集英社の音声レーベル「shueisha vox」第2弾として、ポッドキャスト2番組が新たにスタート。文芸評論家・三宅香帆氏による『視点倉庫』と、オモコロ編集長・原宿氏による『原宿の今じゃない企画室』

2025.05.15 10:00
株式会社集英社
この度、「shueisha vox」(集英社ヴォックス)は、2番組を5月よりSpotify、Amazon Music、Apple Podcast等、各オーディオストリーミングサービスで順次配信します

2024年3月にサービスを開始した集英社の音声レーベル「shueisha vox」。好評配信中の、ラッパーでクリエイティブディレクターのTaiTan(タイタン)氏の『流通空論』、女優の齋藤明里、著述家・書評家の永田希、書評家の渡辺祐真(スケザネ)各氏の『これって教養ですか?』に続き、2本の番組を開始します。
★三宅香帆氏、初のひとり語りによる『視点倉庫』5月1日(木)より毎週木曜日朝5時配信中!★
文芸評論家・三宅香帆氏による、初の「ひとり語り番組」は、「今、しゃべりたいこと」で作りあげていく声の週刊誌です。
(C)OJIYU/集英社

2024年の新書ノンフィクション年間ベストセラーランキング1位(トーハン、日販、オリコン調べ)に輝いた『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)や『「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』(ディスカヴァー携書)などのベストセラーで知られ、「日本人の読書離れ」「SNS時代の言語化」といったトピックスを社会に投げかけてきた文芸評論家の三宅香帆氏による「ひとり語り番組」がスタート。

三宅氏がいま視聴者と考えたい「視点」を、しゃべりを通して投げかけます。SNSやメディアとの付き合い方から、リアリティーショーを素直に楽しんでいいのか?というモヤモヤまで、あらゆるジャンルの話題を扱っていきます。
また毎月1組、三宅氏が視点を共有したいゲストをお呼びし、トークを繰り広げます。
最初のゲストは哲学者でQuizKnockの運営会社baton inc.で事業開発を手掛ける田村正資氏。登録者数250万人のYouTubeチャンネルに携わる一方、メルロ=ポンティの研究者として書籍を刊行しエッセイや批評の分野でも活躍する田村氏と、「どうしたら働きながら哲学できるのか?」をテーマに2回にわたって語り合います。
アートワークは金原ひとみ氏の『ナチュラルボーンチキン』(河出書房新社)などの装画で知られるアーティスト・イラストレーターのOJIYU氏が手がけます。

■制作■
出演:三宅香帆/プロデューサー:吉田隆之介(集英社)・山口大地(十六小節)/ディレクター:新井裕介/構成:山田凜太郎(十六小節)/アートワーク:OJIYU/制作・配信:集英社
<プロフィール>三宅香帆(みやけ・かほ)/ 文芸評論家。1994年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程修了(専門は萬葉集)。累計発行部数30万部突破のベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』は、新書ノンフィクションベストセラーランキング1位(日販・トーハン・オリコン)を獲得したほか、「新書大賞2025」「第2回書店員が選ぶノンフィクション大賞」「ビジネス書グランプリ2025リベラルアーツ部門賞」を受賞した。そのほかの著作に『「好き」を言語化する技術』『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』『人生を狂わす名著50』など多数。
◆◆三宅香帆氏コメント◆◆
「こんにちは! 文芸評論家の三宅香帆です。

文芸評論家、というけったいな仕事をしているのですが、”本とラジオは不思議だな”と思うことがあります。というのも、たくさんの他人の声がテレビから動画から、どこからでも聴こえてくる現代。そのなかで”30分たったひとりの言葉を読み続ける/聴き続ける”時間なんて、本とラジオのほかにあるでしょうか?

私は本が好きなのですが、ひとりの作家がひとりで書いているところが好きなんですね。アニメやドラマや映画も好きですが、それらは基本協業でつくりあげられている。だけど本や漫画は基本的にひとりがひとりでつくりあげている、そこが好きなんですよねえ。ひとりでねちねち思考して試行錯誤して創作されたものの粘っこさを、私は愛しているのです。

Podcastやラジオも同じですね。基本的にひとりでしゃべり、ゲストや相方がいる人はふたりでしゃべり、最小単位で思想を垂れ流す場。ひとりが勝手に喋りまくる場。このような場所が現代に残っていることのよろこびを感じつつ、他の場で喋ってもあまり通じなさそうな話を、ネットの倉庫にアーカイブしていきます!

たまには倉庫でぼんやりしてってください」




★「オモコロ」編集長・原宿氏、『原宿の今じゃない企画室』5月21日(水)より毎週水曜日朝5時配信!★
「違う、今じゃない。とはいえ話したいよね」──「今じゃない」話題やトピックを拾い上げ、再考し、磨いて、「企画」にする長考系カルチャー番組。
(C)ヨシタケシンスケ/集英社

ウェブメディア「オモコロ」の編集長で、チャンネル登録者44万人を超えるYouTubeチャンネル「オモコロチャンネル」のメンバーとしても知られる原宿氏が、集英社の一角に突如できた企画室の室長に就任!?

『原宿の今じゃない企画室』は、世の中に取り残された「もう遅い」や「まだ早い」といった“今じゃない”話題やトピックを拾い上げ、再考し、磨いて、「企画」にする、長考系カルチャートーク番組です。

今さらすぎるトピックや、早すぎて誰にも刺さらなそうなアイデア、そして語るタイミングを完全に間違えたテーマなどを、原宿室長とその時々に企画室に集まるゲストたちがこねくり回します。その先にあるのは…。

「今じゃない」を様々な角度から、そしてPodcastならではの時間の制約がない尺感でじっくり長考していきます。初回ゲストには、アーティストのこっちのけんと氏が登場。「はいよろこんで」の大ヒットで2024年の顔となったこっちのけんと氏に、音楽活動については一切聞かず、「あっち」とは何かという素朴な問いだけで話を展開します。前後編にわたって「あっち」という言葉をこねくり回した先に、たどり着いた答えとは…?
メインビジュアルは、絵本『りんごかもしれない』『おしっこちょっぴりもれたろう』『おしごとそうだんセンター』など数々のヒット作を生み出し、『ヨシタケシンスケ展かもしれない たっぷり増量タイプ』が絶賛開催中の絵本作家・ヨシタケシンスケ氏が担当しました。

■制作■
出演・構成:原宿(オモコロ編集長)/ビジュアル:ヨシタケシンスケ/ディレクター:高橋ナオコ/アシスタントディレクター:山田凜太郎(十六小節)/プロデューサー: 小山田悠哉(集英社)/制作・配信:集英社


◆◆原宿氏コメント◆◆
「このたび『今じゃない企画室』の室長に就任いたしました原宿です。自分で勝手に言っているだけの組織って、すぐに“長”に登り詰めることができるので良いですね。

とはいえ責任、そして危機感を感じています。この前、篠原涼子 with t.komuroの『恋しさと せつなさと 心強さと』という曲の『心強さと』に続く部分にあるものって何なんだろうね? 実はものすごく大事なものがここにあるんじゃない? という話を友人としていた時、“令和の今にする話じゃないだろ”と言われたことが心に残っていて。
”確かにそうだな”と思った部分もあったんですけど、そうなってくると今じゃない話、今する必要のない話、今しなくてもいい話ってどこですればいいんだろう?と。

日々配信される動画や音声コンテンツ、ソーシャルメディアでは”今”の話ばかりが濁流のように流れていくけど、みんなそんなに”今”が知りたいんだろうか。実は今する必要のない話をしてみたら、濁流に乗らないもの、そこからこぼれ落ちたものを掬えたりして、結構面白いじゃん! ってことはないのかなと思い、企画室を立ち上げました。

”今”の圧ととことん戦っていきます!」
<プロフィール>原宿(はらじゅく)/1981年生まれ、神奈川県出身。中学生の頃からインターネットの面白さにのめり込み、90年代後半のテキストサイトブームを経験。お笑い系Webメディア「オモコロ」の編集長に2012年より就任し、2019年からはオモコロチャンネルのレギュラーメンバーとして、それほどためにならない記事や動画をネット上で発信し続けている。1児の父。
「shueisha vox」について
集英社創業100周年記念プロジェクトの一環として考案された企画です。
「良質な学び」の入り口になるような動画、音声オリジナルコンテンツ制作のプロジェクトとして立ち上げられました。
2024年3月にはラッパーでクリエイティブディレクターのTaiTan(タイタン)氏をパーソナリティに迎えた『流通空論』と、女優の齋藤明里、著述家・書評家の永田希、書評家の渡辺祐真(スケザネ)の各氏をパーソナリティに迎えた『これって教養ですか?』の2番組を配信。『流通空論』は第6回 JAPAN PODCAST AWARDS」でパーソナリティ賞優秀賞を受賞。『これって教養ですか?』はApple Podcastの「本」カテゴリで1位を獲得しました。
ラテン語で「声」を意味する「vox」という名前の通り、次の100年に繋がるような声を届けていくことを目的としています。
なお「shueisha vox」のロゴは、『進撃の巨人』などのロゴデザインで知られるデザイナーの下山隆氏(Red Rooster)が制作しました。

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