合計30億ドルのExit実績を持つシリコンバレーの連続起業家 シュリ・ドダニの新たな挑戦:スタートアップの成長を支援するハンズオンVC

2024.07.16 15:10
日本のスタートアップ業界は、ここ数年で急速に成長を遂げ、資金流入が増加し、起業家の質も向上している。しかし、アメリカや中国と比較すると、依然として経営経験豊富なベンチャーキャピタリストが不足しており、特に技術分野において目利きができ、プロダクト開発の経験を持つキャピタリストの存在が求められている。


そんな中、シリコンバレーで成功を収めた連続起業家、シュリ・ドダニが日本のベンチャーキャピタル業界に参入し、その豊富な経験と知見を活かして新たな風を吹き込もうとしている。彼が日本の著名キャピタリスト、安永謙と共に創業したGlobal Hands-On VC(GHOVC:ゴーブイシー)は、まさに日本のスタートアップ界にとって革命的な存在となるであろう。


このストーリーでは、起業経験やスタートアップ経営経験のあるキャピタリストが、何故日本のマーケットに着目したのか、シリコンバレーのローカルの人達や海外のVCをどう巻き込んでいるのか、どういった形で投資判断をしているかなど、ハンズオンVCのストーリーをお届けします。
Sequioaの創業者ともスタートアップを作り上げてきた起業家 シュリ・ドダニ
シュリ・ドダニは、シリコンバレーで6社のスタートアップを起業し、それらを成功裏にエグジットさせてきた経歴を持つ起業家だ。彼の手掛けた企業は、半導体、通信機器、ストレージ、セキュリティ、SaaS、医療機器など多岐にわたる分野であり、これらの企業のエグジットバリューの合計は30億ドルを超えている。Sequioa Capitalからの資金調達経験を持ち、Sequioa Capitalのレジェンドであるドン・バレンタインやピエール・ラモンドからのハンズオン・サポートを受けた経験もある。


そんな技術系スタートアップ経営のプロであるシュリが、日米両国でベンチャーキャピタリストとして実績のある安永謙と出会ったきっかけは、2005年にシュリがUSVPのパートナーであるスティーブ・クラウスから連絡を受けたことに始まる。
安永との出会い
当時シュリは、自らが創業社長となって起業したVxTelを、わずか2年でIntelに5億5千万ドルで成功裏に売却した後だった。VxTelの株主でもあったUSVPのスティーブ・クラウスは、シュリの経営手腕を高く評価し、彼らの投資先の通信機器会社であるStratalight社の、更なる成長を担う新しいCEOとして声をかけ、同社の取締役会はシュリを新社長として迎え入れた。この時にオブザーバーとして取締役会に参加していたのが、後にGHOVCを共同創業する安永だった。
その後シュリは、当時3百万ドル程度だった売上を、わずか4年で1億2千万ドルにまで成長させた。
Stratalight社は上場準備に入ったが、最終的にはOpnext社が巨額の買収をしている。


その後立ち上げたVirident社がWestern Digitalに6億8千5百万ドルで買収されるなど、シュリは合計6社のスタートアップで成功を収めている。安永はそんなシュリの経営能力に惚れ込み、彼に師事してスタートアップ経営とベンチャー投資を学んでいく。
GHOVCの立ち上げ 〜 オールスターチームの組成 〜
商社マンやアメリカのVC、日本のVC、更には半導体スタートアップのCFOなど豊富な経験を持つ安永。彼がINCJのベンチャー投資部門のManaging Directorを務めた後、長年の目標であった「日本の技術系スタートアップの海外進出を手伝うVC」を立ち上げることを思いついた際、真っ先に声をかけたのがシュリだった。シュリには草創期のインドのVCを立ち上げた実績もある。根っからの起業家であるシュリにとって、チャンスがある市場で差別化が際立つ事業を始めることは自然なこと。日本という市場で、VCを始める事に躊躇はなかった。


シュリと安永はOracle Japanを皮切りにSalesforce JapanやMarketo Japanを立ち上げてきた実績のあるアレン・マイナー、MicrosoftやGoogleで実績があり日本のソフトウェア・エンジニア界のオピニオン・リーダーである及川卓也、更にStanford大学/US-Asia Technology Management Centerのセンター長であるリチャード・ダッシャーにも声をかけ、GHOVCが立ち上がった。
日本の起業家を、シリコンバレーの連続起業家がハンズオン
シュリとミーティングをすると、殆どのスタートアップ経営者は、彼の知見、技術に関しての理解の速さ、経営課題に関する指摘、そして課題解決のアイディアに驚く。6社のスタートアップを起業・経営していたシュリだからこそ出来る境地だ。


考えてみたい。この日本に、6社の技術系スタートアップをアメリカで起業・経営した経験のあるキャピタリストがいるだろうか。SequioaやUSVP、NEAなどのアメリカのTopレベルのVCから資金調達を経験したキャピタリストがいるだろうか。その経験や知見、更にネットワークが、どれほどスタートアップ経営者の力になるのかを。


シュリは言う。「日本には素晴らしい起業家がいる。ただ、課題も沢山ある。チャンスも沢山ある。私のこれまでの経験を、世界を変える日本のスタートアップの成長に役立てていく。これが私の次の挑戦であり起業なんだ。」


日本のスタートアップの海外進出は、誰もが同意し、希望するテーマである。リスクも伴う。日本人だけで出来るようなものではない。誰かが始めなければならない。チャレンジする起業家には、VCからの力強いサポートが必要だ。GHOVCには、それが出来るチームがいる。




シュリ・ドダニへのインタビュー
1-1.「起業家のWhy」:×
1-2.「資金調達のHow​」:×
1-3.「起業を続けるWhy」:×
1-4.「何故いま日本で​VCをやるのか」:×

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