夏休みは少年少女が悩みを抱え込みやすく、夏休みの後の自殺リスクも高まります。少年少女から寄せられた「人には言いにくい悩み」に、多様な大人が応えるYouTubeチャンネルを開設したいです!出演する大人は芸能人から一般人まで。動画で悩みに答え、コメント欄で言葉を交わし、少年少女にエールを送りたいです!
この夏、1万人の少年少女に“本気の言葉”を届けるキャンペーンが始まります。
夏休みは少年少女が悩みを抱え込みやすく、夏休み後の自殺リスクも高まります。
第3者の大人と少年少女が支え合える未来を目指して、少年少女から寄せられた「人には言いにくい悩み」に、多様な大人が応えるYouTubeチャンネルを開設します!出演する大人は芸能人から一般人まで。動画で悩みに答え、コメント欄で言葉を交わし、少年少女にエールを届けます!
実現したいこと
このチャンネルを通じて、「第3者」の大人と少年少女が支え合える未来をつくりたいと考えています。
動画を1万人以上の少年少女に届けることで、「自分を応援してくれる人もいるんだ」「大人になるって、案外悪くないかも」と、少しでも前を向くきっかけになってほしい。
そして、日常ではなかなか声をかけられない大人たちも、動画やコメント欄を通じて、自分の想いやエールを届けることができます。完成物のイメージ
家庭環境、学校、病気、LGBT…少年少女たちの悩みに、芸能人からいわゆる一般人まで多彩な大人たちが応えます。コメント欄では、大人たちがかつての思いや少年少女へのエールを送り、少年少女たちもまたそれに応えます。
↓YouTubeチャンネルのイメージ
チャンネル名:「GY4Y(Give a Yell for Youth)」
代表の奥村です。私自身、かつて家庭環境に悩むこどもでした。親は成績や進路についてこどもに強い言葉を向けていました。私は家に帰るのが嫌になり、だんだん家を避けるようになっていきました。
そんな中、中学生だった弟が自死で亡くなりました。
あの時の私は、「自分が悪い」「家族のことはプライベートな内容だから」と思い、誰にも相談することができませんでした。
もし、自分が相談できていたら。一緒に悩んでくれる大人がいたら。もし、「一人じゃないよ」と言ってくれる人がいたら。弟は今も生きていたかもしれません。
イベント時の写真
大学3年生の時、Web開発を学んでいた私は、悩みを抱える少年少女のための掲示板「gedokun」を作りました。私自身も辛い時にSNSで思いを吐き出して救われた経験があったからです。誰かと共感し合える場所があれば、きっと救われる子がいる。そう信じて始めました。
最初は個人の小さな活動でした。でも、どんどんユーザーが増えて、寄せられる悩みも深刻になっていく。「これは個人のレベルでは留まらない」と感じ、LINE株式会社のデザイナーを辞めて、今はこの活動に専念しています。
「自分のお兄ちゃんは優秀で、比べなくていいってわかっているけど、自分を否定されてるみたいで苦しい」
これは私たちの掲示板「gedokun」に届いた投稿です。読んだ時、胸が締め付けられました。きっと多くの大人が「比べる必要ないよ」「君は君のままでいいんだよ」と言うでしょう。でも、この子が本当に求めているのは、そんな正論ではないのかもしれません。
「正解なんてないけど、一緒に考えてくれる大人がいてくれたら」
そんな世界を作りたくて、このキャンペーンが生まれました。
行政施策や建前の「言葉」ではなく大人の「姿勢」から少年少女を支えたい。
夏休みが終わり、学校が始まる8〜9月は、こどもの自殺が増えやすいと言われます。
令和6年のこどもの自殺数は529人と、少子化にも関わらず過去最多を記録しました。
私たちが運営する少年少女のための掲示板gedokunでも、昨年の9月1日前後には不安な少年少女たちが多くいました。
「生きるの辛い、9月1日、どうしよう」
夏休みという一時の非日常が終わり、自分を苦しめる日常がまた始まる。そんなことなら…。と思う少年少女たちも少なくありません。
今年もきっとそんな少年少女がいる、もしかしたら増えるかもしれない。「あなたを助けたいと思ってる大人もいるし、どうか1人にならないでほしい。」そんなことを伝えたくて、居ても立っても居られなくて、このプロジェクトを始めました。
この企画には、若者にとって身近な存在でもある著名人やいわゆる一般の大人たちが参加してくれます。今夏は、お笑い芸人のぐんぴぃさん、土岡哲朗さんといった方々が、10代から寄せられた悩みと本気で向き合う動画を作成します。クリエイター紹介
※クリエイターは順次追加予定!今夏は最低3名のクリエイターを予定しています。
ぐんぴぃ(春とヒコーキ)(写真右)
福岡県北九州市出身。タイタン所属。大学の落語研究会で相方の土岡と出会い、卒業後の2017年にコンビを結成。バラエティ/ドラマ/映画などに出演するほか、自身のYouTube登録者は190万人を超える。
土岡哲朗(春とヒコーキ)(写真左)
栃木県宇都宮市出身。タイタン所属。大学時代には学生落語の全国大会で準優勝の実績を持ち、コンビではネタ作りも担当。映画鑑賞が趣味で、松屋のうまトマハンバーグを愛している。
上の動画は、2025年にGY4Yの運営団体であるNPO法人第3の家族が、少年少女の悩みに答える企画をイベント中に行ったときの動画です。
「生きててよかった!」「そんな考えもあるのかと気付かされた」と嬉しい声をもらい、このような体験を少年少女たちにもう一度届けたくて、今回の企画を立ち上げました。
「信じられる大人もいる」「味方もいる」といったメッセージを伝えることが、大きな一歩につながります。
20代前半 女性
家も学校もつらかった小中学時代。大人がみんな信じられなかった私は、必要な支援に繋がるのが遅れてしまいました。信じられる大人もいるということを知れば、救えるこどもたちも増えるはずです。
10代後半 男性
家にも外にも敵しかいなかった学生時代に、クリエイターの創作を見て初めて味方が出来た気になれた。大人なんか信じる必要はない。奴らは敵だ。でも、そんな中にも僕たちの気持ちを分かってくれるクリエイターさんが居ることは頭の片隅でもいいから留めておくといいと思う。
YouTubeのコメント上では自由にコメントが行えます。「自分も同じことで悩んでいたよ」 「こんなとき、私はこう考えた」 「答えはわからないけど、遠くから応援してるよ」そんなひと言が、思いもよらぬ形で、画面の向こうの誰かの背中をそっと支える力になるはずです。
また、リターンの中には「出演権」もあります。演者側の大人として、少年少女の悩みに応えます。特別な存在である必要はありません。等身大のあなたの言葉を、少年少女たちに届けて欲しいです。
NPO法人第3の家族として、私たちは10代向けの匿名掲示板「
」を運営しています。ここでは年間1万人近い少年少女が、誰にも言えない悩みを投稿し、他の誰かの言葉に救われています。
gedokun:
家族のこと、学校のこと、友達関係、恋愛、将来への不安。時には生きることへの絶望。様々な悩みが日々寄せられる中で、私たちは若者の心の声をリアルに聞き続けてきました。
今回のプロジェクトで扱う悩みも、この掲示板やこども若者を支援する団体から集めます。
私(代表の奥村)は、これらの投稿をサービス開始の2021年から全て読んでいます。できる限り彼らの声・思いを拾ってプロジェクトをつくっていきます。
公的な支援を受ける程度でないものの、しんどさを抱える少年少女たちに向けたオンラインの支援を行っています。既存の公的支援が届きにくいはざまの少年少女に向けた取り組みが評価され、グッドデザイン・ニューホープ賞最優秀賞、横浜市男女共同参画貢献表彰、NHK、日本テレビ、朝日新聞、日経デザインなど掲載多数。
今回、地域で行うイベントや、専門家の相談窓口という方法ではないことにも理由があります。
もちろんそれらも 1つの選択肢ですが、どんな少年少女たちにもできるだけ平等に届けたい。
学校の人間関係で悩む少年少女は、夏休みは孤独になりやすい。
塾や習い事が忙しく、自由時間が少ない少年少女もいる。
かつての私のように、自分の悩みを打ち明けられずに、1人で抱えている少年少女もいる。
そんな時、動画なら届きます。一歩踏み出すことは難しいけど、画面の向こうで自分を応援してくれる人がいる。そんな光が、次の一歩に繋がるかもしれないのです。
動画の届け方
私たちはすでに月間5,000人の少年少女との接点を持つため、今回の夏休みで1万人近くの少年少女が目にすることができると考えております。
動画の構成
1つの「悩みテーマ」に対して、15分間じっくり考える時間を作ります。そして、それぞれの視点から等身大の言葉で回答します。悩みの回答は手段の1つであって、「君に向き合う大人がいるよ」という「姿勢」を見せることが最大の目的です。
動画公開の配慮
より多くの少年少女が見ることができるように、私たちが運営するYouTubeチャンネルと掲示板gedokunへの掲載を行います。1人1台の学校端末がたいていあるため、動画へのアクセスは比較的容易です。YouTubeをブロックされている時のために、自団体のサイトにもアップします。応えきれない質問に関しては、第3の家族の運営から回答させてもらいます。
発言の配慮
動画の内容が少年少女を逆に傷つけることにならないか、専門家チームからの監修を受けます。出演者やコメント欄に対して、守って欲しいことのリストを共有します。YouTubeコメント欄の定期的な管理を行います。
今回の取り組みを実現するには、様々な費用が必要です。
いただいたご寄付はすべて、悩んでいる若者のために大切に使わせていただきます。お金の使い道についても、透明性を保ち、ご報告いたします。
リターンに応じて、ご支援いただいた方のお名前は、クリエイター動画の最後に掲載させていただきます。(希望者のみ・匿名も可能です。夏の動画にお名前を掲載したい場合は、2025年8月7日までにご寄付をお願いいたします。お名前はリターンに提示した回数に応じて掲載させていただきます。)
・動画作成費用:20万円
(編集費用、ショート含む)
・掲示板・コメント欄管理費:40万円
(少年少女たちを集め、動画を届け、動画内外の安全性を保つため)
・開発費用:30万円
(公式LPの開発、動画を届けるための新規機能の開発)
・デザイン費用:10万円
(ロゴ、メインビジュアル、フライヤーなどの作成費)
GY4Yや少年少女についてさらに深ぼるためのクラファン応援イベントを開催します!SNSで気軽に参加できるものもありますので、よければお越しください!7月20日(日)20時〜21時「少年少女に聞いてみる」(Zoom)
かつて第3の家族のサービスを使った少年少女たちが、今の社会に何が必要か、来場者の皆さんと質疑応答を行います。
詳細:
8月5日(火)12時〜13時「消えたい少年少女に大人ができること 〜gedokunの声から紐解く〜」(X・YouTube・Facebook)
自殺対策を行うNPO法人OVA代表理事の伊藤さんと代表の奥村が、gedokunから少年少女たちの声と向き合います。
詳細:
8月22日(火)12時〜13時「社会課題に若手挑んでみて」(X・YouTube・Facebook)
若手社会起業家の鶴田七瀬さんと代表の奥村で、若手が社会課題に挑む大変さや楽しさを話します。
8月28日(火)12時〜13時「過去の自分が今目の前に現れたら
助けることができるのか?」(X・YouTube・Facebook)
かつて家庭環境に悩み、現在活動を行っているNPO法人ウィーズ理事長の光本歩さんと代表の奥村で、今の自分たちなら過去の自分を助けることができるのか、ディープな話題に踏み込みます。
このキャンペーンはこれからも続く?
はい。少年少女がしんどい気持ちを抱えやすい「年末年始」「新学期」にもできれば行いたいと考えています。年内の開催数はまだ未定ですが、少なくとも来年夏も行います。
動画はライブ配信ではない?
はい。事前に集めた少年少女の質問を出演者様にお送り、撮影した動画を編集後にアップします。
「自分には関係ない」と思う方もいるかもしれません。でも、今この瞬間も、一人で悩みを抱えているこどもたちがいます。
彼らの多くは、「助けて欲しい」「誰かに話したい」と思いながらも、その一歩が踏み出せずにいるのです。「助けてくれる大人はいる」と思える、勇気を出して声をあげた時に「一緒に考えるよ」と言ってくれる大人がいる。そんな世界を作りたいのです。
完璧な答えを用意する必要はありません。ただ、「君は一人じゃない」という思いを届けることが、誰かの命を救うことにつながるかもしれません。
私の弟は、もう帰ってきません。でも、今悩んでいるこどもたちは、まだ救うことができます。
その一歩を、どうかあなたと一緒に歩ませてください。