んだら、もう美学に魅せられたというか、ハマっちゃって。
そこから私のダンスのジャンルもセクシー系というか、女ぶりと言われるようなジャンルのイメージになってきて、バーレスクのショーのダンサーの依頼を頂いたり、大きいパーティーにゲストで呼んでいただくようになって、バーレスクの自主公演も開催したりしました。
―ダンサーとしての経験が楽曲に与えている影響についてもお伺いしたく、どのように表現に取り込んでいるのでしょうか?
Lipssy:バックダンサーや裏方の仕事をしていた時代は本当にがむしゃらというか、下積みという意識もありました。
今思えば何がやりたいことなのか、何をすればいいのか分からなくて、とりあえず頂いた仕事をこなす為に、例えアイドルのダンスでも、HIPHOPでも、ジャズでも、何でもできるダンサーでいないといけないっていう意識でいて、何でも出来る人になろうと思って頑張っていたんだと思います。

その時代が終わって、自由に自分の好きなジャンルを極められる時代が来たというか。
やっぱり”女性らしさ×強さ”を表現するのが好きなので、強い女性でかつセクシーであることを意識して、身体のラインがどこかしら出るようにしたり、可愛いだけじゃない女性の強さを表現することを大事にするようになったので、かなり影響があったと思います。

どのように表現に取り込んでいるか、という点では、ダンサーをやっていたからあるリズム感とか音の聴き方とかがあるみたいで、エンジニアさんとか音楽に詳しい人には「やっぱりダンサー耳だよね」と言ってもらえることもあります。
自分では自覚症状が無いので、具体的にこういうのとは言えないのですが。

―歌手としての活動を初めたきっかけはなんだったのでしょうか?
Lipssy:地元の友達たちとカラオケに行った時に、ラップをやっている友達が私の歌を聞いて「音楽やれよ」と言ってくれて、しかも「これからクルー組んで、来月ライブするから、来月までに曲を作れ」と期限を無理やり切られて、助けも借りながらなんとか2曲作ってライブをすることになってしまったんです(笑)
私はただのカラオケが好きなダンサーだったので、思いもよらない事だったんですが、もともとダンスを始めたきっかけは倖田來未さんとか安室奈美恵さんのようなダンスボーカルの歌って踊る人だったので、心の奥底では本当はずっと歌って踊りたかった。
何回かオーディションも受けたことはあったのですが、受かっても費用がかかるというものだったりして諦めていた時でもあったので、その強引な彼の性格と今までの友情関係でなんとか重い腰を上げることが出来ました。
初めてのライブには先輩とかも結構集まってくれて、そこで良い評価を貰ったんですよ。
絶対続けたほうが良いよ、という言葉に後押しされて、そこからシンガーとしての活動が始まりました。

―約2年間の活動休止を経て再スタートされましたが、その期間はどのような時間でしたか?
Lipssy:別に休止しようと思ってしたわけでもなかったんですが、やっぱりクルーの解散というのが大きかったです。
仲間が居なくなったっていうのもあったし、自分がやりたい音楽と当時活動していたコミュニティの音楽性の差があったり、色々と躓く瞬間がいっぱいあって、何をしたらいいのか分からないというところに、ダンサーとしての案件いっぱい貰ったりして、ダンサーとしての活動が自然とシンガー活動を薄れさせていったというか、私はやっぱりダンサーなのかもって思っていた時期があったんです。
今思えば、当時付き合っていた彼との結婚や子供を産んだりとか、そういう別の幸せを想像してしまったこととかもあり、シンプルに言ってしまえば挫折していたんだと思います。
―そこから、どのようにしてシンガーをまた再開することになったのでしょうか?
Lipssy:以前活動していたクルーのバックDJをしていたYUKISSが声をかけてくれて、色々と縁のあるメンバーとも再び繋がったりして、話が進んでいって、前向きになることが出来ました。

―実際に再開してみて、以前と変わった部分などはありましたか?
Lipssy:スキルみたいなのがついてきたっていうのもありますけど、今までは2人男女で曲作っていたところから、一人でやっていくことになったので、別に窮屈だったわけじゃないですけど、ちょっと開放感とかもあって、結構ガールズパワー強めの曲になってきてるんじゃないかなと思います。

―チェゴチャンネルのメンバーであるMAHOさんとの楽曲「BFF(feat.Lipssy)」では、羨ましくなるような素敵な友情関係について歌われていましたが、どのような出会いだったのですか?
Lipssy:高校の同級生なんです。二人ともダンサーを目指していたのもそうなのですが、歌が好きで選択制のボーカルクラスも取っていて、学校の中で歌が上手みたいなポジションにいたんですよ。
年に一回、学校の発表会があるんですけど、そこで二人でハモったりとかしていました。
卒業して、お互い別々の道に行ってからもずっと仲良くて、プライベートでもずっと会い続けてた友達でした。
私が音楽をやり始めてから「やっと一緒にできるね、やってみようか」ということになって、MAHOの所属している事務所さんにも許可を得ることが出来て、曲も一緒に作ることが出来ました。

―友情を育む秘訣ってありますか?
Lipssy:これはMAHOともよく話すんですけど、やっぱりこっ恥ずかしいこともちゃんと言う事が大事だと思います。素直が一番、ありのままが一番!
これは多分友達だけではなく、グループだったり恋愛でもそう言えると思うんですけど、人としての良くないこと、例えば悪口を言っちゃうとか、八方美人とか、そういう嫌なことは嫌と伝えて、ハッピーなことはハッピーだと心から喜んで、全部素直に伝えられてありのままでいられる関係が仲良しの秘訣だと思います。
―最後に、今後の音楽的なビジョンについて教えてください。
Lipssy:歌って踊れるガールズパワー強めのダンスボーカルアーティストになりたいですね。
ラブソングってやっぱり刺さる人には刺さると思うので、歌って踊れるラブソングを作りたいです。
他にもファッション関係のお仕事やモデルとかもさせていただける機会もあったりして、そういう挑戦も幅広くやっていきたいです。

-リリース情報-
Lipssy「TOXIC LOVE」
配信日:2024年10月23日(水)
配信リンク:
Wirtten : Lipssy
Beat,Mixed,Mastered:Tarrow
Photographer:佐藤一輝

エレクトロニック調のR&Bサウンドに 、女性の共感と支持を受けるリアルなリリックと、甘くも芯の強いLipssyの歌声が魅惑的にマッチした一曲。
遊びだと思ってた恋に気づかないうちにハマってしまった感情の揺らぎを男女それぞれの視点で描いた「TOXIC LOVE」(有毒な愛)は、一筋縄ではいかない強くしなやかな女性像を描き、ガールズエンパワメントのメッセージも込められた新生Lipssyを見せつける作品となっています。

Lipssy Profile
千葉県柏市出身のシンガー。約2年間の活動休止期間を経て、再スタートとなる。
幼少期より倖田來未や安室奈美恵、Beyonce、Ciaraからインスピレーションを受け、ダンサーとしてのキャリアをスタートさせ、様々なアーティストのバックダンサーやMVへの出演をはじめ、都内クラブイベントから大規模なダンスイベント、そしてバーレスクの舞台の出演などのバックグラウンドを持つ。
ダンサーとして培ってきた表現力、様々な年代のHIPHOPやR&Bを中心とするブラックミージックに触れてきた感性、甘くも芯の強い歌声から生み出される彼女の作品は、今後様々なシーンに影響を与えていくことが期待され、同世代や10代の女性の共感と支持を受けるリアルなリリックにも注目が集まっている。

Instagram:
TikTok:
問い合わせ先:
株式会社BUZZ FACTORY 田中宛
yuki_tanaka@buzz-factory.info
株式会社 BUZZ FACTORY
社名:株式会社 BUZZ FACTORY
代表者:渡辺憲
本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂2-13-20 TSUMUGIビル
事業内容:芸能プロダクション業務全般、楽曲制作、ミュージシャンのプレゼンテーションおよびマネージメント、アーティストのダンス振り付け、演出、映画企画、カタログ、チラシ、Tシャツ等のデザイン、webサイトの企画、マーケティング、ホームページの制作
HP:
※株式会社 BUZZ FACTORYは、株式会社BUZZ GROUP(東京都港区、代表取締役:渡辺憲)のグループ会社です。

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