2020年以降、D2Cやサブスクリプションなどさまざまなビジネスシーンを牽引する中、初期投資やキャッシュフローの確保など、デジタル時代ならではの戦略的な資金計画が求められるようになってきました。
そんな経営者を資金面からサポートしているのが イシュア・アクワイアラとして共にクレジット業界で10年以上のキャリアを持つ長谷川 奏代表と彼を支える兄 亮氏が運営する株式会社M‘SJ。
クレジット業界のイノベーターとして時代の潮流を抑えたユニークな発想で、クレジット業界の内側からさまざまな業界の企業をサポートし続ける2人のクレジット業界の革命児が目指す次なるゴールについて語ります。
「世界一マイルを貯めさせる」をコンセプトにデジタル時代の経営者様を支えるサービスを作りたかった
—M’SJではどんな業務をされているのですか?
長谷川 奏代表(以下、奏)
カード発行を担当するイシュアとして、また、決済代行を担当するアクワイアラの視点からお客様にとって最適なサービスを提案する方はたくさんいますが、僕たちはイシュア・アクワイアラのそれぞれの視点でお客様に満足していただけるサービス提供しています。
我々M‘SJは「決済代行業」「クレジットカードコンサルティング業」、クレジットカードを通しての「資産形成」の3つが業務の柱になっています。
業務の柱のうち決済代行業は兄 亮がアクワイアラとして10年以上のキャリアを持っており、手数料2.4%と業界最安値での導入が可能なため、コスト面を含めてカード加盟が難しいといわれたお客様のカード決済導入のサポートも行っています。
—M‘SJさんの決済代行サービスは高額サービスを扱っている多くの経営者様から好評だと聞いています。決済代行もそうですが、クレジットカードコンサル業や資産形成についてもユニークなサービスをお持ちだそうですね。
奏:
弊社は事業者様向けのサービスとして、「世界一マイルを貯めさせる」をコンセプトに広告費など広義の意味合いで仕入と呼ばれる経費に対してマイルが還元されるようなサービスをリリースしています。
マイルやポイント獲得は多くのカード会社でも特典として紹介されますが、その中でもビジネスモデルによっては特典を活かし切れていない経営者様がいることが分かりました。
そこで、生まれたのが「世界一マイルを貯めさせる」をコンセプトに広告費など広義の意味合いで仕入と呼ばれる経費に対してマイルが還元されるようなサービスです。
ビジネスに必要な経費をクレジット払いにすることで、効率的にマイルを貯めつつ次のビジネス拡大に必要な資産を手元に残すことが出来るため、旅行が趣味の経営者様に喜んでいただいています。
最近ではWebサービスやECサイト運営会社様など幅広い業種の経営者様にも積極的に導入してくださっています。
—改めて代表の奏さんと兄 亮さんの会社での立ち位置をお伺いできますか?
奏:
僕は2008年にアメックス(アメリカン・エクスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド)で10年カード発行業務を担当していました。
在籍中は6年連続最優秀年間賞をいただいていました。前職でさまざまな業界の経営者様のサポートさせていただいてきたご縁もあり、現在はカード発行業務で培ったキャリアを活かし、クレジットカードセミナーを開催しています。
おかげさまで会社設立から6年間で200公演以上開催しており、今後も精力的に行っていく予定です。
また、先ほど紹介した「0円 TAVEL」や「DCAD」など利用者様にとって最適なサービス構築をはじめとする広報活動・サービス開発が僕の主な役割です。
亮:
僕は店舗様に対して、決済端末やサービスを提案するアクワイアラの仕事を11年程経験した後、M’SJに入社しました。今は決済端末の提案はしていませんが、前職の経験を活かしたノウハウを使ってオンライン決済のご案内を担当しています。
—それぞれの経験を活かした役割分担をされているのですね
奏:
それぞれ得意分野が違うことが会社の強みでもありますね。
僕が常にアイデアを考えて攻めるタイプに対して、兄がバックオフィス業務や細かい部分をフォローしてくれる。決済代行は契約して終わりではなく、サービスを使い続けてもらうことが大切なんです。
そのあたりの動きを分析してマメにフォローしてくれているので、安心して自分の業務に集中できるんです。
サッカーで例えると僕がフォワードで兄がディフェンダーのような感じですね。
—奇しくもお二人とも同じクレジット業界で10年のキャリアを積まれていますが、奏さんは亮さんの背中を追う形で業界に入られたのですか?
奏:
実は兄とは10年くらい疎遠だったんです。僕、アメックスの前職はスカウトの仕事をしていて。
そこから知人の紹介でアメックスに入ったんですが、ちょうど同じ時期に兄も呼び込みやセールス系の仕事から決済代行の会社に入ったんですよね。特にお互い示し合わしたわけでもなく、気が付いたら同じ道を進んでいました。
亮:
22歳くらいまでは奏とバンド組んでいたんで話す機会はあったんですが、23歳くらいからは特に連絡を取ることもなかったですね。
タッグを組んだ理由は弟が真っ白い世界をどう自分の世界に染めるのかを見たいと思ったから
—2008年にM'SJを立ち上げられましたが、お二人で立ち上げられてはいないんですよね
奏:
はい。僕が勝手に立ち上げていました(笑)
兄は1期目終わるくらいに入ってくれたんですが、1番記憶に残っていることがあって。兄がサラリーマンを辞める時に「お前と心中してもいい」って言ってくれたんです。
亮:
心中してもいいではなくて、心中した方がマシです(笑)
当時、勤めていた会社に将来性を感じられなくなっていた時期で、長くやっていたので仕事は楽だったけど、やっていて面白いと感じられなくて。
—別の会社に行くのではなく、M‘SJに入られた決め手はあったのですか?
亮:
別の(クレジット)会社の行こうとは思ってなかったですね。M‘SJに行くと決めたのは、まだ真っ白な状態だったのが、これからどうしていくのかは自分たち次第というのが魅力に感じたんだと思います。
クレジット業界で培ったキャリアと代理店・お客様が喜ぶ仕組みが作れたからこそ今の信頼がある
—創業から6期を迎え、現在パートナー企業や顧客様から絶大な信頼を寄せられていますよね
奏:
BtoBに関しては、初期費用0、月額0円で手数料最安値が実現できるのは、会社員時代を含めてクレジット業界で17年のキャリアがあるからですね。お客様にとって最高の条件でサービスを提案できるので代理店や顧客様が口コミで広げてくださる。
うちのサービスを利用して「良かった」と喜んでもらえるからこそ、代理店も自信を持って勧められる。結果、お客様、代理店の両方にとってメリットとなる仕組みが作れたんだと思います。
試行錯誤は決して無駄なことじゃない
奏:
ただ、最初から上手く行っていたわけではなくて、失敗もたくさんしています。
始めは兄に援助してもらっていましたし。
—そうだったんですか。ちなみにいくらくらい援助してもらっていたんですか?
奏:
毎月100万円借りて次の月に返すというのを1年くらいやってましたね。
—100万円!
亮:
3回くらいだった記憶だったんですけど・・。でも、すぐ返してくれていたんで。
—奏さんのこと信頼されていたんですね。
奏:
兄がいたから今の事業を続けてこれたと思います。
—お二人とも業界のキャリアもあり、特に奏さんは前職で6年連続最優秀年間受賞もされている実績をお持ちですが、軌道に乗るまで辛いと感じたことはなかったのですか?
奏:
しんどいと思ったことはありますが、面白いと感じる方が大きかったですね。
実は僕、前職(アメックス)入社後はなかなか結果が出ない時期があったんです。それが悔しくて周りの人のトークを研究したりと色々試行錯誤しました。
普通、上手い人のことを研究すると思うんですが、僕は結果が出ていない人のことも研究していたんです。その人のいいなと思うトークをピックアップして自分の接客にいかしたりしていましたね。
それに面白いと思ったら枠に囚われずにとりあえずやってみるんです。それを繰り返しているうちに、この仕組みならこういう層の方が喜んでくれるだろうから、こういう代理店に動いてもらうと結果になるというのが見えるようになってくる。
この仕組みが作れたことで年間の売上が一気に10倍まで成長したと思っています。
決済代行以外もグローバルな資産形成のサービスもM’SJの魅力
バーチャル空間内ギャラリーで好きな現代アートを購入できるプラットフォームイメージ
—今年に入ってAIやWeb3.0を掛け合わせた新サービスも次々リリースされていますが、取り扱っている商品のパートナー企業も錚々たる企業ですよね。こうしたアイデアやネットワークはどういった繋がりで生まれるのですか?
奏:
お客様や仕事を通じて知り合った方のお話やご紹介で生まれています。
どんな所にサービスのアイデアが落ちているか分からないので、「長谷川さん、こんな人がいるよ」とご紹介された方はお話するようにしているんです。その中で面白いと思ったらサービス化していく。
—今、リリースされているサービスはA.Iを活用したサービスですが、次はどんな
サービスを考えていらっしゃるのですか?
奏:
マイルを貯めた後の活用方法などのサポートサービスを公式LINEで行っている他に
バーチャル空間でクローズギャラリーを作って現代アーティストの作品を鑑賞、クレジットカード購入できるプラットフォームを構築しており、実際に購入したアートは自宅などで鑑賞できます。
—デジタルを活用したサービスなど、今後の展開がすごく気になります。
—お二人に色々お話を伺ってきましたが、最終的な目標や夢があればお伺いしたいです。
奏:
そうですね。最終的にはM‘SJでしかできない唯一無二のサービスを作りたいですね。
今は「世界一マイルを貯められる会社」という認知はされていますが、実際は代理店の協力があってこそ成り立っているサービスなので、他社が真似できない自社の完全オリジナルサービスを作りたいと思っています。
そのためにも今、ブロックチェーンやWeb3.0などを勉強しています。
あと、僕たち2人でどこまで大きくできるかにも挑戦しています。例えば社員100人で何十億とかではなく、僕と兄で10数億の売り上げをコンスタントに出し続けることに興味がありますね。
仕事面以外だと、兄と僕の共通のやりたいことに「親孝行したい」というのがありますね。子どもの頃にすごく迷惑を掛けているのもありますし、今、両親とも70代なんですが2人とも大きな病気をしているのもあって、僕たちが活躍している姿を見せたいですね。
亮:
普段、僕も両親とは定期的に食事には行きますが、あまり仕事の話はしないので。僕たちの仕事がどんな風にお客様に喜ばれているのかなんかを知ってもらえたら嬉しいですね。
■株式会社M'SJ(エムズジェイ)会社概要
ブランド力・ステータス・品格のある会社、集団であること
一人一人のお客様に対し、常にサプライズを心がけるエンターテイメント集団であること
お客様が1 番でありお客様にご満足いただくことが最優先であると考える集団であること
個々の考え方・捉え方・他にない発想能力をお客様、仲間に対して持ち続けられる集団であること
高いインティグリィーを持ち、全ての人に対して誠実である集団であること
資産の最適化を図ることを目的としたコスト削減は重要と考えます
私たちは豊富な経験と幅広い知見で未来を創造するイノベーターです
会社名:株式会社M'SJ(エムズジェイ)
代表者:長谷川 奏
所在地:〒151-0053
東京都渋谷区代々木1-21-12 ヤマノ26ビル4階A
電話番号:電話.03-6868-8744 FAX.03-6745-9377
設立:2018年 9月
事業内容:クレジットコンサル業
決済代行業
クレジットカード資産形成
提携企業:アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
株式会社クレディセゾン
Black Card I 株式会社
HP: