【企業再生支援プラットフォーマー・㈱BrightenJapan】日本企業のターンアラウンドに向けて、小さくとも拡がりを願って「一隅を照らす(Brighten)」、それが「還暦ベンチャー」の起業の想い。

2024.07.21 14:54
㈱Brighten Japanは、苦境に陥った「中堅中小の成熟産業」に対し、窮境早期のDIPファイナンスからハンズオンによる事業改善、金融機関などステークホルダー交渉、事業再編に至るまでを一気通貫で手がけるユニークな企業再生プラットフォームである。
SMBCの経営会議役員・専務執行役員を自ら辞し、還暦で起業したのはなぜか。
本ストーリーでは、当社創業に至った熱い想い、ここまでの事業開始に至る経緯、これから目指す所について、創業者自身が、当時の状況を振り返りながら紹介する。
還暦での新たな挑戦。銀行(住友銀行、SMBC)時代の経験と起業への道
それは、以下の想いがあって、社会への貢献と自身の成長機会を求めた故。
当時、バブル崩壊直後の1990年代から続く「失われた30年」は、今や「失われた40年」になろうとしていた。振り返れば、日経平均株価も、89年12月29日(終値)に3万8915円87銭とピークを付けたが、2019年12月30日(終値)には2万3656円62銭迄下落。東証1部の株式時価総額も1989年末の約590兆円から、2019年末は約648兆円と微増に留まっていた。


そんな日本企業の長期低迷を脱却させないことには、個人、地域社会、次世代など様々なわが国のステークホルダーや地域社会等、コミュニティのターンアラウンドも実現できない。


本来、メガバンクには、それに向けて、大きく貢献出来るポテンシャルもある筈だし、それは、正に社会的公器としての責務でもある。


自らのこれまでを振り返ると、1986年に住友銀行に入行、バブル崩壊後の喧噪と苦難の時代に、有事対応・危機管理、親密上場企業のターンアラウンド、戦後最大の経済事件・イトマン事件などを端緒とする不良債権問題など、誰もやりたがらない辛い・厳しいミッションにフロントラインで向き合い、苦境を乗り切ってきた。
地域経済の再生に向けて、小さくとも一隅を照らす!株式会社BrightenJapan設立の理由
「日本企業をターンアラウンドさせる、その一翼を担わないといけない」、そんな想いを強く持ちながら、メガバンクの役員として苦闘してきたが、デフレ経済からの脱却も遅々として進まず、地域経済、中堅中小企業の不振が続く状況に、個人としての非力さ・焦燥感を感じる茲数年だった。


メガバンクとして、わが国に事業基盤を置くものとして、最優先は、日本社会の「再興」だし、その主役である企業や個人の「ターンアラウンド」ではないのか。日本企業の99%を占め、地域社会の核にあるのは、中堅中小企業。平穏時代は終わり、これからの有事時代に苦難に見舞われるのは不可避。どう乗り切って次世代に繋いでいくか。


もう一度、原点に戻って、その課題解決に向けて、小さくとも「一隅を照らす」活動を、肌触りをもって始める。そして、大きく伝播させていければ、という想いで、株式会社BrightenJapanを設立し、日本社会(企業、地域社会等)の再興に向けて、一隅を照らす活動を始めることとした。
ゼロからの挑戦。DIPファイナンスをとば口に、ユニークな企業再生プラットフォーマーを目指す
この「一隅を照らす活動」の第一弾とて、まずは、今後の有事時代に向けて、銀行・ファンド等、従来の企業再生の世界では、そのニーズの高さに比して、プレーヤーが少ないDIPファイナンス(*)事業を立ち上げ、入口から出口まで一気通貫の企業再生プラットフォーマーを目指すこととしたし、昨年4月、37年間勤めたSMBCの専務という立場を捨て、ゼロ→1へのチャレンジを開始した。


退社後、事業構想作りに始まり、様々なプレーヤー(専門家、ファームやファンド、金融機関等)とのディスカッションを繰り返した。来るべき国内企業の苦境と処方箋、ミッシングピースと、その解決策としての当社事業への賛同を得て、再生専門の弁護士連・国内有数のコンサルティングファーム・事業会社から6月末に31億円を調達することが出来た。


上述の「一気通貫の 企業再生プラットフォーマー」とは何か。それは、窮境にあるが、技術力等を有し再成長余地ある「中堅中小の成熟産業」を主な ターゲットに、再生ファイナンス(DIPファイナンス*)を「とば口」に早期参画し、金融債権者間調整からハンズオンの事業改善、事業再編や自走化支援等までを手掛ける国内唯一無二の存在(下図の通り)。


<企業再生のプロセスと当社の立ち位置>
(*)DIPファイナンス:再生を目指す企業向けのローン提供を意味し、元々は米国のChapter11のDIP(Debtor In Possessionに対する融資を指す。窮境にある企業の再生には、単なる銀行融資の残高維持には留まらず、事業存続や改善に向けての、新規の運転資金や設備資金などが必要になるが、主にこれらのリスクマネーを提供するもの。


私的整理手続き中の企業宛「プレDIPファイナンス」と、法的整理手続申立以降の「アーリーDIPファイナンス」「レイターDIPファイナンス」「EXITファイナンス」に大別される。


(事業開始のプレスリリース)
https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=144927&release_id=2&owner=1
孤独に耐えた還暦ベンチャー、元SMBC専務の新たな挑戦
退路を断ち安住を捨てての起業には、無謀な試みとの誹りや、冷ややかな視線も受けたが、自分の人生。生まれるときも死ぬときも独り。やるべきと信じることの実現に向けて、決めてやり切ることに拘って、孤独に耐えて前に進んできた。
「風呂敷は広げる」、「手形を切る」。。。


かつてローマの哲人皇帝はこう言った。「自分の力でまっすぐに立て。他人の力で立たせてもらうな」。リクルートの創業者(故)江副浩正の「自ら機会を創り出し、機会により自らを変える」という言葉には、大きく励まされた。還暦ベンチャーのチャレンジに期待してほしい。まだまだできる。


(関連リンク)
 https://brtn.jp/
(連絡・照会先)
 info@brtn.jp

あわせて読みたい

社会課題解決のカギ?【プロトコンサルティング】とは
antenna*
ロゴ刷新とコーポレートメッセージへ込めた想い。不動産運用のエキスパートADIが目指す、ブランド確立への道と未来
PR TIMES STORY
暑い夏の日も室内で快適にラウンド! SEIBU FAST SPORTS FIELD 品川ゴルフ「軽井沢72ゴルフ トーナメント開催記念 特別ラウンドプラン」を販売
PR TIMES
木の温かみを感じるままごとキッチン発売
PR TIMES Topics
JTCからベンチャーに転職、プライドの高い女性社員が「上から目線」のカン違いを卒業できたワケ - ニュースな本
ダイヤモンド・オンライン
メンターや先輩起業家が日替わりママとなる起業家が集まる "イノベーションスナックみらぼ" のメンバー登録者数が1000人を突破!
PR TIMES
「子どもが主役の貸切宿 Villa Brave」1組貸切の自然体験プランを企画
PR TIMES Topics
新NISAでオススメの銘柄は?達人が教える「注目に値する4つの業種」 - ニュースな本
ダイヤモンド・オンライン
神戸・女性の起業環境整備事業「S-Wing!」2期始動!昨年度参加者に聞く"自然と事業が前に進み始める"「S-Wing!」だけの支援とは
PR TIMES STORY
開店6周年 日本の道具店『日東堂』限定グッズを販売
PR TIMES Topics
再生コンサルのアリックス日本トップが「3年で2倍増」の人員拡大計画を初披露!戦略系とは異なる強みの源泉とは - コンサル大解剖
ダイヤモンド・オンライン
日本株復活のカギは円安でなく円高かもしれない
東洋経済オンライン
「Bijou de M ♡ × Afternoon Tea」ピンクとホワイトが基調のアフタヌーンティー
PR TIMES Topics
クライアントの成果に徹底的にこだわるWebマーケティング会社MASSDRIVER。拠点である米国から、日本人の競争力を高めるサポートに挑戦
PR TIMES STORY
【意味不明】職場で資料を「カラー印刷」したら全部「即ゴミ箱」行き…その衝撃の理由とは? - 雑用は上司の隣でやりなさい
ダイヤモンド・オンライン
“青”の腸活美容ドリンク「KBT Blue Magic」限定販売
PR TIMES Topics
【無料公開】日銀マイナス金利解除でメガバンクに“うれしい誤算”、中小地銀はジリ貧の分かれる明暗 - Diamond Premiumセレクション
ダイヤモンド・オンライン
合計30億ドルのExit実績を持つシリコンバレーの連続起業家 シュリ・ドダニの新たな挑戦:スタートアップの成長を支援するハンズオンVC
PR TIMES STORY
【SPECIAL】“LE LABO” City Exclusive Collection
Lula JAPAN
SMBCグループが独自に生み出したAIアシスタント「SMBC-GAI」開発秘話
PR TIMES STORY
【5周年ベスト】トヨタ、ホンダ、日産…不正が相次ぐ自動車業界の激変を5年前に詳報!日本市場を狙うアクティビストにもいち早く着目 - Diamond Premiumセレクション
ダイヤモンド・オンライン