50歳からのセカンドライフ。「出版を身近なものに」をテーマに、宮古島を拠点とした出版レーベル「リトリート出版」を立ち上げた経緯と想い

2024.07.18 08:40
 「リトリート」とは、日常生活から離れてリフレッシュする時間をもち、こころとからだをリセットすること。


 「出版」とは、本や雑誌を作って、人々に広めること。


 その2つを融合させた
が2024年夏に始動します。


 “自分と向き合う時間=リトリート”というコンセプトを軸に、本の本質的な価値の再発見を提案する沖縄県宮古島を拠点とした商業出版レーベル「リトリート出版」


 本ストーリーでは、そんな「リトリート出版」を立ち上げた矢ノ倉延和が、宮古島を拠点に世界中へ発信を決めた理由、その経緯と想いについてお話しします。
有限会社フリーステップ代表取締役社長 / リトリート出版代表 矢ノ倉延和
祖父から続く家業を継ぎ、就任後さらなる進化を遂げた3代目
 リトリート出版を運営する有限会社フリーステップは1961年に祖父が有限会社丸屋履物店として千葉県千葉市に創業しました。


 その後靴店を経てブティックへと業態転換し、1987年に屋号変更。


 千葉駅に隣接するショッピングセンターでブティックを経営する中で、「上は9号でちょうど良いけれど、下は11号でもきつい」というお客様の体型に関する悩みの解決を模索している時、2代目代表の父が雑誌で見つけた体型補整の下着メーカー株式会社ダイアナの広告記事。1991年にフランチャイズ加盟し、グループ年商約3億円を安定的に継続するダイアナフランチャイジーの中でも常にトップクラスの成績を誇る店舗へと成長をとげました。


 しかし僕が33 歳の時に父がガンを患い、後継者として経営を全面的にサポートするようになりました。父は2012年に他界。その遺志を受け継ぎつつも、独自のアイデアと発想力で、更なる進化を遂げることができました。
コロナ禍により海外事業進出を断念、人生の分岐点となった出版との出会い
 本部と連携を組み、シンガポールにて法人設立に向けての海外事業進出のスタートを切った直後の2020年3月、世界的パンデミックで全てが変わることに。


 不要不急な外出自粛、行動制限。当たり前だった日常が当たり前でなくなる経験。どうすればいいのか、どうしたらいいのか、決断に迫られる毎日。終息が見えない中、海外事業進出を断念する決断をしました。


 未来への不安と失った希望を埋め尽くそうと、あり余る時間の中で、僕はオンライン異業種交流会という新しい活動を始めました。そこで出会ったベンチャー出版社の代表との出会いが、今の人生の分岐点となるとは思ってもいませんでした。


 そもそも僕は本が嫌いです。本を読む習慣がありません。また「本を出版する、本を書く」ということは、著名人や優れた才能がある人だけがやる特別なことだと思い込んでいました。


 「本を出版すると、人生が変わりますよ」と熱く語る代表と意気投合し、勧められるがままに誰でもオンラインで話すだけでできる出版体験を経験。当時75歳の母を著者デビューさせ、AMAZONランキングで第1位を獲得したり、TV出演、講演活動など、思ってもみなかった出来事が次々と起こるように。出版の価値を目の当たりにしたのです。
KBS京都テレビ「勇さんのびわ湖バイタル研究所」へ、スタジオ出演の母
出版社代表に会いに宮古島へ、自身の出版により増えた自分と向き合う時間
 そんな時、当時大阪在住だった出版社の代表から、沖縄県宮古島へと家族で移住することになったので、よかったら遊びに来てください、となんとなく誘われて2022年10月に初めて宮古島を訪れることになりました。これがまた僕の人生を大きく変えることに。


 「出版プロデューサーとして、ご自身の本を出版してみませんか」


 代表の誘いにこれまたなんとなく乗っかって出版プロデューサーとしての活動を始めることを決めた宮古島。


 そこで誕生したのが、自書
です。
 この本がきっかけで、出版相談の依頼や繋がりが増え、僕自身の出版体験が誰かの何かを変えていくという経験が増えるようになりました。


 また、本を書いている課程の中で、このまま、経営者として上を目指していくのか、一度しかない人生をどう歩んでいくべきか、という自分と向き合う時間が必然的に増えていきました。


 その答えを見つけることができた場所が、それから毎月のように訪れていた宮古島だったのです。
宮古島での経験、出版体験で得た価値と感動を伝えたい思いで「リトリート出版」が誕生
 宮古島にいると、「イチャリバチョーデー」「ゆいまーる」「なんくるないさ」という沖縄ならではの文化の中に、普段見えないものを感じたり、日常から離れることで当たり前なことに感謝の気持ちが持てるようになります。


 また海水温熱療法という沖縄ならではのシンプルなセラピーとの出会いで、自分の身体とも向き合うことになります。


 こころと身体が整って、自分と向き合うこと、そして出版体験で得た価値と感動を一人でも多くの人に伝えたいと思いたったのも宮古島に来たからこそでした。


 日本中から集まる仲間と、自分と向き合うことのできる場所、宮古島で、その魅力を世界中の人に知ってもらう活動にこれからの人生を費やしたい。


 そして今の僕を変えてくれた出版の価値、本の持つ力を1人でも多くの人に再発見してもらいたい。


 そんな僕の想いをかけあわせて生まれたのが「リトリート出版」です。
宮古島での経験、出版体験で得た価値と感動を伝えたいのが一番の想い
「リトリート出版」への投資から、想いに賛同する仲間が集い、今夏に始動
 仕事や家庭の責任に追われる日々の中でも、自分の内面と向き合い、思いを巡らせ、未来についてゆっくりと考えるひとときを、「本」を通じて提供する。


 誰かの役に立つ喜びが自分の喜び。


 出版プロデューサーとして、出版に興味のある方や希望の方をお繋ぎしていく中で、自費出版のサポートではなく、商業出版の作品作りを手がけていくことで、どれだけの貢献ができるのかという冒険と挑戦をしてみたくなりました。


 こうした、たわいもない僕の妄想話からはじまり、


「矢ノ倉さんと何かやってみたい」
「矢ノ倉さんとならおもしろそう」
「矢ノ倉さんを盛り上げたい」


 そんな僕の想いに共感、賛同してくれる仲間が少しづつ集まり、皆さんの持つ才能を共有しながら、そして化学反応を起こしながら、このレーベルの活動が始まりました。


 「高みを望まず、下手からはじめて、少しずつ上手になればいい」
尊敬する薬師寺の僧侶、大谷徹奘さんの言葉に後押しもされて、セミリタイアを決断。


 不幸中の幸いで、断念した海外事業資金の運用がうまくいったのと、子供の独立のタイミングも重なり、身の丈にあった生活ができる程度の仕事量に減らし、2024年から宮古島と千葉の2拠点生活がはじまりました。


 ブランドのバックを一つ購入したつもりで、海外旅行に一回行ったつもりで、高級レストランでみんなで食事をしたつもりで・・・。そんなふうにこれまで使っていたお金の使い方を、新しい出版事業へと費やしています。
 いよいよ2024年夏、リトリート出版が本格的に始動します。


 7月には静岡在住のフォトグラファー、遠藤雅士さん(写真右)のフォトブックが、9月にはシンガポール在住の起業家、大塚龍さん(写真左)のビジネス書が、12月には東京在住のデザイナー、阿部大輔さん(写真左から2人目)の絵本の発売を予定しています。


 その後も、続々と著者さんが誕生予定です。
「リトリート出版」に賛同してくれた皆さんと
今後は宮古島地元と連携、経済の循環ができるような企画を目指して
 リトリート出版のWEBメディアには、著者さんの人物や出版への思いをクローズアップし、またニュースルームで最新情報をお届けできる仕様となっています。


 ただ本を売ることが目的ではなく、物語を届ける。


 出版、WEBメディアを通して、読者と著者がそれぞれの内面と向き合い、本を読むこと、本を書くことで共感力を高め、QOLの向上を目指していく。


 今後は宮古島地元と連携し、宮古島経済の循環ができるような「リトリート出版」ならではの企画ができるように、現在商標登録を申請中です。


 僕の人生が変わった「本」を、僕らしく、体験と感動をひとりでも多くの人に味わってもらいたい。


 「リトリート出版」を通じ、社会にとって、誰かにとって、有益な貢献ができるように、宮古島で50歳からセカンドライフを満喫していきたいと思っています。


 このプロジェクトに興味のある方、応援してくださる方、お知恵を貸してくださる方、どうぞお声掛けください。


▼リトリート出版 WEBメディア

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