残念ながら車種に興味なし！　現役女子大生に聞いた「ドライブデート」の本音

■ドライブデートで男性が乗ってくるクルマを女子大生は気にするかを直撃
■車種や形状よりも「そのクルマを選んだ彼」の人間性に関心が強まる女性が多かった
■今回の調査ではSUVでもEVでも「クルマ」という扱い以上にはならない声が多かった

　　令和の現役Z世代は、昭和のころとは違い“欲”がないらしい。お酒も飲まなければ恋愛にも奥手。“ダイバシティ”や“インクルーシブ”の時代で、“ポリコレ”にガチガチと縛られているミュージシャンや俳優などのアーティストを見ているからか、Z世代もまわりの反応をうかがって行動している。こんな時代が影響して“欲”がないのか？　とはいえ、デートくらいは楽しみたい。とくにドライブといえば心が躍るもの。ではZ世代入りたての女子大生は、どんなクルマに心躍るのだろうか？　女子大に潜入取材してみた。

　　まず、感じたのが、ほとんどの女子大生は「クルマには興味がない」ということ。自分から「このクルマがいい」という女子には今回会えなかった。ただ、ドライブに行こうと誘われて待ち合わせ場所に行ったときにあまり見たことがないクルマだと興味をもつようだ。

　　その興味は大きくふたつにわかれていて、ひとつはクルマ自体への興味、そしてもうひとつが、そのクルマを選んだ彼への興味である。前者のクルマ自体への興味は、そのクルマの外見が派手なときに感じるようだ。外見が派手といえば真っ先に挙げられるのがオープンカーだが、目の前に現れたオープンカーに「乗りたい！」とすぐに思うのは少数派。なんと10人にひとりもいなかった。

　　理由は恥ずかしいから。
　　さすがに乗り慣れている女子大生はいなかったので、さもありなんである。乗る前の条件は、「まず屋根を閉じてもらう」とのこと。しかし、少数ではあるが、好奇心旺盛に「乗ってみたい♪」という女子もいたので、まったくNGというわけでもなさそうだ。「どうしてオープンカーに乗っているのか」という彼自身への興味にもつながっていくルートもあるとか。

　　あとはメルセデスやポルシェはひと目でそれとわかるので「この人お金持ち!? （ワクワク）」という感情が湧き上がるそう（笑）。でもあまり高そうなクルマだと「なんか悪いことしてるのかな？」「なにやってるんだろう？」と逆に疑心暗鬼の感情がココロを動かすよう。なので、ちゃんと説明することは大切なことで、説明に納得できれば前者の（ワクワク）がココロを捉えてくれること間違いない。

　　とはいえ、オープンカーやスポーツカーは「少しイキっているのかな」とも思うそうで、なかなかに女心は難しい。だが、それがいい意味でも悪い意味でも彼に興味をもつきっかけとなるのであれば、話を弾ませ楽しい時間にしてしまえば評価は上がるだろう。
　　さすがにトラックで現れる男性はいないと思うが、デザインがかわいいクルマや見たことがないクルマは「どうしてこのクルマに乗っているんだろう」という彼自体への興味につながっていくようだ。

　　と、聞けば聞くほど、やはり最初に紹介したように、ほとんどの女子大生はクルマには興味がない。SUVやセダンの違いもわからないし、ミニバンやワンボックスで現れたところでなんとも思わない。EVであるかどうかもまったく興味がなかった。それらをひっくるめて彼女たちにとっては“普通のクルマ”なのだ。

　　そんなクルマで彼が現れても、なにを思うことなく普通に乗るそう。とはいえ、ドライブ中、「一生懸命に彼が運転してくれる姿を見て“キュンとする”」というからかわいいじゃないですか。
「ドライブ中は命を預けているので安全第一で運転してほしい」という気もちに応え、どんなクルマであっても彼女を守るという気概で運転すれば、好感度アップは間違いないようだ。