HPE、基幹業務を支えるHPE Nonstop Compute新製品を発表

HPE
- 新しいHPE Nonstop Computeソリューションは、メモリ容量とシステム相互接続帯域幅が2倍に増強、より多くのトランザクションを迅速に処理する能力でお客様のビジネスの成長に寄与
- HPE Nonstop Compute NS5 X5 と HPE Nonstop Compute NS9 X5 はインテル(R) Xeon(R) プロセッサーを搭載して6 月 3 日に発売
- クレジット会社などの金融サービス機関、小売業、製造業、輸送業は、HPE Nonstop Computeプラットフォームの可用性、拡張性、信頼性を基幹業務に活用

ヒューレット・パッカード エンタープライズ（HPE）（日本ヒューレット・パッカード合同会社　本社：東京都江東区、代表執行役員社長：望月 弘一）は、フォールトトレラントな

ソリューションのラインアップに2つの新製品を追加し、基幹業務により強力な処理能力、柔軟性、信頼性を提供することを発表しました。非常に高いレベルの可用性に最適化された、エントリークラスのHPE Nonstop Compute NS5 X5とハイエンドモデルHPE Nonstop Compute NS9 X5が、強力でシームレス、信頼性に優れたソリューションポートフォリオに加わり、決済処理、不正検出、スマート製造業務遂行システム（MES）などの基幹業務で能力を発揮します。本日提供を開始する新モデルでは、ハードウェアとネットワーキングを強化しており、ビジネスプロセスの加速やワークロードのモダナイズに役立てることができます。

HPE Nonstop Compute NS9

HPE の HPE Nonstopゼネラルマネージャー、ケーシー・テイラー（Casey Taylor）は、次のように述べています。
「お客様は、ミッションクリティカルなワークロードにHPE Nonstopソリューションを利用しています。ある自動車製造業界のお客様は、35年以上にわたってHPEのフォールトトレラントシステムを利用していますが、計画外のダウンタイムは全く発生していません。HPE Nonstop Compute NS5 X5およびNS9 X5は、お客様が安心して事業の拡大とイノベーションの推進に注力できるよう、フォールトトレランスと高性能を実現するアーキテクチャを提供することへの一層のコミットメントを示すものです」
業界トップクラスの稼働率、より強力なパフォーマンス、2倍のメモリを搭載
HPE Nonstop Computeソリューションは、メモリ、システム相互接続帯域幅、ネットワークパフォーマンスの大幅な強化により、より強力な処理能力を提供します。2つの新ソリューションには、HPEのフォールトトレラントアーキテクチャ上に構築されたコンピュート、ソフトウェア、ストレージ、ネットワーキング、およびサービスが含まれます。このアーキテクチャには、フルシステムクラスタ、オペレーティングシステムサービス、データベースが含まれています。IDCによると*1、HPE Nonstop ソリューションは、99.999%から99.9999%の稼働率を実現する、可用性レベルの最上位であるAL4に分類されています。

新ソリューションは、インテル(R) Xeon(R) プロセッサーを搭載し、最大15%のパフォーマンス容量向上*2を実現しています。
- エントリークラスのHPE Nonstop Compute NS5 X5は、Intel(R) Xeon(R) Bronze 3400シリーズ・プロセッサーを搭載
- ハイエンドモデルHPE Nonstop Compute NS9 X5は、Intel(R) Xeon(R) Gold 6400シリーズ・プロセッサーを搭載

HPE Nonstop Compute NS5 X5とNS9 X5ではメモリ容量が2倍になり、1ノードあたり最大8TB*3をサポートし、お客様の生産性向上に寄与します。HPE Nonstop Compute NS9 X5のネットワーク帯域幅は、2.5倍*4を達成しました。これらのアップデートと、ファイバーチャネル接続の改善*5により、金融サービス企業は1秒あたりのトランザクション処理数を増やすことができます。製造分野では、複数工場の統合が可能になり、より迅速にインサイトを得て、スマートMESアプリケーションにより適切な情報を供給することができます。

NS9 X5は、過去2世代のHPE Nonstop Computeソリューションとクラスタ化できるため、新しいサーバーを多世代のコンピュート構成にシームレスに追加できます。この機能により、お客様はダウンタイムなく安心して移行や、必要に応じた運用の拡張を実施できます。

このたびのアップデートではOSのアップデートも実施し、MFA（多要素認証）のサポートを加えたことで、SOC2 監査手順への準拠、PCI-DSS（Payment Card Industry Data Security Standard）、GDPR（一般データ保護規則）、HIPAA（米国における医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律）への対応を支援します。
中断のない稼働でお客様の事業をサポート
HPE Nonstop Computeプラットフォームは、中断なく稼働するシステムを必要とする事業を支えるために設計されました。お客様の事例としては、1日に80,000件の予約を処理しているレンタカー会社があります。金融サービスの分野では、世界のフルサービスリテール銀行上位10行のうち6行*6でクレジットカードや高ボリューム決済、ATM機能、コアバンキング機能の処理にHPE Nonstopが利用されています。
これらのソリューションは、HPE Nonstop Compute に特化したHPE Servicesの経験豊富なエンジニアが担い、お客様の複雑なミッションクリティカルなワークロードの移行を支援します。HPE Nonstop Compute NS5 X5 および NS9 X5 は、6 月 3 日より、スタンドアロン、または HPE GreenLake によるas a Service消費モデルで提供します。

注記
*1 IDC発行の「Worldwide Computing Platforms Taxonomy, 2024」doc #US49554324 March 2024。
*2 HPE NonStop NS8 X4 と HPE Nonstop Compute NS9 X5 を比較した社内ベンチマークに基づく。
*3 システムメモリ： HPE NonStop NS8 X4 は1ノードあたり最大 4TB、HPE Nonstop Compute NS9 X5 は1ノードあたり最大 8TBをサポート。HPE NonStop NS4 X4は1ノードあたり最大256GB、HPE Nonstop Compute NS5 X5は 1ノードあたり最大512GBをサポート。
*4 HPE Nonstop Compute NS9 X5は25 GbE、HPE NonStop NS8 X4は10 GbE。
*5 現行世代は32Gbのファイバーチャネル接続、前世代は16Gb。
*6 2025年4月2日の時価総額に基づく companiesmarketcap.com
■ヒューレット・パッカード エンタープライズについて
Hewlett Packard Enterprise（NYSE: HPE）は、お客様がデータをシームレスに取得、分析、活用できるインテリジェントなソリューションの開発に注力するグローバルテクノロジーリーダーです。HPEは、ネットワーキング、ハイブリッドクラウド、AIの分野でイノベーションを推進し、お客様による新たなビジネスモデルの開発、新たな取り組みの展開、運用パフォーマンスを向上できるよう支援しています。詳細は、www.hpe.comでご確認ください。
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