やっぱりトヨタは頑丈で壊れない! アメリカの走行距離40万km到達の可能性がある車種ランキングでTOP5をトヨタが独占していた

2024.09.24 13:00
この記事をまとめると
■アメリカで約40万kmを走破するほど頑丈なクルマのトップ5をトヨタが独占した
■トヨタのピックアップトラックとSUVが上位にランクインしている
■ホンダは6位に日産も18位にランクインしている
壊れないから40万kmを走破できる
  予想どおりといってしまえば身も蓋もありませんが「アメリカで発表された25万マイル(約40万km)に到達する可能性があるクルマのトップ5をトヨタが独占」というニュース、さほど意外性はないのかと。むろん、タンドラやタコマといったヘビーデューティなモデルばかりですが、国内を走っている軽自動車だって20万km走破が珍しくない世の中ですからね。むしろ、頑丈なことこの上ないと思われたアメリカ製ピックアップトラックがトップ10に2台しか入らなかったことのほうが驚きです。
  この調査を行ったのはアメリカの消費者向けクルマ情報サイト「iSeeCars」これまでにも「アメリカでもっともアメリカ車を買っている州はどこ?」とか「アメリカで人気のボディカラー」あるいは「1万5000ドル未満で最高の中古車」など、なかなか魅力的なデータを提供してきました。彼らは全米で4億台以上ものクルマを調べ上げるだけでなく、ユーザーやディーラーから寄せられた情報をもとに、ごく中立的な報告をすることでも定評があります。
  そんな彼らが2013年から発表し続けているのが上述の「25万マイルに達する可能性が高いクルマ30台」というわけです。この「可能性」というのは、各車の平均走行距離に基づいた独自のアルゴリズム、しきい値でもって導かれたものだそう。
  で、1位に輝いたタンドラが36.6%の確率を誇り、2位セコイア(36.4%)3位4ランナー(26.8%:ハイラックスサーフ系のアメリカ専用モデル)4位タコマ(26.7%)、そして5位が国内ではクルーガーとして知られたモデルのアメリカ版、ハイランダーハイブリッドで25.9%と、見事なまでにトヨタ製トラックやSUVが独占状態! これ、トヨタユーザーなら「ウチも40万km目指しちゃおうかな」とホクホクしているかもしれません。
  こうした結果に対し、主任研究員は「今日の自動車の寿命は、すべての自動車メーカーでエンジニアリングと製造品質が向上していることを反映しています」と、わかりきったことしかいってません。が、やっぱりトヨタの設計思想や品質管理を称えるべきで、また同社が環境劣悪なエリア(アフリカの海岸や中東の砂漠など)から得たデータをしっかり製品にフィードバックしている証左でもあるかと。
新車は高くなったがそのぶん耐久性も上がっている
  なお、6位から10位を順にお知らせすると、ホンダ・リッジライン(25.8%:ミドルクラスのスポーツユーティリティトラック)、シボレー・サバーバン(22.0%)、トヨタ・アバロン(22.0%)、レクサスGX(20.7%)、シボレー・シルバラード1500(18.8%)と、ここでもトヨタ&レクサス強しといった印象。しかも、アバロンはSUVやトラックみたいな頑丈マシンでなくセダンですから、これまた驚きのデータといえるでしょう。
  ちなみに、ホンダがランクインしたことで、「アメリカ日産、どうなった?」とお考えの方もいるでしょう。こちらは18位にタイタン(14.8%:フルサイズピックアップ)、24位パスファインダー(13%)、26位アルマダ(12.6%)といったリザルト。
  上位に比べると可能性が2割程度下がってはいるものの、少なくとも40万km走破しているサンプルがあるわけですから肩を落とす必要はありません。
  また、わかりきった結果をもうひとつ付け加えると、「メーカー別25万マイル以上を持続する可能性」というデータで、当然トヨタが1位で17%となり、全メーカー平均の2倍というデータだそうです。2位はホンダ、3位がラム、4位GMC、5位シボレーで、6位にはレクサスという、これまたあっぱれトヨタ的な結果となっています。
  ラムやGMCはスタン・ハンセン的な大男がワイルドに乗りつぶす印象ですが、なるほど頑丈にできているのでしょう。大雑把なトラックかと思っていましたが、ちょっと見直した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
  いろいろとデータを並べてきましたが、「iSeeCars」は、「ユーザーは史上最高の購入価格に直面しているかもしれませんが、これまでに販売されたなかでもっとも耐久性があり、もっとも長もちするクルマを手に入れています」と結論付けています。
  これまた我われ日本人としては「いわれなくともわかっとるわ!」となるところ(笑)ですが、やっぱり愛車が好データにランクインするのはうれしいもの。これからも20万といわず、40万kmオーバー目指して、ぜひ愛車を可愛がってみてはいかがでしょうか。

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