初見殺しは当然ベテランでも緊張する人多数! 難易度MAXの「首都高」を上手に走る方法とは

2023.12.27 17:20
この記事をまとめると
■複雑に絡み合う首都高は運転初心者には難所
■決してゲームのようなスピードで走る道として設計されていない
■適切なウインカーなどでまわりのドライバーへ積極的に意思表示をすることが大事
トンネルが多くGPSの位置情報が使えない場所も!
  年末年始の休み期間、東京都内で運転を楽しみたいと考えている人は少なくないかもしれない。とはいえ、免許を取り立てだったり、初めての東京ドライブだったりするドライバーにとって、「首都高」を走ることの心理的ハードルは低くはないだろう。
  通常、高速道路といえばまっすぐに走り続けるような道を想像するが、こと首都高については直線区間が長いというイメージはないかもしれない。とくに、The首都高といえる環状線(「C1」と名付けられている)は、グルっと都心を囲うような設計になっている。環状とすることで、さまざまな方面へ向かう各路線をつなぐ構造なのだが、結果としてクネクネと曲がった道になってしまっている。
  そうした構造ゆえに、各路線をつなぐジャンクションが複雑に絡み合った道という印象を持っているかもしれない。たしかに初見殺しとして有名な「箱崎ロータリー」のような難しいポイントもあるが、基本的にはカーナビでルートを設定、緑色の案内標識をしっかり見ていれば道に迷ってしまうというほど難しいわけではない。
  逆に言えば、事前のルート確認をせず、ナビの案内にも頼らず、初めて首都高を走るというのは、かなり難易度が高いといえる。また、カーナビを持っていないケースではスマホナビを利用することもあるだろうが、首都高の一部では長いトンネルもあり、アプリの種類によっては自車位置をロストしてしまうこともある。
  たとえば、首都高にある山手トンネル内で自車位置をロストすると、出口やジャンクションに気づくのが遅れてしまい、道を間違うというミスが考えられる。
  初めて首都高を走るのであれば、車両の走行データと連携してGPSが届かなくても自車位置を補正できるカーナビを使うと安心だろう。
首都高は一般道並の制限速度の場所がほとんど
  ところで、首都高にサーキットのようなイメージを持っていないだろうか? たしかにゲームやコミックの世界では、首都高を舞台に速度を競うコンテンツは多数あるが、それはフィクションの話であって、現実的には首都高の制限速度はおおむね40〜60km/hとなっている。あくまで歩車分離をすることで安全かつスムースな移動を狙った道であって、高速で走るための道ではない。
  前述したようにクネクネと曲がった道路設計が多いのは、基本的に速度を出す前提ではないからともいえる。
  実際、昼間の首都高を走るとほぼ制限速度で流れている。60km/hといえば一般道で日常的に出している速度域であり、その点においては首都高を走るからといって身構える必要はない。むしろ、渋滞していることのほうが多いかもしれない。
  つまり、走行テクニックとしては、それほど高速走行に慣れていなくても大丈夫といえる。
  ただし、気をつけてほしいのは、首都高の場合は出口が必ずしも左側とは限らないことだ。ナビが、「もうすぐ出口です」と教えてくれたからといって左側に車線変更してはいけない。ナビや案内標識によって目的の出口が左右どちらにあるのかを確認する必要がある。
  通常の高速道路であれば、慣れるまでは左端の走行車線を走り続けることで難しい車線変更を避けることができるが、首都高を走るとなると車線変更は避けては通れない。
  そこで重要なのが意思表示だ。
  適切なタイミングでウインカーを点滅させ、自分がどちらに行きたいかを周囲にアピールすることでルートを確保したい。一部、ウインカーを出してると意地悪されるという意見もあるかもしれないが、接触事故を起こしたいと願っているようなドライバーは基本的には存在していないだろう。
  ウインカーやブレーキランプによる意思表示を積極的に活用することが首都高を走りやすくする。手をあげたり、顔の向きを変えるなどして、周囲のドライバーに意思を伝えることも有効だ。
  かつて自動運転の研究者と、自動運転で首都高を走ることの難しさについてディスカッションしていたところ「自動運転車は周囲とのネゴシエーション(交渉)が苦手な部分があります。自動運転車同士であれば車々間通信を利用できますが、人間同士のネゴシエーションはボディランゲージなども含めて行っているので無人走行のクルマが真似するのは難しい」という結論になったことがある。
  つまり、人間だからこそのコミュニケーション能力を十分に活用することは、首都高をスムースに走るためのポイントとなる。初・首都高ドライブとなれば緊張してしまうだろうが、だからこそ周囲のドライバーに自分の意思を伝えることを意識してほしい。

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