本物を貫き、変化を恐れず――陳家私菜、おかげさまで創業30周年

有限会社チンズコーポレーション
“痺れるおいしさ”を日本に根付かせたくて三十年。支えてくださったお客様に感謝を込めて、これからも挑み続けます。

本格四川料理の先駆けとして知られる「陳家私菜（ちんけしさい）」が、今年で創業30周年を迎えます。1995年、赤坂の一角にわずか20席ほどの小さな店舗から始まった当店は、痺れる辛さの中に深い旨みを秘めた“本物の四川料理”で多くの食通を魅了し、現在では都内に８店舗を展開する企業へと成長しました。
■ 陳家私菜の会長・陳龐湧よりご挨拶

この節目の年を迎えるにあたり、陳家私菜の会長・陳龐湧（ちん ほう ゆう）は、30年間の歩みと変わらぬ想いを次のように語ります。

「中国料理には、“麻（マー）＝しびれ”と“辣（ラー）＝からさ”という、はっきりとした二つの軸があります。それぞれに深い文化と哲学が込められており、四川料理の魅力を形作る本質です。

日本に四川料理を根づかせることは、決してたやすい道ではありませんでした。しかし私たちは、どんな時代でも“本場の味を日本で再現する”という信念を持ち続けてきました。
食の流行や嗜好は日々変わります。それでも、“本物の味でお客様を驚かせ、感動していただくこと”――それこそが、私たちの変わらぬ使命なのです。

そしてこの30年、私たちが挑戦を続けてこられたのは、ひとえに応援してくださった多くのお客様のおかげです。皆さまの声が、私たちの原動力となり、日々の励みとなっております。本当にありがとうございます。」

オープン当時の1号店と会長・陳龐湧。

会長の創業前プリンスホテル修業時代。

各年代のメニューの麻婆豆腐のページ。

1995年初代昼メニュー。表紙に刀削麺を削るシェフの姿。

店舗の歴史　歴代メニューたち。

■ 名物料理と、進化する“旨辛”の工夫

弊店発祥で広く日本に広まっていったメニューもたくさんあります。

陳家私菜では、30年にわたり磨き上げた味と技を注ぎ込んだ“元祖”メニューの数々が人気を博しています。中でも代表格は、熱々の石鍋に麻婆豆腐を注ぎ込む【元祖】頂天石焼麻婆豆腐。立ち上る湯気と香ばしい香り、花椒と唐辛子の刺激が調和した一皿です。

そのほかにも：

【元祖】本場四川やみつき皇帝よだれ鶏
　香味ダレとしっとり鶏肉がクセになる一品
【元祖】本場汁なし担々刀削麺
　コクと辛さが絡み合う濃厚な味わい

・・・・といった看板料理が並びます。特に現地ではない刀削麺の“麻辣味”“担々麺風”などを当店なりに工夫・発信し、日本での広がりに寄与してきたと自負しております。

また、本場の味を守りながらも、時代の嗜好や食文化の変化に合わせて“進化”させてきたのも陳家私菜の魅力のひとつです。単に本場の味を持ち込むのではなく、食材や調味料の選定に工夫を加え、日本人の「おいしい」にしっかりと寄り添う。それが当店の「本物を届ける」という姿勢です。
■　店舗のご案内

現在、陳家私菜は以下の8店舗（合計1,003席）を展開しています（すべて東京都内）：

赤坂1号店「湧の台所」｜50席
渋谷店｜200席
五反田店｜75席
秋葉原店｜80席
新宿店｜85席
銀座店｜158席
丸の内店｜170席
新橋店｜185席

ご予約などは下記より

最新店舗「新橋店」。商業ビルに入る185席の大型店。

■ これからの３０周年に向けて
陳家私菜はこれからも、“本場の味”を守りながらも、時代の変化に合わせて進化を続けてまいります。味づくりへの飽くなき探究心と、日々の工夫を重ねる姿勢こそが、私たちの原動力です。

創業から今日まで、多くのお客様に支えていただいたことへの感謝を忘れず、これからも皆さまに驚きと感動をお届けできるよう努めてまいります。

30周年を記念して、特別メニューや限定イベントの実施も予定しています。これからの一皿一皿に、30年分の想いを込めて――。次の30年も、“旨辛”の美味しさが、外食文化の一角として親しまれる存在となるよう、これからも挑戦を続けてまいります。