終戦80周年へ向けて─最年少99歳・大正生まれ特攻隊生存者の“戦争体験と平和へのメッセージ”と“命の証言”を刻み次代へ受け継ぐ『大正の人』全国取材書籍化プロジェクト始動・協力者募集【株式会社夢ふぉと】

2025.08.05 11:47
株式会社 夢ふぉと
株式会社夢ふぉと(本社:大阪市中央区、代表取締役:林さゆり)は、終戦80周年に合わせ、大正生まれ特攻隊生存者らの“命の証言”を全国取材し書籍化するプロジェクト『大正の人』を始動、協力者を募集します。
インタビュー時の様子

◆終戦80周年──“最後の語り部”が語る命の証言
2025年8月15日、終戦からちょうど80年を迎えます。
命を懸けて祖国を想い、家族を想い、そして生き抜いた――最年少でも99歳になる“大正世代”の中には、特攻隊として出撃を命じられながら奇跡的に帰還した元兵士や、前線で負傷者を看取った従軍看護師、学徒動員で工場に立った若者たちがいます。

彼らこそ、戦争を「過去の出来事」ではなく「生きた体験」として語れる“最後の語り部”です。しかし、高齢ゆえにその声を直接聴ける時間は残りわずか。

「今、聴かなきゃ、もう聴けない。」

――その切迫感と使命感を胸に、株式会社夢ふぉとの代表林さゆりは2025年、全国取材プロジェクト『大正の人』を本格始動しております。命の証言を一言一句逃さず記録し、未来へと手渡すことで、戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代へ実感をもって伝えていきます。
◆『大正の人』プロジェクト概要──“語り部シリーズ”第2弾の全体像
株式会社夢ふぉと(本社:大阪市中央区、代表取締役:林さゆり)は、2018年刊行の『明治の人』に続く“語り部シリーズ”第2弾として、書籍制作を核とした証言記録プロジェクト『大正の人』を始動いたしました。

開始時期とスケジュール
2025年度中に全国取材を順次スタートし、同年12月をめどに取材を完了。編集期間を経て、最終成果物となる書籍を2026年春に発刊予定です。

主な成果物
『大正の人』書籍(判型・ページ数は前作『明治の人』と同規模を想定)
└ 大正生まれの語り部のインタビュー原稿、ポートレート写真、遺品・手紙などの一次資料を収録。

実施体制
株式会社夢ふぉと社内の編集・制作リソースを活用し、聞き手+撮影担当の1~2名体制で各地へ訪問。取材日時は語り部とご家族の都合に合わせて柔軟に調整します。

プロジェクトの位置づけ
本書は単なる歴史資料にとどまらず、家族や地域社会に「語り合うきっかけ」をもたらす“命の証言”プロジェクトです。大正世代が残すリアルな戦争体験と人生哲学を通じて、世代を超えて平和といのちの価値を自分事として考える契機を提供します。
2018年に発行した書籍『明治の人』

◆背景・問題意識──“語り部の空白世代”が生まれる前に
1.世代交代の限界点
終戦から80年が経過し、1945年当時に成人だった“大正世代”は最年少でも99歳。直接体験を語れる人々が急速に減少し、「戦争を知る最後の世代」が消えつつあります。ここで証言を記録しなければ、戦争の実相は紙の行間や映像のフレーム外へと消えてしまいます。

2.“記録”から“実感”への断絶
戦争体験は教科書や博物館で学べても、血と涙を伴う“生身の言葉”に触れる機会は激減しました。核家族化とオンラインコミュニケーションの進展により、家庭内で戦争談義が交わされる場面は少なく、若年層の戦争観は歴史用語やゲームの世界で止まっています。

3.平和教育の実感不足
戦後の日本は平和を享受し続けていますが、その尊さを肌で感じるチャンスは乏しいままです。体験者本人が語る「死を覚悟した瞬間」や「家族を想った切実な言葉」こそ、平和を“自分ごと”に変える最も強い教育資源です。

4.社会的孤立と高齢者エンゲージメント
超高齢化が進む一方で、高齢者が社会とつながる機会は限定的です。語り部となることで、自分の人生が次世代の役に立つ――その実感は高齢者の生きがいと自己肯定感を高め、社会全体の共生力向上にも寄与します。


このような背景から『大正の人』プロジェクトは、今まさに失われつつある“生きた戦争体験”を次世代へ手渡す最後のチャンスとして立ち上がりました。
インタビューさせていただいた方の笑顔は、数々の体験の上にあるものでした。



◆取材対象と特徴──“多面的エピソード”で立体的に残す

1. 主な対象者カテゴリー
特攻隊生存者:出撃命令を受けながら帰還し、その後の人生を歩んだ元兵士
従軍看護師・軍医助手:前線や野戦病院で命を看取った医療従事者
学徒動員経験者:軍需工場や船舶砲台で作業に従事した旧制中学生・女学生
空襲・疎開体験者:都市部で焼夷弾をくぐり抜けた市民、学童疎開児童
戦後復興の立役者:引揚者・闇市商人・復員兵として“焼け野原”を再生した人々
※上記のような方々に限らず、すべての大正生まれの方の人生に触れてまいります。

以前の『明治の人』の取材では、戦争に3回も4回も出兵し、奇跡的に帰還された方の貴重なお話を記事にすることができました。
本取材においても、戦争体験談、その時代を多感な頃に生きた大正生まれの方々の生の声は貴重なお話ばかりです。
戦争は二度としてはいけない、平和な今に感謝をしないといけない、そのような学びを次世代に伝えていくためにも、ぜひ皆様の人生物語を取材させていただければと思います。


2. インタビューの切り口
軍命と家族愛:出撃前夜に綴った遺書や家族写真が語る“覚悟と葛藤”
死線を越えた瞬間:爆炎・銃弾・病魔の中で見えた「生きる理由」
敗戦と再出発:闇市・農地開拓・学校再建など、ゼロから立ち上がった生活力
価値観と人生哲学:感謝・謙虚・利他──極限状況を生きた方々の“生きた歴史教育”
※戦争体験に限らず、すべての経験にフォーカスし、記事化させていただきます。

3. 取材方法
弊社スタッフが直接取材に伺います。
施設にいらっしゃる方も、自宅にいらっしゃる方も、問題ございません。
当日はお写真と録音を取らせていただければと思います。
◆目的・社会的意義──“命の証言”を未来へ手渡す3つの価値

1.平和継承
大正世代が経験した「死と隣り合わせの日常」を記録し、戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代へ“実感”として伝える。

2.高齢者エンパワメント
語り部となる方々に「自分の人生が社会の役に立つ」という生きがいを提供し、孤立を防ぎながら心身の活力を高める。

3.世代間交流
インタビュー映像・書籍・ワークショップ教材を活用し、家族・学校・地域での対話を促進。3世代・4世代が“命のバトン”を実感できる場を創出する。

◆プロジェクト内容──“柔軟な全国取材”から書籍化までの流れ
A. 全国取材ツアー
 ・時期:2025年内(随時調整)
 ・体制:聞き手+撮影担当の1~2名で訪問。取材時間は語り部の体調と意欲に合わせ、短時間で終わる場合もあれば盛り上がって長時間に及ぶ場合もございます。医療スタッフの同行はありませんが、事前にご家族・ケア担当者と調整のうえ安全に実施します。

B. 書籍化
 ・書籍名:『大正の人』
 ・発刊:2026年予定/『明治の人』とほぼ同規模(ページ数・判型調整中)
 ・流通:全国書店・オンライン書店ほか図書館・学校への寄贈を検討。

C. 写真アーカイブ
 ・インタビューで撮影した写真データを適切に保存し、書籍や今後の広報素材として使用。動画の撮影もさせていただくことがございます。
◆取材協力のお願い
・対象:大正生まれの方(日本全国・海外・場所は問いません) ※お話ができる方
・方法:対面 ※基本的に対面でお伺いしますが、ご都合によりオンラインでの対応も可能です。
・所要時間:2~3時間程度(簡単な質問にお答えいただきます)
・掲載予定:『大正の人』書籍出版・弊社HP・SNS
・方針:基本的に、ご本人・ご家族が公開に対してご協力いただける場合に取材させていただきます。傾聴・共感を最優先し、安心できる場で取材させていただければと思います。
・応募:お名前、生年月日、ご住所、ご希望の取材日(第1~3希望)、ご連絡先、取材方式などわかる形で、以下のお問い合わせ先までご連絡ください。
    Tel:0120-927-928(代表番号)090-2012-4123(林携帯)
    Fax:0120-967-920 Mail:info@yumephoto.com
◆代表メッセージ(林さゆり)
私はこれまでに、個人の活動として明治生まれの方々を全国で取材し、
『明治の人』という書籍を出版いたしました。

そのきっかけとなったのは、私の祖母(明治40年生まれ)の存在でした。

祖母の口癖は「ありがたい」「もったいない」「人様のため」「自分を下に」。
日々の暮らしの中で自然と口にしていたその言葉たちには、
人として大切なことのすべてが詰まっていたように思います。

祖母のような“名もなき一人の人の生き方”にも、大きな学びがある。
そう感じた私は、名のある方だけでなく、市井で誠実に生きてこられた方々を訪ね歩き、
その人生の記録を一冊の本にまとめました。

実際に取材をして感じたのは、やはり、価値のない人生など一つもないということ。
戦争を何度も経験されたおじいさんたちの静かな語り、何もかもを「おかげさま」と受け入れるおばあさま方の微笑み…
その一つひとつが、心にまっすぐ響くものでした。

そして今、大正生まれの皆様が100歳を迎えられるこの時期に、再びこの活動に取り組んでおります。
これまでとは比べものにならない速さで時代が変わっていく中で、皆様が体験されたこと、紡がれてきた言葉の数々は、今を生きる私たちにとっての道しるべになると信じています。

また、分断社会の中で、この本や活動を通じて、
若い世代が祖父母や家族に話を聞いてみようと思うきっかけになれば、
そして家族の間にあたたかな対話が生まれれば、それが何よりの願いです。

林 さゆり
林さゆりとその祖母
林さゆりの祖母の口癖


【会社概要】
株式会社夢ふぉと
◆お問い合わせ先
 TEL:0120-927-928(平日9:00~18:00)
 FAX:0120-967-920
 E-mail:info@yumephoto.com
 担当者メール:k.oda@yumephoto.com (担当:小田)
※本リリースに関する詳細や取材のお申し込みは、上記お問い合わせ先までご連絡ください。

◆HP
大正の人公式サイト(

コーポレートサイト(

卒業アルバムブランドサイト(

卒園アルバム.com(


◆所在地:大阪府大阪市中央区東心斎橋1-2-17-7F
◆設立 :1998年5月
◆資本金:1,000万円
◆代表取締役: 林さゆり
◆事業内容
卒業・卒園アルバム制作 累計100万冊突破。創業以来「思い出をカタチにして残すこと」に特化し、アルバム事業を中心に「思い出の価値」を伝え残すサービス・ソフト開発を展開。

あわせて読みたい

【終戦・被爆80年】平和のバトンをつなぐために、わたしたちに何ができる?
Women's Health
ペナルティ・ワッキーが元特攻隊員の“生の声”を聞く『戦後80年特番』BSよしもとで放送
TVガイド
【パティスリーパブロフ】グランシェフ近藤康和氏がお届けするサマーパフェコレクション2025
PR TIMES Topics
沖縄戦での日本軍の行動を美化しようとする政治家の発言の背景には「根拠がなくても堂々と主張すれば騙せる」という“悪しきトレンド”がある
集英社オンライン
新刊『零戦搭乗員と私の「戦後80年」』発売。300人以上の元零戦搭乗員と向き合い、丹念に証言を集めていった軌跡の記録
PR TIMES
スウェーデンの陶芸家マリアンヌ・ハルバーグが手がける、瀬戸焼の器シリーズ
PR TIMES Topics
「明治の人」出版から7年── 今度は大正生まれの人の“生の言葉”を後世へ!2025年、全国の大正生まれの方々(最年少99歳)を訪ね歩きその人生物語をカタチにするプロジェクト「大正の人」を始動!
PR TIMES
猪狩蒼弥、山崎怜奈ら若者が80年前に思いをはせる「ザ!戦後80年の映像遺産SP」
TVガイド
WWFジャパン親善大使のディーン・フジオカ氏とコラボレーション、寄付付きオリジナルグッズ
PR TIMES Topics
軍国少女だったという“恥”の感覚を持ち続けています。澤地久枝さんの、知っておきたい、戦争の話
天然生活web
老舗の歴史ある和菓子屋富久屋の存続を目的としています。
CAMPFIRE
【Brooks Brothers × BRIEFING】限定コラボバッグ第2弾発売
PR TIMES Topics
「なぜ、お前は帰ってきたんだ!」特攻から生還した男が戦犯者扱いされた戦後…それでも「もう一度、この国のために働こう」と選んだ職業とは
集英社オンライン
千玄室さんが語る「生」と「死」を見つめた日々|作家・小野正嗣さんが特別インタビュー
婦人画報
エビアン®の世界観を存分に体験できるコラボカフェ
PR TIMES Topics
被爆・戦後80年を4人の視点で発信 初の「子ども平和新聞」発行〔千葉〕
PR TIMES
「戦争を知らない」編集者が全世代に届ける本――「戦争報道への慣れ」に対する恐怖が出発点
PR TIMES STORY
ダブルネルドリップコーヒーをオン・ザ・ロックで楽しむ新体験メニュー
PR TIMES Topics
〈終戦80年〉出撃前の特攻隊、原爆のきのこ雲、火炎放射器で焼かれる沖縄…AI技術と対話をもとにカラー化した写真が繋ぐ“過去と現在”
集英社オンライン
櫻井翔、斎藤佑樹、桐谷美玲らが“戦争の記憶”と向き合う「戦後80年プロジェクト」始動
TVガイド
【フェアリーケーキフェア】レトロで新しい夏限定スイーツ登場
PR TIMES Topics