応援購入と同時に日本酒タンクオーナーになれる日本酒特化型クラウドファンディングプラットフォーム『SAKEクラファン』とは
ハンズオンSAKE(運営会社:合同会社IW)が運営する日本酒特化型クラウドファンディングプラットフォーム『SAKEクラファン』。
今までのクラファンサービスと異なり、『応援購入と同時に日本酒タンクオーナーになれる』ことがコンセプト。
2024年8月19日には第二弾となるプロジェクトを開始。
新たなクラファンプロジェクトカテゴリを「SAKE3.0」と命名しました。
■新しいクラファンプロジェクトについてはこちら
2023年5月に『SAKEクラファン』をローンチしてから1年。
ローンチ後は物凄い反響がありました。
しかし、その中でも酒屋さんから大反対されたこともありました。
今回のPR TIMES STORYでは、『SAKEクラファン』ローンチ後の経緯や酒屋さんに反対されたこと、しかし実は酒屋さんにとっても、とてもメリットがあるということをお伝えできればと思います。
その上で、「SAKE3.0」を含む今後の動きに関して、想いの丈を綴ります。
■『SAKEクラファン』の公式サイト
1,553本をネットだけで完売。総売上1タンクだけで700万円以上
「仮想酒蔵経営体験!?」
「応援購入と同時に日本酒タンクオーナーになれる!?」
2023年5月22日にローンチした『SAKEクラファン』の噂は瞬く間に日本酒ファンの中で広がりました。
最終的に1,553本をネットだけで完売。
通常の酒蔵さんの年間のネット販売数量ほどであるとも言われる販売量を、たった1つのプロジェクトだけで達成しました。
その名も「【出資者みんながワンチーム】チーム飛鸞(ひらん)が育てる『俺達の飛鸞』プロジェクト」
■プロジェクトURL
日本酒の国内消費量はここ30年で60%減少。”飲む”だけでなく”共に創る”ことで窮地に陥る日本酒市場に活路を見出すプロジェクト。
30年で60%以上の国内消費量の低下。
最盛期から1/4以下になっている酒蔵の数。
そもそもの目的は、窮地に陥る日本酒市場に対して、本当の意味での日本酒の魅力を感じてもらい熱烈なファンを育成することが目的で発足したサービスです。
そのコンセプトの詳細は、クラウドファンディングに出資した方を日本酒タンクオーナーとし、そのタンクで何を造るのか酒質設計から酒蔵と共に話し合い、共に創り、そして共に売るというものです。
ただ飲むだけでは伝わらない。
日本酒の価値は実際に酒蔵さんの立場になって、現場に入ってみてこそ本当の価値が伝わる。
そんな想いから、仮想酒蔵経営体験を体験できるプロジェクトとして考え、実行するに至りました。
開始初日で100万円、2週間で318万円の出資金を獲得
サービスの運営者である私ですら、その反響に驚きました。
当時は東京出張で各地を回っている時。
携帯電話の決済完了通知が鳴り止まないのです。
初日で100万円を超え、たった2週間で318万円もの出資額が集まったのです。
全国から集まった日本酒タンクオーナーの数は総勢110名。
最初のプロジェクトの酒蔵であった長崎県平戸市で『飛鸞』を醸す森酒造場。
全国から集まった110名のオーナーが『チーム飛鸞』となり、一丸となってBEST OF BESTの日本酒に関して思考を凝らしたのです。
消費者主導でお酒のスペックを決定するという前代未聞の取り組み
このプロジェクトの醍醐味は、そのタンクで仕込むお酒のスペックを全て消費者主導で決められることでした。
使うお米から酵母、精米歩合、ラベル、さらには販売価格まで全て消費者が決定してしまうという前代未聞の取り組みです。
タンクオーナーを招待してお酒造りとプレミアム酒造イベントを実施
そして、スペックを決めたら、次にお酒造り体験。
お披露目として、オーナー全員を招待するプレミアム酒蔵イベントの開催と、一つのプロジェクトながらとても充実した内容になっていました。
濁り酒の抽選販売や乾杯イベントなど、工夫を凝らしたオンライン販売で1,533本を完売!
自分達が酒質設計から関わったお酒をいよいよ販売開始。
オーナーさん達の士気はとても高まっていました。
濁り酒のオンラインライブ抽選販売に始まり、オンライン乾杯イベントと販売にも工夫を凝らし、最終的には1,553本を完売ととても良い結果で終えることができました。
特約店縛りのある人気銘柄を『消費者が共に作って、共に売る』というコンセプトに、一部の酒屋からは反対の声も
一方、プロジェクトは全てが順調に進んだわけではありませんでした。
この噂を聞きつけた酒屋さんから反対の声があがったのです。
反対の理由は、『消費者が共に創って、共に売る』という点にありました。
というのも、オーナー権の中に売上の一部を還元するという仕組みを設けているからです。
お酒を売るのが商売の酒屋さんからすると、消費者が勝手に販売にまで携わり始めて、自分達の商売に影響するのではないかと思われたのでしょう。
また日本酒には特約店制度という特殊な制度があり、「人気の酒蔵の人気銘柄はこの地域では特定の酒屋でしか取り扱えない」という酒蔵と酒屋との契約形態があるのです。
今回の酒蔵の森酒造場の『飛鸞』もまさに人気が鰻登り中の銘柄で、特約店が数十軒以上もあります。
そんな特約店の中の一部の方からは、特約店の縛りがある『飛鸞』を消費者が販売し出すなんて何事か!と反対していたのです。
SAKEクラファンが酒屋にもメリットをもたらす3つの理由
しかしながら、そうやって反対意見を出して下さったことに対して、非常にありがたく思っています。
というのも話題になる=賛否両論でるということでもあるからです。
そして、改めてお伝えしたいのは、この『SAKEクラファン』のプロジェクトは酒蔵のみならず酒屋さんにとっても非常にメリットがあるので、お伝えしたいと思います。
理由①販売開始前に生まれるバズが、酒屋の商売を楽にする
通常の場合、酒屋さんは酒蔵から商品を仕入れてから販売活動が始まります。
そのため、商品の説明を店頭にてお客様に対して一生懸命行わなければいけません。
それは商売として当たり前と感じられるかもしれませんが、お客様が求めるものがはっきりしていた方が売りやすいのではないでしょうか。
このプロジェクトの特徴は販売開始前にインスタ上などで話題にすることができることです。
今やお酒を選ぶ人たちはインスタで他のお酒好きの人たちが投稿及びおすすめしているものを無意識のうちに脳内の買い物リストに入れています。
インスタ上でバズを作り、販売開始前から「買いたい!」と思ってもらう。
その状態をつくることが、酒屋さんの商売を楽にします。
理由②従来通り卸価格での販売によって利益を確保できる
本プロジェクトで開発した商品は従来通り卸価格で取引することができます。
ですので、今までと同じように酒屋さんは酒屋さんとして商売することができるのです。
理由③ブランドのファンを創出することでリピートの促進と口コミ効果がある
本プロジェクトの目的は真の日本酒ファンを醸成することです。
本プロジェクトに参加したオーナーはそのブランドに対してとても愛着がわき、ファンになってもらえます。
前回のプロジェクトに参加した9.5割の人は、またそのブランドのお酒を買いたいと答えています。
ですので、クラファンプロジェクトで開発したお酒のみならず、他の商品も一緒に買ってくださるのです。
真のファンを創り、良い口コミをお客様から回していただくこと。
これはテクノロジーが発達した現代においても変わらない最強の広報方法なのです。
「SAKE3.0」は消費者と酒蔵が共同で日本酒ブランドを作り上げる新しいクラファンの形
改めて今回のプロジェクトのカテゴリの名前をつけました。
名付けて「SAKE3.0」です。
「SAKE3.0」は消費者と酒蔵が共同で新しい日本酒ブランドを創るカテゴリです。
出資者が酒質設計・製造プロセスに参加し、理想の日本酒を提案・実現するというまさに仮想酒蔵経営体験です。
近年注目されている「WEB3.0」のDAO(分散型自律組織)の概念から着想を得て命名しました。
消費者と共に新しい日本酒ブランドを創造して、市場を活性化させることを目指します。
NEXTプロジェクト 「紫宙3.0」
「SAKE3.0」として再始動して行う初のプロジェクトの舞台は「紫宙3.0」。
南部杜氏発祥の地である岩手県・紫波町でできた新進気鋭のNEW日本酒ブランドです。
本企画も、応援購入した人が「紫宙3.0」のタンクオーナーとなり、酒質設計を1から企画することができます。
また酒屋さんはこちらのプロジェクトで開発されたお酒を卸価格で買うことができるよう設定しています。
今回の「紫宙3.0」プロジェクトにおいて、酒蔵・日本酒ファン・酒屋の三位一体で日本酒市場を活性化させることを望みます。
全国の酒屋の皆様、一緒に日本酒業界を盛り上げましょう。
「SAKE3.0」は全国の酒蔵で「〇〇3.0」を創ることを目指す
「紫宙3.0」のプロジェクトを皮切りに、「SAKE3.0」は全国の酒蔵で消費者と共に創る日本酒ブランドを生み出すことを目指します。
そして、各酒蔵で毎年一回「〇〇3.0」をつくりたいと思っています。
そうすることで、いずれは全国の「〇〇3.0」が各飲食店に並び、「あ、これは僕が関わったお酒だ」と親近感を持つ人が増えてくるはずです。
是非ご興味のある酒蔵さん、「SAKE3.0」プロジェクトを一緒に行いませんか?
弊社は、「推し蔵文化で世界をUniteする」ミッションを果たすため、今日も走り続けます。