[グランピング事業への挑戦]浜名湖オーベルジュ キャトルセゾン 地域活性化とオーベルジュとしての復活を目指して

2024.06.28 12:51
日本有数の汽水湖として名高い浜名湖を見下ろす小高い丘の上に佇む「浜名湖オーベルジュ キャトルセゾン」は、長年たくさんのファンから愛され県内外から多くのお客様をお迎えして参りました。


2024年夏、さらなるファンの獲得と「オーベルジュ」という食を愉しむ文化の継承発展を目指して新たなグランピング事業「浜名湖グリーンスプリングス」をスタートいたします。


改めてオーベルジュの魅力とは、なぜグランピング事業スタートに至ったのか新規事業にかける想いや経緯について、ご説明します。
浜名湖オーベルジュ キャトルセゾンの歩み
キャトルセゾンは今から42年前の1982年に静岡県磐田市に誕生しました。身体にやさしいフランス料理、をコンセプトに地元の人たちに親しまれるお店作りを心掛け、次第に静岡を代表するフレンチのお店となりました。


1991年、現在の浜名湖のほとりに位置する景観豊かな場所に移転し「浜名湖オーベルジュ キャトルセゾン」としてリスタートを迎えました。全国屈指のオーベルジュとして多くのファンから支持を集めています。
提供される「浜名湖の絶景」と「クラシカルフレンチの美食」は県内外問わず多くのお客さまに足を運んでいただける場所として、また美食が叶うウエディングの舞台として大変人気をいただいております。
また、初代シェフの守屋金男氏をはじめ歴代シェフのレベルの高さから、静岡エリアのフランス料理人にとって登竜門といっていただけるレストランへと成長し、数多くの料理人を輩出しております。
オーベルジュとは「宿泊ができるレストラン」。郊外に広がるオーベルジュ文化の起源
オーベルジュとはフランス発祥の宿泊ができるレストランのこと。フランス料理は、その土地の食材をうまくいかして最高の料理に仕上げることに価値を見出す料理です。
その為多くのフランスの料理人たちは素材そのものの新鮮さ、良さを損なうことなくお客様にご提供できるよう収穫地に近い郊外にてレストランをオープンさせることが多くありました。


お客様もそんなこだわりの料理を求めて車で遠路はるばるレストランを訪れ、レストランも、料理と共にワインなどのアルコールも楽しんでいただくため宿泊施設を用意をしたということがオーベルジュのはじまりとも言われています。


旅先で美味しいお料理を食べる、美味しい料理を食べるために知らない土地へも足を運ぶ、そんな価値観を持つ日本人にもオーベルジュの文化は好意的に受け入れられ1987年からの第一次ブーム、1997年からの第二次ブームを経て現在全国40店舗にもおよぶオーベルジュが各地で愛されています。
(日本オーベルジュ協会様 調べ)
食文化の継承と発展を目指す取り組み。オーベルジュの魅力を再発信する新プロジェクトとして、グランピング事業をスタート
そんな「食を愉しむ」ことに特化したオーベルジュですが、昨今ではその言葉の意味をご存じでない方も増えてきていると実感しています。
今一度オーベルジュの魅力や価値を発信し、静岡の食文化継承発展の為、また、地域のさらなる観光都市化への一助となるよう「グランピング事業スタート」に至りました。
地域に根ざした事業展開の重要性。静岡県西部エリアの観光資源と魅力
浜名湖オーベルジュ キャトルセゾンを運営する株式会社スティルアンは、静岡県西部エリアでブライダル事業・飲食事業を展開し創業当初から「地域に根差した事業」「非日常をお楽しみいただける空間・機会の創出」という視点を大切にしてまいりました。
静岡県西部エリアは温暖な気候に恵まれ、花博やフラワーパーク、フルーツパークなど自然を生かした観光資源が豊富な地域です。


また、海の水と川の水が混ざり合う汽水湖である浜名湖をはじめ、豊かな山々、広大な大地など全国的に見ても質の高く種類の豊富な食材の恵みに溢れた土地であるという特徴もあります。


日本列島の中央に位置し、東京や名古屋、大阪からのアクセスも良好なため、更なる観光都市化が期待されています。


オーベルジュとして愛されてきた料理を活かし、自然を五感で楽しんでいただける空間を作り、より多くの方に静岡県西部エリアの魅力を再発見していただける機会が作れないか。
共にこの地で生活をするものとして、私たちにはそんな想いがありました。
スタッフが日々感じているこの土地の魅力。グランピング事業を通じてお客様にも伝えたい。
フランス料理のフルコースを初めて食べたのは友人の結婚式だった。たくさん並んでいるナイフやフォーク、グラスの数に圧倒されて美味しいお料理を少し緊張しながら食べた。そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。


敷居が高いと考えられがちなフレンチレストランをもっと身近に感じていただきたい、フランス料理という文化に気軽に触れていただきたいという想いから、浜名湖オーベルジュ キャトルセゾンでは食育の機会としてもご利用いただけるよう、さまざまなイベントを実施してまいりました。


おかげさまでお子様連れのお客様のご利用や肩ひじ張らずに美味しいものを食べたいという想いで気軽にお越しいただけるお客様も増えてまいりましたが、まだまだ多くのお客様にお店の魅力や浜名湖の魅力を知っていただきたいと感じておりました。


そこで、スタッフが日々感じていること、「ディナータイム後の澄んだ空気の中で見る星空の美しさ」「テラスで感じるさわやかな風」「夕日にきらめく湖面の輝き」「シェフがスモーク小屋で仕込んでいるサーモンの燻製の香り」「森の木がそよぐ心安らぐ音」そんな五感で非日常を感じるこの土地の魅力をお客様にも感じていただける施設が作れるのではないか、そこでさらに魅力を伝えることができるのではないかと考えました。
他社との差別化戦略を模索。飲食業とブライダル事業のノウハウを活かして「浜名湖グリーンスプリングス」の魅力を伝える
グランピング事業を始動するにあたりさまざまな専門の方とお会いする機会をいただきました。
そこで飲食業ではない他業種からの参入の多い事業であることや、新規参入の多い事業であるということを知り、他社様のグランピング施設との明確な特徴の差を打ち出すことが魅力を伝えるために必須であることを強く実感しました。


ですが、それは同時に私たちにとっては強みを活かすチャンスであると感じました。飲食業で培ったノウハウとブライダル事業でお客様から高い評価をいただくホスピタリティを存分に発揮し、この土地の素晴らしさを最大限伝えることができれば「浜名湖グリーンスプリングス」の魅力はきっとお客様に伝わると確信しました。
フレンチシェフが提供するワンランク上のBBQタイム。「日本一美味しいグランピング」を目指して
フランス各地で修業を積んだグランシェフ髙橋茂晃の料理は、南フランスの潮風を感じるようなブイヤベースや、ブルゴーニュ地方の定番郷土料理である牛肉の赤ワイン煮など、本場の味。地元の食材を使って日本人にも食べやすくご提供します。


食材本来の味を楽しんでいただくBBQは、シェフ自ら農園や漁港へと足を運び新鮮野菜・豊かな海の恵みを厳選してご用意。フレンチシェフならではのこだわりの仕入れと丁寧な下ごしらえで、グランピングの開放的な世界観はそのままに、ワンランク上の上質なBBQタイムをお楽しみいただけます。
さらに、一棟貸しの場合には専属シェフが目の前で調理してくれるライブキッチンコースのご提案も行い、より迫力のある演出で「非日常×美食」を満喫いただけます。
クラウドファンディングの大成功。オーベルジュという食を愉しむ文化を守り育てていく
そんな新しいグランピング施設に魅力を感じていただき、2024年5月27日正午にスタートしたクラウドファンディングでは初日に目標を大幅達成し、締め切り終了前の6月27日時点では目標の10倍以上の支援をいただいております。
東京や大阪など幅広いエリアからのご支援を賜り、皆様からの期待の高さを実感し身の引き締まる思いでオープンに向けて準備を進めております。
オーベルジュという食を愉しむ文化を守り育てていくこと、それは大切な人と食卓を囲み会話をし幸せな時間を過ごすことに繋がり、人々の人生を、そしてこの街をより豊かなものにすると信じています。
グランピング事業「浜名湖グリーンスプリングス」を通して少しでも食を愉しむ機会の大切さやこの土地の魅力を実感していただき、今度は違う季節に浜名湖を訪れてみよう、今度はフレンチレストランで食事をしてみようと思っていただけるきっかけとなればと思っています。




■会社概要
株式会社スティルアン
本社住所:静岡県浜松市中央区田町326-30
静岡県西部エリアにおいて2つのドレスショップ、4つの結婚式場を運営するブライダルの総合企業
レストランウエディングの会場としても営業をする「浜名湖オーベルジュキャトルセゾン」「キャトルセゾン浜松」は記念日をお祝いするレストランとして幅広い世代の方にご利用いただいております。
ご結婚式会場としても人気の浜松街中エリア3店舗5つのパーティスペースはご希望の雰囲気や内容に応じて、さまざまな用途でご利用可能です。


STYLEUN WEDDINGS
QUATRE SAISON RESTAURANTS
ドレスショップ
-ブランドゥスティルアン
-ブランドゥスティルアンアトリエ
結婚式場・レストラン
-浜名湖オーベルジュキャトルセゾン
-キャトルセゾン浜松
-ミュゼ四ツ池
-アビー・チャーチ

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